2012年12月17日

危険なオセロゲーム

 

あれやこれや終わりの見えない課題のプレッシャーに耐えながら、

どうしてもひとつ年内中に仕上げたい仕事があって、焦る日々。

12月はまたこれが逃げるように早くて、先週は書く余裕もなく過ごしてしまった。

 

いやあ・・・ それにしても、

オセロゲームのように丸ごとひっくり返ってゆく光景・・・

小選挙区制というのは、つくづくアブナイ制度だと思うのであります。

しかもこの10年、回が進むにつれ振り子幅が大きくなっていってるような。。。

とても危険な臭いを感じるのは僕の鼻だけじゃないですよね。

 

野田さんは党内の議員たちが第3極に流れ出していく動きに恐怖を感じて、

一気に解散に打って出たのかもしれないけど、

第3極に態勢づくりの時間を与えなかった以上に、

自らの崩壊を招いてしまった、ということなのでしょうか。

結果的に国民が支持してしまった方向は、

増税、社会保障の削減、格差社会の拡大(それは自己責任)、

復興は公共投資優先、憲法改正、国防軍、目くらまし戦法でのTPP参加、

そして原発再稼動。

選挙用にいったん羽織ったモラトリアム的  " 先送り "  の上着も、もう必要ない?

 

まあ事前の報道である程度想像はしていたものの、

なんと言ってもショックは戦後最低の投票率、でした。

とくに福島の低さが気になるところです。

これからの全体的な空気を象徴しているような、そんな不安を覚えました。

ふるさとを追われた方々がこの結果をどう受け止められたのか、知りたい。

 

僕の大事な一票は、

今回は死に票になったかもしれないけど (まあ大体いつもそうだけど)、

全体的な波はけっして消えてない。

私は私の希望に向かって、進むしかない。

 

この間キャッチしたいくつかの放射能関連での情報や

私の動きも報告したいのですが、

気持ちを切り替えるスイッチがほしくて、

今夜はこんな一文でお許しを。

 

e12121705.JPG

12月8日(土)、東京・府中にある東京農工大学のキャンパスにて。

合い間を縫っては情報収集に出かけるのですが、

僕の心に快晴の青空はまだやってきません。

 




大地を守る会のホームページへ
とくたろうさんブログへ