2013年4月20日

放射能連続講座 -アンケートから。

 

4月20日、旧暦3月11日。 二四節気でいう 「穀雨」 の日。

" 百穀を潤す雨 "  とは遠い、冷たい雨が降っている。

3月から、どうも嫌な予感のする春である。

 

一昨日の 「放射能連続講座Ⅱ-第 2 回」 を終え、

早くレポートしなければならないのだけれど、

今回は自分で写真を撮っておらず、写真が到着しないことを口実に、

まずは全体の感想から始めてみたい。

 

いや、とにかく、平日の夜にも拘らず、

1時間も延長してしまった児玉龍彦さん講座。

終了予定近くになって、ここまで手が上がった質問を全部受けると言ってしまい、

児玉先生もとても丁寧に回答いただいて、終了は21時30分。

個人的にはかなりの満足度なのだが、

はたして参加者にとってはどうだったのだろうか。

 

アンケートの感想をめくってみる。。。

 


返ってきたアンケートは、ほとんどが児玉さんへの好評の声でした。

 ・ 本日の講義、大変すばらしかった。

 ・ 児玉先生の向き合う姿勢、考え方がよく分かって、よかったです。

 ・ すべてのお話が非常に参考になり、共感できるご意見がたくさんありました。

  また質問される方の質問の内容と、それに対する回答も非常にていねいで、

  分かりやすく、勉強になりました。

 ・ 分かりやすく、パソコンの画像もすべて印刷してくださって、とてもよかったです。

 ・ 児玉先生のお話しをじかに伺えて、とてもうれしかったです。感動しました!

   (日本の真実の一人として) ありがとうございました!

 ・ 確かな放射線への知識をお持ちの先生のお話を聞けて、

   もっとちゃんと対策できることもあると思えて、とてもありがたかったです。

   小さい子どもがいるので、明るい希望を持てました。

 ・ 今回、東京大学の中でも、色々な意見があると聞きました。

  児玉さんがセンター長で良かったと思いました。 忙しい中、感謝してます。

 ・ 除染は無駄ではないと分かりました。

・・・・・など多数。

有り難うございます。 児玉さんにもお伝えします。

 

時間を延長させてしまったことについては、両論あり。

「質問時間を長く取っていただき、有り難うございました。」

「最後まで全員の質問に真摯に答えてくださって、良かったです。」 と

概ね好評をいただいた中に、

「終了予定が1時間も延びて、帰宅に苦労しました」 の声も。。。

 

また 「事前に質問を回収しておいてもよかったのでは?」

のご提案もありました。

質問者の話が長くなるケースがあるので、というのが真意かと思いますが、

実は、これは難問なのです。 

昨年の経験では、紙だと、意見や悩みも含めてたくさん上がってきて、

逆に質問がさばけなくなり、

「せっかく書いたのに・・・」 という不満を募らせてしまった方もおられました。

まだまだ工夫の余地があるのだと思います。

次回は  " 一歩前進 "  と言われるよう、考えます。

 

その他、ご意見。

 ・ できれば昼間の時間帯にやっていただければ・・・

   ⇒ こればっかりは、講師のご都合ですので、やむを得ません。

     「7月までで、空いているのはこの日の夜だけ」

     という予定を埋めていただいたことに、感謝しましょう。

     参加が無理だった方のために、アーカイブもアップしております。

       http://www.daichi-m.co.jp/cp/renzokukouza2/

 

 ・ もっと内部被ばくに絞って話してほしかった。

   ⇒ これを一番の関心事として参加されたのだと理解します。

      ただ先生にとっても、今も必死で除染とたたかっていること、

      一方で変わらない国の対応や、真意を理解しない反応や批判についても、

      知ってほしかったのだと思います。

      信頼できると思われましたら、著書を読まれることもお薦めします。

 

