2011年6月23日
久しぶりに 「田んぼスケープ」 について
神奈川県で田んぼをフィールドにコミュニティ活動を運営している方から、
「田んぼスケープ」 に投稿しているのだが、なぜかアップされない、
という連絡を頂戴しました。
他では特に問題なくアップできているようなので、
原因はよく分からないのですが、考えられることとして、
もしかしたら、 Y さん、パソコンから投稿されてないでしょうか。
田んぼスケープ は、まだ携帯電話からしか投稿できません。
ケータイで送られていて、仮に入力ルール
(件名は当地の郵便番号とか、本文一行目はニックネーム、とか)
を誤った場合は、「再投稿お願い」 のメールが返信されますので、
原因は分かるようになってます。
ここで内輪話を披露すると、
全国各地を回っては投稿してくれている 「田んぼレポーター」 氏は、
情けないことに(笑)、ご自身のケータイから投稿することができなくて、
デジカメで撮っては、僕宛てにメールで送ってこられます。
僕はそれを自分のケータイに転送して、
そこから 「田んぼスケープ」 サイトに投稿しているのです。
有り難いことですが、忙しいと投稿が数日遅れたりします。
ついでに内部事情を明かしますと、このサイトは、
本ブログで何度も登場している竹村真一さんが主宰する ELP と
大地を守る会の共同運営という形をとっています。
ただ制作されたのはELPさんなので、実際のシステム管理や改善は、
すべてELPさんにお任せしている、というのが実情です。
こちらは、いろいろと勝手な要望を出したりしながら運用しております。
竹村真一さん。 京都造形芸術大学教授で、専門は文化人類学。
丸の内の 「地球大学」 などで、以前より日本の 「安全神話」 の脆弱さを指摘され、
" ロバスト(強健) でエレガントな社会 " 設計を提案し続けてきた方ですが、
震災は、彼の背中を、さらに真価を発揮する舞台へと押したようです。
彼は今、政府の復興構想会議の検討部会委員として頑張っています。
きっと忙しい日々を送っているのだろうと、
こちらから連絡を取るのは控えているのですが、
それでも時折メールが入ってきては、
福島の被災者の力になりたい、できることはないか、
これまでずっとおいしい食を提供し続けてくれた方々に何かお礼をしたい、
と言ってくれます。
そして、田んぼスケープというツールをもっと活用したいのだが、とも。
(去年の夏、新潟・魚沼で開催した米の生産者会議で講演された時の様子)
まったく同感ではあるのですが、こちらもなかなか手が回らず、
かねてよりの宿題である、
PCからの投稿と、双方向のコミュニケーションを可能にする仕組み、
もまだ実現できないでいます。
でもね、まてよ・・・・・
いまのシステムの範囲であっても、やれないことはないかも。
田んぼやお米をこよなく愛する人たちそれぞれがそれぞれの思いやメッセージを、
いま目の前にある風景と一緒に出し合ってみても、いいんじゃないか。
ひと粒のお米でもいい、弁当箱でもいい、ごはんを頬張る子どもの笑顔でもOK。
あるいは野山だって、台所だって、いいじゃないか。
田んぼ (日本の風景) やお米 (食) へのメッセージで日本列島を包み込んだら、
さて、どんな印象が迫ってくるだろうか。
ということで、ここはひとつ、
共鳴いただけた方の投稿をお願いしたいと思います。
携帯電話から、写メールで送ってください。
アドレスは、 t@tanbo-scape.jp
【件名】には、日本地図に表示させる場所の郵便番号7ケタの数字を。
【本文】一行目には、ニックネームを。
改行して2行目からつぶやき・メッセージを 100字以内で。
そして写真を添付して、送信。
うまくいったら、「投稿完了」の返信が届き、
すでに画面に表示されているはずです。
日本列島を、僕らのメッセージで包み込む。
仲間がいる、一人じゃないことを、確かめ合う・・・・・
今やいろんなコミュニケーション・ツールができているけど、
これはこれで、まだまだ潜在的な可能性を試してみたいです。
この前スマートフォンから送ろうとしましたが、携帯から送って下さいとエラーメッセ来ました…