2012年7月 3日

連続講座-予告と、第1回のアンケートから

 

6月30日(土)、株主総会終了。

7月1日(日) は、「稲作体験」 の第2回目の草取りの日だったのだが、

実行委員諸君に頭を下げてパスさせていただき、

急ぎの宿題をこそこそとやっつける。

(総会終了後に、飲んじゃったのがいけなかった・・・)

 

そうこうしているうちに、「放射能連続講座」 第2回の開催が近づいてきた。

講師をお願いした白石久二雄さんからはレジュメが届き、

コーディネーターをお願いした鈴木菜央さんには時間割の最終案を送る。

鈴木さんからは、講演後の質疑応答の時間を

" ワールド・カフェ "  的なワークショップにして、学びを全体で共有したい、

という提案を受けている。

200名規模でのワークショップが短時間でうまくいくか、

不安とワクワク感がないまぜになって、落ち着かない。

 

本日夕方、当日の運営に協力いただく専門委員会「原発とめよう会」 と打ち合せ。

ワークショップの進行をシュミレーションしてみて、

どうもスタッフが足りないことに気づく。

慌てて社員のみんなに、協力要請のメールを出す。

・・・・・ ま、そんな調子で、当日うまくいったらお慰み。

白石さんには、「多少の混乱は楽しんでください」 とメールを打った。

 

当日来れない方には、ぜひ USTRAM 中継をご覧ください。

質問も受け付けます。

概要は HP にて ⇒ http://www.daichi-m.co.jp/cp/renzokukouza/

 

第3回のコーディネーターも決定しました。

ジャーナリストの津田大介さん。

J-WAVE 「JAM THE WORLD」 のナビゲーターの他、

最近ではNHK深夜の番組 「NEWS WEB 24」 のネットナビゲーターとしても活躍中。

早野龍吾 × 津田大介。

僕にとっては昨年11月のニコニコ生放送以来の顔合わせで、

もうすっかり大船に乗った気分。

この講座に向けて、ネットで募った  " 陰膳(かげぜん) 測定 "  の結果も

「放射能測定 おうちごはん」 と銘打って、HP で公開中。

 ⇒ http://www.daichi-m.co.jp/cp/kagezen/

早野さんには、この結果についてのコメントもお願いしています。

 


ただ第3回で考えたい本来の目的は、

これから 「測定」 という武器をどう活用していくか、にあります。

昨年のように、必死でたくさんの食材をやみくもに測る段階から、

対象を絞り込んでよいところは絞り込み、必要なものは継続的に調べ、

生産者にフィードバックして、有効な対策を立てる。

では消費者の安心のために貢献できることは何か

 -  その一つのヒントとして陰膳法での測定にトライしてみました。

ゲルマニウム半導体検出器が1台、

ガンマ線スペクトロメーターが6台 (うち2台は生産地に貸し出し)、

トータルでウン千万もする道具を、しっかりと

安心の絆を取り戻す力にしていくために、考えてゆきたいと思っています。

第3回は現在、申し込み受付中です。

 

さて、予告だけでなく、終わってからの振り返りやフォローも必要ですね。

たくさん返ってきた第1回のアンケートから、

これはお答えしなければならないと思った声は、

少しずつでも取り上げてお返事をしていきたいと思います。

 

後半の質疑応答で、僕が  "本音として言わせてもらえれば・・・"  といって

出してしまった言葉。

「京都大学の小出裕章先生が語っているように、

  " 60代以上の人は、食べて応援しよう "  と、言いたいところはあります。」

これに対して、

「本音なのでしょうが、ちょっとつらい気持で聞きました。

 誰が食べても安心、安全の食品供給に努力してくださるよう、お願いします」

という感想。

ガンを経験して、食材に配慮するようになって大地を守る会に入りました、とある。

 

舌足らずで、申し訳ありません。

けっして年配の方に覚悟を求めているワケではありません。

低線量内部被曝による晩発性障害は

たとえ発現するにしても相応の年数がかかるもので

(特に高齢になるほど放射線に対する感受性は低くなる、と言われている)、

(今の食品のレベルでは) 放射線による影響が現われるまでの時間は、

おそらく50代の僕にとっても、寿命までより長い時間がかかるであろう

- ということのようなのです。

結果的には、

放射線以外にもたくさんのリスクを日常受けている私たちの暮らしの中で、

事故と私の死との因果関係は証明されずに終わるわけでしょうが。

この内部被曝への疑問については、

6回シリーズの中で、それなりにしつこく理解を深めたいと思っています。

 

もちろん、

未来ある子どもたち(+女性) への影響は最小限に食い止めなければなりません。

そのための 「基準」 をつくったつもりですし、

測定も、生産現場での対策への支援も、そのためだと思っています。

 

不用意な発言で傷つけたとしたら、深くお詫びします。

できましたら、続けてご参加いただけることを願っています。

 



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