2010年12月28日
それでも、世界一の米をつくるんだ!-新春講演会のご案内
慌ただしかった2010年もいよいよ " ゆく年 " となってきて、
社内でも、今日で上がり、というシアワセな連中が整理を急いでいる。
そんな落ち着かない空気をよそに、いっこうに片づかない我が机に陣取り、
溜まった宿題を必死でやっつけている我が身の憐れなこと。
誰もかまってくれないし。 とほほ。
年内に書いておきたかった話もいくつか残っているんだけれど、
ここはもう諦めて、専門委員会 「米プロジェクト21」 から、
新春の講演会のご案内を一本、アップさせていただきます。
《新春緊急講演会》
『 危機に備える 「俺たちの食糧安保」
それでも、世界一うまい米を作る! 』
◆ 日 時: 2011年1月15日(土) 10:00~12:00
◆ 場 所: 日本赤十字看護大学203講義室
(渋谷区広尾4-1-3)
地下鉄日比谷線広尾駅3番出口より、徒歩15分
地図はこちら → http://www.redcross.ac.jp/info/access.html
◆ 講 師: 稲田稲作研究会(福島県喜多方市)代表 伊藤俊彦氏
◆ゲスト : フリージャーナリスト 奥野修司氏
◆参加費: 大人=500円, 学生以下=無料
講師は、「大地を守る会の備蓄米」 の生産団体 「稲田稲作研究会」 の伊藤俊彦さん。
本ブログでも 「備蓄米収穫祭」 や 「はたまるプロジェクト」 などで
何度も登場いただいている方。
今年の米づくりは本当にきつかった。
それでもずっと言い続けてきた 「再現性のある米づくり」(毎年同じ品質を維持する、の意)
を、今年も胸張って言えるようにしたいと皆んなで頑張った。
いっぽう世間では哀しいかな、米の値段がどんどん下がっている。
皮肉なことに、戸別所得補償制度が米価下落にひと役買ったとも言われている。
この制度は農家を救うのだろうか。
はたまた突然降ってきたかのような TPP (環太平洋経済連携協定) 。
農業を崩壊させてしまうとまで叫ばれているけど、どうなっちゃうんだろう。
この国の 「食」 と 「農」 は、どこへ向かっているのか。
いろんな不安や疑問をお持ちの方も多いことかと思う。
ここで明快な一発回答は出せないかもしれないけれど、
とにかく、生産者と消費者でしっかりと話し合う場が必要だ。
そんな思いで企画しました。
考えたタイトルが、、、これしかなかった。
伊藤俊彦のたたかいをまとめた 奥野修司さん の著書名である。
「 それでも、世界一うまい米を作る 」。
伊藤さんが農協の営農指導員だった頃からの孤軍奮闘の軌跡。
1993年の米パニックを経て、農協を離れ、仲間たちとジェイラップを立ち上げる。
どんな時代になっても " 米をつくり続けるために "
伊藤俊彦は前へ前へと突き進んでいく。
大地を守る会の戎谷某なる男が所々で登場してはコメントをはさんでいる。
どうせだったら龍馬伝の岩崎弥太郎のように振る舞うんだったな。
「あいつはァ、あんな~に大事にしちょった桃の木を、いとも簡単に伐らせたがぜよ!」
出版されてもう2年近くなろうとしているが、
このタイトルは、今にこそふさわしくないだろうか。
いやそうじゃない。 危機の状況はずっと前から続いてきたことなのだ。
そこで奥野さんにもご登場願うことにした。
第1部は、伊藤俊彦さんの講演。
第2部は、奥野修司さんも交えてのトーク・セッション (司会=戎谷)。
そして参加者との質疑&意見交換。
この国の農業の未来を、語り合いましょう。
いやここは、ニッポンを 語り合うがぜよ~!
おそらく2時間では終わらないだろうとの確信的予測です。
大地を守る会の会員でなくても、どなたでもご参加いただけます。
(ただし保育は用意していませんのでご了承ください。)
受付で 「エビちゃんブログを見た」 と言っていただければ、OKです。
どうぞ 奮ってご参加ください!
★ なお、広尾駅から会場までは、坂道もあり、けっこうな距離感があります。
また日本赤十字医療センターの入口から看護大学までも多少歩きます。
余裕を持ってお越しください。
JR渋谷駅あるいは恵比寿駅からバスも出ています。
こちらだと 「日本赤十字医療センター」 の入口に着くようです。