2008年4月 5日

春だよ。 再開しよう。

 

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幕張の桜も満開だ。

春だよ。

ぐちゃぐちゃ言ってないで、再開しよう。

 

もうちょっと落ち着いてから、なんて考えてたけど、

身に余るようなコメント (てんさん、ありがとうございました) に加え、

周囲からも 「続けるんだよね」 「再開はいつ?」 といった声をかけてもらったりして、

その気になってきたところに、

懐かしい奴からのコメントが飛び込んできた。


たいへんそうですね。でも、それは世の中における大地の存在が、日々大きくな
っている証ではないでしょうか。でも、過労死はしないでくださいね。実は今日、
有機認証の監査があり、「安全はしんど~い」を実感した1日でした。
言ってみれば、有機認証は性悪説を前提にした制度、大地は性善説を前提にした
制度といったところでしょうか?どっちが楽しく農業できるか、わかりますよね。
それでは、再開を楽しみにしています。

 

80年代の元大地職員。一緒に配送員時代を過ごした "まっちゃん" 、松田博久からだ。

立教大学を出て大地に入ってきた頃は、静岡の実家に戻るかどうか

迷っていたフシもあったように記憶しているが・・・いや、迷ってはいなかったか。

でも 「無農薬では、お茶はゼッタイ作れん」 とか言ってたよね。

それがいまや立派な、有機栽培によるお茶の生産者である。

勉強もしたんだろう。 そして今年も認証を更新したんだね。 お疲れ様。

 

生産者の努力が報われる社会を築きたい。

そして、つくる人と食べる人が信頼でつながることが、

食の安全と暮らし・環境を守る道筋であることを、僕は疑ってない。

世の中すべてがそうなることは難しいかもしれないけど、

そのモデルづくりに邁進してきたなかで、だいぶ変わってきたという実感はある。

どこまでいけるか分からないが、

やれるだけのことはやって、次につなげたいと思っている。

まっちゃん、ありがとう。 俺も弱音吐いてないで頑張ってみよう。

 

ところで、まっちゃん。

「有機認証が性悪説」 というのは、ある意味で仕方がないことかもね。

監査というのは、規格違反や隠し事がないことを確認する作業だから。

検査員だって本当は、生産者を支援したいと思ってやっているんだけど、

監査にミスや手抜きがあっては、認証を取っているみんなの信用に影響する、

そんな緊張感もあるんだ。

根掘り葉掘り聞かれて、ウンザリしたことだろう。

「こいつは、俺をずっと疑ってかかってきている」 なんて思うんだよね。

でも、それに耐えて誠実に対応したことで、君の栽培と管理の確かさが認められたんだ。

これはこれで勲章だ。 おめでとう。

 

 "性善説と性悪説" については、実は僕にも、考えさせられた出来事が、つい最近あった。

その話を次にしたいと思う。

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こいつは、ヒヨドリでしょうか。

小鳥も春の気分で嬉しそうだ。

 



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