2012年2月20日
あっという間の10日間
やれやれ・・・まったくブログに手が回らない状態でした。
もう立春、とか言ってたと思ったら、
すでに季節は 「雨水」(うすい。雪が解けだし草木が芽吹き始める頃) へと移ろっている。
実際はまだまだ寒いのだけど、どうも昔の人はきざしのようなもので季節を感じ取り、
気持ちを前に向かわせたのかもしれない、なんて思ったりして。
春が近づいている・・・・・
僕はどんな思いで今年の春を迎えることになるのだろうか。
報告したいことがいろいろと溜まっているのだけど、
事ここに至っては一つ一つ振り返る余裕もなく、
でもとりあえず(未練がましく)、この間の動きを駆け足で拾ってみると-
8日に宮城から帰ってきてエネシフ・ジャパンの勉強会に参加。
実はここで一番感激したことは、秘かなファンである冒険家・関野吉晴さん と
お会いできたことだった。
関野さんは現在、多摩美術大学で文化人類学を教えておられ、
この日は教え子と思しき若者を連れて聞きに来てくれた。 嬉しかったな~
10日(金)は、有機JAS認証機関であるアファス認証センターによる年次監査を受ける。
農産グループ長の任は解かれても、年に一回の事ゆえ、
引き継ぎもかねて立ち会うことにした (前半戦だけだったけど)。
この一年間の産地への内部監査業務は不充分なところがあって、少々ばつが悪い。
指摘されたことは認めざるを得ない。
でも腹の中は、" 今年はそれどころではなかったんすよ " が偽らざる本音である。
監査とは自分たちの仕事の検証であることを、後任の方々に知ってもらえばいい。
O山部長、監査をなめていると、いずれ痛い目にあうかもしれないので、
気をつけるように。
11日(土)~12日(日) は、
" これはオレの生きがい " と言ってはばからない 「大和川交流会」。
大地を守る会オリジナル純米酒 「種蒔人」(たねまきびと) の故郷、
会津・喜多方 「大和川酒造店」 での新酒完成を祝う、
誰が名づけたか " この世の天国ツアー " 、その第16回めの開催である。
今年もいい酒ができた (例年より少しソフトな感じか)。
しかも原料米の栽培にあたっては、苗までジェイラップ(稲田稲作研究会) で作り、
その苗を大和川酒造の自社田(大和川ファーム) に移して田植えをするという
産地リレーで乗り越えた。
「種蒔人」 の物語がまたひとつ生まれたことを、皆で喜び合ったのだった。
写真とかは改めてアップさせていただきたい。
続いて、ちょっと飛んで17日(金)、
「食品と放射能問題検討共同テーブル」による勉強会を実施。
お招きしたのは、元放射線医学総合研究所の白石久二雄さん。
こちらも詳細、後日。
翌18日(土)は、以前予告した朝日新聞のシンポジウム 「放射線と向き合う」
にパネラー参加する。
いつものように早口でとちりながら、忙しなく喋ってしまった。
反省しきりなのだが、何人かの方から好評やお褒めの言葉を頂戴して、
少し安堵しているところ。
これもレポートしたいところだけど、手が回らないかも・・・。
シンポの概要が29日付の朝刊に掲載されるようなので、もしよかったらご一読を。
そして今日、
食品における放射性物質に対する大地を守る会の 「自主基準」 を発表した。
(HPでのリリース参照 ⇒ http://www.daichi-m.co.jp/info/press/2012/02/1518110220.html
会員の皆様には来週配布いたします。)
内部被ばくについての明確な答えはなく、
放射性物質の動向も見定められない中での検討は、けっこうつらいものだった。
産地側からは厳しい反応も出ることかと思う。
覚悟してコミュニケーションに努めなければならない。
・・・・・とまあ、そんな流れで、あっという間の10日間でした。
溜まったレポートは書けるかどうか自信がないですが、
自主基準のほうはスルーさせて逃げるわけにはいかないので、
少しずつでも書き綴りたく思います。
仕事で、大和川交流会に参加できず 残念でした。皆さんの笑顔に せっせとお酒もお米も野菜も食べますと思いました。
お体に気をつけてください。