2008年1月 2日

謹賀新年

 

皆様 あけまして おめでとうございます。

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初詣に行ってきました。

地元・飯能(埼玉県です) の山の上にある 「天王山 竹寺」 というお寺。

正式の名は、「医王山 薬寿院 八王寺」。

 

天安元年(857年)、慈覚大師が開いたとされる古刹です。

天台宗3代座主・円仁ですね。

 

上の写真は、ここの名物・茅の輪。

心身の清浄、無病息災を祈願して、くぐります。

標高490mに立つ本殿。

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9年前に焼失したものの、飯能市民はじめ多くの方の寄進もあって、

4年後に再建されました。


本尊は 「牛頭(ごず) 天王」。

インド祇園精舎の守護神で、なおかつスサノオと同体ともいわれる、恐るべきお方。

なんか無茶な設定のような気もするが...とにかく

病難消除、除災招福、出世開運の「天王さま」であられるのです。

 

境内に立つ 「牛頭天王」 のブロンズ像。

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中国人民有志から寄贈されたもの、とか。


たしかに牛の角がある。斧なんか持っちゃって、コワいですね。

 

本殿の中で護摩祈祷が行なわれている様子を窓越しに覗きながら、

賽銭を捧げ、今年一年の家族の健康と、仕事での目標達成を祈願。

 

今年の目標-

「新しい道を一本、何としても切り拓きたいのです。牛頭さま、どうかお力を」

 

あわせて、瑠璃殿という本地堂で、「薬師如来さま」にも祈願。

 

竹で作られた鳥居をくぐり、山道の別な石段を登ると、「医王稲荷」がある。

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押し合い圧し合いしている狐軍団さまにも、お頼みする。

 

弁天さまにも、観音さまにも、祈願。

 

そうなんです。

ここは、明治維新の神仏分離の難を免れた、

東日本で唯一の神仏習合の姿をとどめるお寺さんなんです。

 

しかし、こんなに欲張ってお願いしていいのか?

いいんですよね。ここでは。

本殿からさらに山道を登ると、頂上に鐘楼殿がある。

鐘を撞いて、拝む。

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ここからの眺めが、まことに良い、のです。

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奥武蔵の山並みの向こうに、都心が一望に見渡せる。

左手には筑波山も見える。

今年も一丁やったろうか、という気分になる。

下りてきて、甘酒をいただく。

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ご馳走さまでした。あったまりました。

フィリピンに落とされた爆弾を鋳り直してつくられた鐘。

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平和も祈る。

竹寺には、竹の道。

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境内のあちこちに句碑があり、また句を詠んだ短冊が木々に飾られている。

ここは俳句寺でもあるのです。

 

   竹寺の竹の時雨に合ひ申す

   竹寺は薬師の浄土風光る

 

では、皆様にとっても、良い一年となりますよう。

本年も、どうぞよろしくお願いします。

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