2009年8月 9日

川里賢太郎を祝う

 

川里賢太郎。

東京都下は武蔵野台地の一角、小平市というベッドタウン地帯で、

葉物を中心に栽培する都市農家。

まだ30代半ばの、次世代を担う農業後継者の一人である。

親父さんの弘さんは東京有機のメンバーで、大地とは古くからの付き合いだ。

そのケンタローくんが今年の2月28日、大地を守る東京集会の日に挙式した。

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そこでだいぶ日にちが経ってしまったが、恥ずかしがって固持するご両人を説き伏せて、

遅まきながら大地職員で一席用意することになった。

昨夜、賢太郎を知る関係者が吉祥寺に集まる。

残念ながらお連れ合いの久美子さんは体調が悪くて来れなかったのだが

(「もしや・・」 とオッサンどもはすぐに別なことを考えるのだが、「それは、ないです」 )、

ま、それは仕方ないこととして、

こじんまりと、ゆるーい感じで談笑しながら、結婚を祝う。

 


実はケンタローくん、

農大を卒業した後、少しは社会勉強をしてから農業に就きたいと考えて、

縁あって大地を守る会の配送代理店に就職した。

宅配の配送員を勤めること2年。 けっこう会員さんからも人気があった。

バレンタインのチョコを貰ったり、「ホント、会員さんにはよくしてもらいました」。

退社するときにお礼の手紙を貰った感激は今も忘れないという。

好青年を絵に描いたような男。

 

みんなで色紙にメッセージを寄せて、順番にお祝いの言葉を述べる。

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立って喋っているのは広報室の大野由紀恵。

最近マスコミから近郊農家の取材依頼があると、

川里賢太郎の名前を挙げることが多い -ように思うのは、私だけだろうか。

もしや、ケンタロー結婚に、深くショックを受けた女性の一人か・・・・・

e09080908.JPG (大野が脇にくっつきすぎるのでカット)

 

さて、久美子さんは都下・秋川の方の出身で、和菓子屋さんの娘さんだとか。

結婚式の写真を見て、 「辺見えみりに似てる」 と誰かが言った。

笑顔の可愛い、快活な感じのお嬢さんだ。

まだ畑仕事はしてないけど、袋詰めとか出荷の手伝いをしてくれるので助かっている。

「彼女のことだから、いずれ畑に出ると言ってくれると思ってます。」

お父さんの弘さんも本当に喜んでいるらしく、家庭も賑やかになったようだ。

よかった、よかった。

 

東京有機の代表、阪本啓一さん。

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こちらはますますオヤジの吉五郎さんに似てきて、

すっかり貫禄がついている。

 

二人のために用意したささやかなケーキ。 

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しょうがないから賢太郎一人で消してもらう。

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おめでとう、賢太郎!

シアワセ一杯の家庭を築いて、ますますいい野菜が届くことを期待しております。

では賢太郎様よりひと言-

「 大地さん。 どうか配送員を大事にしてやってください。 」

くぅ、泣けてくるねー。

 

では、みんなからのお祝いは何がいい?

-扇風機をください。

 

ということで幹事の町田君が扇風機を買いに行くことになりました。

時節柄です、急ぐように。 

 

最後に、この場を提供いただいた吉祥寺のお店、『 Loft Dining 具u 』。

群馬県倉渕村 (現:高崎市) に入植した元職員、

和田裕之・岡佳子夫妻の野菜を取り寄せて、使ってくれている。

店長のさんとーさん。

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フレッシュな野菜中心の料理、美味しかったです。 ご馳走様でした。

つい、くつろいでしまいました。

またお邪魔させていただきます。

 



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