2008年9月20日
底なしの汚染米
いったいどこまで落ちていってしまうのか......底なし沼の汚染米問題。
「農水省に責任はない」 とか開き直っているうちに、
とうとう仲介業者の経営者に自殺者が出て、
コンビニおにぎりが10万個、学校給食45万食......もはや言葉が見つからず、
何も書けずに嘆息ばかりしてたら、何と!大臣&次官の同時辞任ときた。
一週間前に、この大臣には退陣願いたい、と書いたけど、
今度は、ホンマに辞めてどないすんねん! の心境である。
もう一度書くけど、
「私の責任にかけて、問題を切開し、徹底的に改善措置をとる」
と、どうして言えないのだろうか。
これじゃ、敵前ならぬ国民からの逃亡ではないか。
就任したのはつい先月のこと。
「私を選んだのは正解です」 と胸を張ったのは、あんたですよね。
こうなったら言い放ちついでに、
どうせならその胸のバッジも外すべきじゃないか、くらいは言わせてもらおうか。
その間にも、米国産豚肉に中国産松茸と、国産に化けていた話が
ちっちゃく報道されてたり、かたやウナギ業界にも自殺者が出たり、
報道の裏で相当な数の食品会社が潰れていってるんじゃないか、
なんて考えこんでしまう。
・・・・・・・・・・だめだ。 何も書けない。 頭の中が、まだ整理できないでいる。
「劇場政治」 の舞台裏は、堕落と絶望で渦巻いているようだ。
現実が信じ難いものである一方、
偽善と妄想はいちばんしっかりした真実として重視される。
( ヘンリー・ソロー 『WALDEN:森の生活』/真崎義博訳 より)
一世紀半も前の言葉である。