 ・ 東大の原子力村と呼ばれるものへのイメージが大きく変わりました。

 ・ 政府の審議会の問題も聞けて、勉強不足を反省しました。

 ・ 質疑応答で、やや先生のマイクの音が小さかった。

   (戎谷の声が大きかったので調整してほしかった、の声も・・・スミマセン。)

 ・ 原発を心配する人の方が原発をより深く知ろうと努力している。

 ・ 先生の言われるところの 「不作為の責任」 から逃げようとする状態

   (責任の範囲内のことしかしない・言わない) だということが認識できました。

・・・・・などなど。

 

今後への希望・要望。

 ・ 今回の内容は、ある程度の知識がないと理解しにくいところがあったように思う。

   参加前に予習に適した文献やサイトの紹介があると良かった。

 ・ 理解出来る用語と理解しにくい用語があり、用語の定義を別添でもよいので、

   まとめておいて頂ければ有り難く存じます。

   ⇒ う~ん、です。 

     忙しい講師の講演内容を事前に把握することはほぼ困難ですし、

     直前に配布資料を頂けたとしても (今回は頂けましたが)、

     それを読み込んで追加資料を作成することは、正直言って、厳しいです。

     講演というのは、ある意味で考えるきっかけの提供でもありますので、

     「もっと知りたい」 「よく分からなかった」 と思われたところは、

     著書にあたるとか、ネットで探すとかの復習もお願いしたいですね。

     そういう意味でも、案内には講師の著書を記載するようにしています。

     なお、例として記載されていた 「消化型か昇華型か」 については、「昇華型」です。

     配布した資料を見ていただければ図が出ています。

 

 ・ カラー資料もグーだが、もう少し大きい絵だと良かった。

   ⇒ 率直に申し上げますと、スライドの印刷には1ページに入れる単位があり、

      紙と印刷のコストとの関係で、ここまでが限界でした。

      あとは、各自で工夫をお願いしたいところです。

      図の内容からカラー印刷にしたことを褒めていただけたことは、

      こちらとしてはけっこう嬉しいところです。

 

 ・ 正しい情報を定期的に知ることができる場を、継続して提供してほしい。

 ・ 講座自体を長く続けて頂けると嬉しいです。

   正しい知識を得ることが家族を守ることにつながります。

   ⇒ 有り難うございます。

      今年はあと5回、計画していますので、ぜひご参加ください。

 

 ・ チェルノブイリの現状、健康被害、等。

   チェルノブイリの原発事故と福島との相違、同一点。

   ⇒ ラジャー(了解)。 

      次回の河田昌東(かわた・まさはる) さんから聞けると思います。

 

 ・ 福島の生産者の話を聞かせてください。

 ・ 現在の福島県の様々な状況をお話し下さる講師の方に来ていただきたいです。

   ⇒ 第5回(7月25日) は、福島で医療支援や健康調査にあたってきた

      坪倉正治さんです。

      坪倉さんもチョー多忙な中で日程調整していただきました。

      こちらも平日の夜ですが、ご容赦ください。

      第6回(8月に計画中) は、生産者を呼ぶ予定です。

      ご期待下さい。

 

 ・ もう一度食事を見直したいので、放射能を防ぐ食事、免疫力を UP する食事を知りたい。

   ⇒ 第4回(6月9日)は、高橋弘医師。 まさに免疫力の話です。

      来てね。 来なかったら、怒りますよ。

      それと、昨年の講座の第2回も、よろしかったらアーカイブでご確認ください。

        http://www.daichi-m.co.jp/cp/renzokukouza/

 

 ・ 事故があった時の放射能の防ぎ方の講座があると嬉しいです。

   酪農家の皆さんはもちろん、ペットを持つ皆さんの、一緒に連れていく非難の仕方など。

   ⇒ お気持ちは分かりますが、私には適当な講演者が浮かびません。

      すみません。

 

最後に、戎谷の司会・進行へのお褒めの言葉を 3通❢ も頂きました。

これだけで、ワタクシのモチベーションは持続します。

感謝❢ です。 頑張ります❢

 

U くん、写真、頂戴。

 



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