2007年9月11日

台風9号(続報)

 

台風9号の影響については、8日に速報(?)的に書いたが、

月曜日になって、産地担当が各地の被害状況をまとめてくる。

 

長野から北海道まで

稲(米)は大丈夫なようだが、

やはり野菜と果物に色々な被害が出ている。

 

ピーマンやオクラが倒れたり、ハウスが破れたり、レタスやキャベツは風雨に叩かれ、

人参などあちこちで畑が水に埋まったところもある。

果物も、りんご・梨・ぶどうなどで落果の報告。特に洋ナシがひどい。

 

いずれも、これからの病気の発生や傷痕などの品質が心配される。

 

前にも書いたけど、果樹など年一作の作物は、

一年の先行投資分を収穫で取り戻さなければならない。

「梨が1トンほど落果」

「樹に残っていた早生りんごの半分が出荷不能」

「ラ・フランスのひどいところは70%の収穫減」

・・・・・といった報告を聞くのは実にせつないものがある。

 

それでも生産者はおしなべて

「それほどでもない」 とか 「意外と(被害は)少なかった」 と言う。

力強いものだと思う。

 

しかし実際は 'それほどでもなくはなかった' という現実も運ばれてくる。

流通の悩みはこれからである。

 

会員の方々には、来週、被害状況をまとめた号外が配布されます。

ぜひご確認いただき、届いたりんごやレタスに 「よう頑張った」 のひと声でも

かけていただけたら、嬉しいです。

 




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