2012年5月 2日

地球大学 Ver.3 - テーマは 「食」

 

先日予告した

『 大地を守る会の 放射能連続講座

  ~食品と放射能:毎日の安心のために~ 』 

第6回目の講師が決定しました。

(独)国立病院機構・北海道がんセンター院長、西尾正道さん。

専門家の間でも決着できないテーマ、「低線量内部被曝」 の問題を

解析していただきます。

日程は10月6日(土)、午後1時半~4時。

場所はこれから探します(都内を予定)。

 

もう一つの予告を。

久しぶりに竹村真一さん(京都造形芸術大学教授、文化人類学) から、

丸の内地球環境倶楽部 「地球大学アドバンス」 へのお呼びがかかりました。

 

『地球大学アドバンス』

地球環境の様々な問題や解決法についてトータルに学び、

21世紀の新たな地球観を提示するセミナー。

竹村さんがモデレーターとなって、毎回多彩なゲストを招いて行なわれる。

2006年、大手町ビルにあった大手町カフェで 「地球大学」 がスタートして7年。

2008年に新丸ビル 「エコッツェリア」 に移って、

その間開催されたセミナーは50回に到達した。

僕は2009年の10月、

『 日本の 「食」 をどうするか? 』 というテーマを与えられ、

主に水田という機能が持っているたくさんの価値についてお話しさせていただいた。

『地球大学講義録 -3.11後のソーシャルデザイン』 という本に収録されています。)

 

そして今年度の地球大学のテーマは、改めて 「食」 に焦点を当てたい、

というのが竹村さんの狙いである。

「食」 の後ろ側にある地球環境問題や日本の課題について掘り下げ、

解決に結びつける具体的なアクションの創出につなげたい。

「地球大学」 は言わば新たなバージョン3 として、

これまでのお勉強から実践へと進化させるための構想を描くものにしたい、と。

 

そこで去る4月16日、

「地球大学」 2012年度開校にあたってのキックオフ・ミーティングが開かれ、

30名ほどの関係者が呼ばれたのだった。

 


竹村さんから、いろんな視点での 「食と環境」 の課題と方向性が示され、

丸の内をいかにグリーンな街にするか (しなければならない)、

という視点に立って 「食のリデザイン」 を構想していきたいと、

例によって竹村ワールドのプレゼンテーションが進む。

その1回目として、まずはいま大丸有エリアで進み始めている 

" 食の共同調達 "  実験、「大丸有つながる食プロジェクト」 構想を取り上げたい。

そこでいきなり僕の目を見て、「戎谷さん、よろしく」 ・・・・・ときた。

そうか、呼んだのはそういうわけだったのね、、、くそ! やられた。

他の方も同様で、もう皆で笑うしかない。

 

というわけで今年度第1回は、

5月28日(月) 18:30~ 「エコッツェリア」 にて開催となりました。

近々にも丸の内地球環境倶楽部の HP で告知されると思いますので、

興味ある方は是非。

 

会議終了後は、参加者同士の交流会がセッティングされた。

食材は、我が 「Daichi&keats (ダイチ&キーツ)」 から用意させていただいた。

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お店の台所事情はまだ一杯一杯の状態なのだが、

無理に頼みこんで、用意してもらった。

ま、やるとなったら、しっかり気合い入れて作ってくれたようで。

 

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用意してもらったメニューは、以下の通り。

★ D&K野菜デリ&サラダ盛り合わせ

★ 野菜と雑穀のサラダ

★ 雑穀入りチキンから揚、エコシュリンプフライ、新じゃがポテトフライ

★ 丹沢ハム工房の無添加ハムソーセージ盛り合わせ

★ 野菜サンド、雑穀おにぎり

 

どれも、生産者の顔が見える食材たちです。

オリジナルの人参ドレッシングもお試しください。

-と、慣れない料理紹介をして、食べていただく。

 

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どれも大好評で、残った料理はなんと 「エコッツェリア」 のスタッフたちの

翌日のお昼のともに供された、とのこと。

後日伺った際に 「それでも美味しかったんですよ、感激でした」 と言われた時は、

褒められるのに慣れてない僕は、ただ照れるのみで・・・(なぜお前が照れる?)

「Daichi & keats」 の皆さん、ありがとう。 お陰でメンツ立ちました。

 

「地球大学アドバンス」 2012年度は、

「食」 の理念からアクションへ。

僕たちは何を食べるのか

 - その向こうにある価値をどこまで共有することができるか。

実験を実験で終わらせないための、" つなげる力 " が問われる年になる。

 



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