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2007年10月07日

海と暮らすまちに-「船橋 港まつり」

JR船橋駅から南に歩くこと約20分。
繁華街の空気が、京葉道路のガードを潜ったあたりから一変して、
港町の風情になる。
静かな住宅街を抜け、堤防から中に一歩足を踏み入れば、
埠頭には立派な漁船が並ぶ、今も活気を失わない船橋漁港である。

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港のさらに南側に湾岸道路、そしてショッピングセンター「ららぽーと」が見えるのが
不思議な感じだが、逆にこの風景が
「どっこい、東京湾の漁師は生きてるぜ」 という特別な印象を与える。

その港で、市民にもっと海や魚に親しんでもらおうと、
昨日(10/6)、『船橋 港まつり』 が開かれた。

やってくる人々。

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地産地消の市が開かれ、
自慢の漁師汁に海鮮カレー、鯖の塩焼きなどが振る舞われている。
三番瀬の海苔も手に入る。

今日は家族で、漁師たちと一緒に港を眺めながら食事を楽しむ日。

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大地は、短角牛の牛丼で応援参加。
牛肉はさすがに地元産ではないけど、精神は地産地消そのもの。純国産牛丼だ。

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三番瀬の海苔やアサリを、佃煮で支援する遠忠食品さんも出品。

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清酒「種蒔人」の蔵元、大和川酒造店さんも祝い酒を届けてくれている。

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クジラの屋台に誘われる。

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クジラを串焼きで食べる機会はそうない。 いや、旨い!ホントに。

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クジラはたしかに日本の食文化としてあった。
クジラは増えてきているとも言われているし、
増え過ぎると食物連鎖のバランスが崩れるわけだから、
クジラだけ守るというのは、あまり賢いことではない。

しかし、正論だけで捕鯨が再開されるほど甘くはないようだ。
問題は、日本が信頼されてないからじゃないか、と思う。

日本人は獲る技術を持っている。
許すとまた根こそぎやるかもしれない、油断ならない国。
規制しておくのが妥当だ。
-そんな指摘を聞かされたことがある。

いつか、調査捕鯨のお下がりじゃなく、胸を張ってクジラを食いたいものだ。
世界から信頼される国になって。
その時は、みんなで網焼きパーティといきたいね。


ことさら環境や三番瀬保全を主張したりするわけでもなく、
ただただ海と魚に親しんでもらう。
漁師らしいまつりである。

港にはやっぱり、ジャズがいいね。

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クルーザーでの「三番瀬ヨット体験」という案内がチラシにあったけど、
どこでやってんの?
-開会前から行列ができて、もう終了したよ、とのこと。残念!

カモメも今日は楽しんでくれたか? いや、うるさかっただけか。

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三番瀬に一度行ってみようか、という方は、
10月28日(日)、「三番瀬クリーン・アップ大作戦!」 にどうぞ。
我々は、今年2回目のアオサの回収と干潟の生き物観察会で参加します。
場所は、ふなばし三番瀬海浜公園、です。 (←太字をクリックすると、公園の案内が出ます。)