2007年8月 1日
8月の祈り
8月に入りました。
時候の挨拶としては、『残暑お見舞い申し上げます』 なのですが、
気象庁は今日ようやく、
関東甲信越地方が「梅雨明けしたとみられる」との発表。
-何かさえない夏の到来ですね。
四季の変化が美しいと言われる日本で、
ここ数年、というか年々、季節がその季節らしくなくなり、
農家も「過去の経験でやれなくなっている」と嘆くことが多くなっています。
どうか、夏らしい夏であってほしいものです。
梅雨明けから約1ヶ月は、太陽の光輝く、言わば日本の乾期。
稲(米)も一気に成熟期へと進みます。
稲ではこの時期、晴天だと、一日で1haあたり約100kgの体をつくるそうです。
約170kgの二酸化炭素が、大気から作物に吸収される計算になるとか。
CO2削減にもっとも貢献するのは、健全な自然のバランス、ということでしょうか。
関東以北の水稲も、今のところすこぶる順調の様子。
でもこういう時はかえって不安になったりもします。
切ない'収穫の秋'にならないことを祈りたい。
2007年8月1日、梅雨明けの日の感想でした。