2009年7月18日
『雪の大地』 復活劇を始めようと思う。
今日は静岡・掛川の 「つま恋」 で開催されている一大イベント
『 ap bank fes '09 』 に、今年こそ参加する手筈だったのに、
なぜか出社して仕事に追われている始末。
せっかくの招待状も台無しにしてしまった。
3月にやったワークショップでご一緒した皆さん、すみません。
このところ、日記も書けないでいた。
忙しい、忙しい、貧乏暇なし、は若い時からの口癖だけれども、
ホンモノの忙しさというのは、どうやら周期的にやってくるように思うな。
あとで振り返れば、なんであんな程度で忙しいなんて言ってたんだろう、
とか思ったりするし、要するにこの周期というのは、単純な仕事量の問題でなく、
自分の能力にとっての今の壁の、胸突き八丁に来てるってことなんじゃないか。
やっぱ山登りの縦走のようなものですね、人生は。
しかも、こういう時に限って複数の難題が同時に押し寄せてきたりするから、
不思議なものです。
いま進行中の難題については、ここではまだお話しできませんが、
この4月から受け持つことになった外販 (卸し) で、
これまで経験したことのない新規営業に挑戦しているのです。
しかも複数、しかも同時に佳境に入った、みたいな。
いつか自慢げに報告できるよう、このプレッシャーに挑んでいこうと思うのであります。
運動はハッタリではないのである! と言えるように。
そしてそんな間にも、管理者としてのデリケートなお勤めも逐次発生して・・・・
いや、これはやめておこう。 情けない愚痴になるので。
さてここで、書けなかったネタの中から、この間のトピックをひとつ。
7月8日(水)の夜、六本木で提携米研究会の会議があって、
そのあと残った十数人で、
庄内協同ファーム・斉藤健一さんを偲ぶ一周忌の会を開きました。
健一さんと一緒につくった純米酒 「雪の大地」 の最後のストックを空けながら-
思い出を語り始めては、つらくなる。
でも彼を抜きには、飲めない。
「健一がそこにいて、ニコニコしながら飲んでいる」
なんて、誰かが言う。 泣かすなよ、こら! なんて言いながら、飲む。
自他ともに認める健一さんの弟子、佐藤和則と語る。
斉藤健一が、農の魂を表現したいと思って作った酒・・・・
-復活させたいな、「雪の大地」 を。 このまま終焉じゃ申し訳が立たない。
-俺はもう、そのつもりで米作ってっから! エビさん、ゼッタイやってよ!
彼の弟子が、俺を睨んで決意をうながすようになった。
引くわけにはいかない。
「雪の大地」 第二幕を、始めようと思う。
健一さんがホントにニヤニヤしながら脇にいてくれてたんなら、嬉しい。
でもオレ、今ちょっと忙しいんで、ちょっと待っててね、健ちゃん。