2010年9月 3日

猛暑のなか、「銀座三越」 リニュアル・オープン迫る...

 

昨日お詫びした 「田んぼスケープ」 のバグは解消できました。

いつも投稿してくれる田んぼレポーターさん、引き続きヨロシクです。

 

それにしてもこの猛暑はとどまるところを知らない。

天気予報では9月中旬まで続くだろうと言っている。

1日には、気象庁の観測点921カ所中242カ所で、9月の最高気温を記録した。

東京都心では35.9度まで上がったらしい。 異常だよ、ホント。

昨日は 「統計を取り始めた1898年以来、最高」 と書いたけど、

これは明治31年から113年間の話であって、

考えてみれば、それ以前にもこんな年がそうそうあったとも思えず、

先史時代はともかくとして、有史以降いったい何番目になるだろうか、

とか想像力をかき立てられたりする。

なんたってIPCC (気候変動に関する政府間パネル) が温暖化の根拠にした数字は

「平均気温が100年間で0.74度上昇した」 だからね。

平年より1.64度高かった、北海道では豪雨が頻発した、記憶にとどめておきたい年だ。

 

温暖化の進行は気象災害も大きくする。

パキスタンの洪水被害に対する人道支援はいいけど、

いまカスリーン台風(1947年9月) 並みの台風がやってきたら

東京は水没するとまで言われている足元の現状に、

どれほどの人が危機感を抱いているのか、と思ったりする。

東京は水害に対してとても脆弱な都市になってしまっているのだ。

温暖化とともにその危機はいつ来てもおかしくない段階に至っている。

もちろん専門家たちは温暖化防止だけでなく、

「早急に都市をデザインし直さなければならない」 と叫んでいるのだけれども、

たとえ薄々と分かっていてもクーラーとギンギンに冷やしたビールに走ってしまう我々は、

なかなかに 「小さな加担者」 から抜け出せない。

「私たちは今、持続不能に至る道を急ぎ足で歩いている」 (ジャレド・ダイヤモンド 『文明崩壊』 ) 

のも感じつつ。。。

 

とかなんとか御託を述べながらも、問題は目の前の仕事である。

傘がない、じゃなかった、「野菜がない!」

あっても、猛暑の影響を受けたものも多い。

そこにさらにムチを打つかのように迫ってきているのが、

(いかにも唐突ですが) 9月11日の 銀座三越 の新装オープン!である。

大地を守る会では、ここの地下2階にデリカ (惣菜) ショップを、

そして地下3階に青果物売り場を出店させることになっている。

開店まで1週間となって、仕入担当者たちの苦悶が続いている。

 

僕も昨日はその体制準備で六本木に出向いたのだが、最後は結局

「生ビールでも飲んで帰るか」 「そうすっか」 となったのだった。

そんなわけで、朝の決意表明も、夕には猛暑と生ビールの一語であっけなく敗北宣言

と相成った次第。

菅さんも小沢さんも、朝令暮改はいけませんぞ。 反省しろ、反省!

 

しかしダラダラと延ばしてきて、もう待ったなしとなったネタを一本

残してしまっているので、ミツバチの前にこちらを挿入させていただきたい。

映画 『 祝(ほうり) の島 』 と祝島の話を。

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明日には必ず。

 




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