2013年3月20日

祝!開店 「ふくしまオルガン堂 下北沢」

 

突風が砂塵を巻き上げたかと思えば、記録的な夏日がやってきたりして、

ヘンな陽気が続いてる。

そんでもって今日は春分の日。

世間は春の気分なのかもしれないけれど、こっちは休日返上して、

来週(27日) 行なわれる学校給食全国集会の発表資料を仕上げる。

この手の宿題が、締め切りを過ぎて尻に火がつかないと、やっつけられない。

この性分が変えられないまま、長いこと生きてきてしまった。。。

与えられたテーマも、プレッシャーだった。

『ゼロリスクがありえない中で、どう食べるか』 ・・・ きついすね。

2年間取り組んできたことと、今到達している心境をお話しするしかない。

はたしてお役に立てるかどうか心許ない。

 

さてと、資料を送って開き直ったところで、

遅ればせながら日曜日の報告を。

 

「福島県有機農業ネットワーク」 が東京にアンテナショップを開設した。

菅野正寿さん(ネットワーク理事長) から開店祝いのご案内をいただいたので、

お祝いを持って足を運んだ。

場所は、若者の街、ファッションの街、演劇の街、下北沢。

 

何年ぶりだろう、下北沢に降りたのは。

若者たちで賑わう商店街を通り過ぎて、歩くこと約15分。

世田谷区代沢の住宅街の一角にオープンしたお店の名は

『ふくしまオルガン堂 下北沢』。

 

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少々奮発して、お花も贈らせていただいた。 

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原発事故から2年。

放射能とたたかいながら、「希望の種を蒔こう」 と励まし合ってきた2年でもあった。

この思いを、東京の人たちに伝えたい。

そして、ちゃんと測定して得られた結果もつけて、福島の有機農産物を

胸を張って PR したい。

東京と福島をつなぐ拠点にしたい。

東京に避難した方々との交流の場にもしたい。

 

そんな思いをいっぱい詰め込んでオープンした、小さなお店。

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オルガンの言葉は、オーガニック(Organic) と、

対話・交流を奏でるという意味が込められている。

 

挨拶する菅野正寿さん。 

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この日は、山都町・浅見彰宏さんのお連れ合い、晴美さんも

助っ人に駆けつけられていた。 

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そして何と!

ヴィライナワシロの元料理長、山際博美さんの姿も。 

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今は福島の食材を提案する 「山際食彩工房」 を主宰している。

実は、大地を守る会の元職員も一人、お世話になっている。

 

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お祝いのケーキは、当会でもお馴染のナチュランドさんから。 

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福島の地酒も並べられている。 

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菅野さんから頼まれて、

僭越ながら、乾杯の音頭を取らせていただく羽目に。。。

 

照れながらケーキカットする菅野さんだった。

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お店も続けていくとなると、けっこう厳しいこともあるに違いない。

それでも、ここまで頑張ってきたみんなの力と和を結びながら、

楽しくやっていただけたら、と思う。

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この2年、苦闘しながらも、

福島の有機農業者たちは王道を忘れずに歩んできたと思う。

本当に頑張ったと思う。

僕らはつい軽々しく 「支援」 とかいう言葉を使ってしまうけれど、

むしろ僕らのほうこそたくさんのことを教えられてきた。

しかも下北沢という街にお店をオープンさせるまで、前を向いて走って来られたこと。

ただもう スゴイ! のひと言に尽きる。

この可愛らしいお店が、福島の思いの発信基地となって、

また新しい都市との交流の場となって、

多くの人に愛されることを願ってます。

 

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皆様、お近くにお越しの節は、ぜひお立ち寄りください。 

「ふくしまオルガン堂 下北沢」 の HP はこちらから

⇒ http://www.farm-n.jp/yuuki/organ/ 

 



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