2012年5月 6日

すべての原発が止まった「子どもの日」

 

昨夜、2012年5月5日午後11時3分、泊(3号機) が止まりました。 

日本で稼働していた原発すべてが停止した、記念すべき 「子どもの日」 。

にくい計らいですね。。。てことはないか。

 

このまま再稼働がなければ、

二度とフクシマのような大惨事は起きないですむ(だろう)、、、日本では。

これ以上悪くなることはない、と思いたい。

しかし厖大な核廃棄物の管理は未来永劫にわたって続くわけで、

そのコストは子々孫々に負わせ続けなければならない。

ただひたすら厳重に隔離させるためのコスト。

不条理なことだと思う。。。

仮に一部再稼働させても、将来へのツケは増すばかりである。

いったい誰のための再稼働なのだろうか。

 

「電力不足」 で危機を煽る方々には、

「節電で乗り越えられるならOKですか?」 と問い直したい。

「乗り越えられるならいいですけど」 と答えるなら、提案がある。

全国の自動販売機を停止してはどうだろうか。

特に煙草の自販機は不要である。

利用者だって、ないものと思えば、少々の工夫で何とかなるだろう。

何とかしようぜ! コンビニだってあるんだからさ。

みんなで知恵と工夫を出し合い、また企業なら

次代に向けての技術革新・市場創出のチャンスと捉えるべきだ。

 

とにかく、廃炉に向けての道のりは、これからである。

福島第1原発の廃炉完了には、

僕には確かめることすらあやうい時間 (30年以上) が必要とされている。

せめて 「持続可能な社会」 の夜明けを見とどけ、確信をもって眠りたいものだ。

頑張らないとね。

「子どもの日」 がいつも希望の笑顔で輝いていられるように。

 

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加藤登紀子さんが提唱した 「緑の鯉のぼり」。

僕の机にも女子がさりげなく立ててくれて、眺めては自らを励ます。

 

未来に残したい財産は、ここにある。 

どこにでもある(あった、と言うべきか)、しかも美しい、日本の里山風景。

資源の宝庫、でもある。

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・・・・・という流れで、会津・堰さらいの報告へと進みたいのだけど、

昨日遅くに帰ってきて、今日は一日遅れの 「子どもの日」 の感慨に

どっぷり浸かってしまった。

レポートは明日に回して、あちこち張った筋肉と腰をさすりながら

このまま思いにふけることを、お許し願いたい。

 


 



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