2013年9月24日

『大地を守る会の稲作体験』田、24回目の収穫

 

放射能連続講座のレポートを続けている間にも、

イベント(行事・事件) は起きている。

トピックだけでも拾って、残しておきたい。

 

まずは、9月8日(日)。

千葉県山武市の 『大地を守る会の稲作体験』 の田んぼは、

早くも稲刈りとなる。

ついこの間(5月12日)、かわいい苗を植えたと思っていたら、

もうここまで育って、子孫を残した。

1 粒から 1000 粒*) の種を。 ( ・・多めの概算です。)

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たった4ヶ月という時間だけど、季節は春から夏・秋と移っていて、

看板にもそれなりに風雨にさらされた跡が見える。

陽光を浴び、梅雨に打たれ、草と競い合い、

虫たちの攻撃には独自の戦法で対抗し、酷暑にも台風にも耐え・・・・

稲には稲の逞しい営みがあった。 

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僕らはその生命をいただいて生き延びる。 

自然の恵みに感謝する、そんな気持ちも生まれてくるというものだ。

 

最初はおっかなびっくりだった子どもたちの手つきも、

コツさえ覚えれば一気に得意げになる。

君は今日から  " 鎌を使える子 "  になったんだね。

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心配していた雨にもたたられず、稲刈り終了!

田植え-草取り2回-稲刈りと、皆勤賞の人には

やり終えた満足感が湧き出す瞬間。

それにしても草が多いね。

オモダカとコナギだけでも何とかしたい。

これらも刈り取って帰ってくれると有り難いのだが・・・

 


昼食後の交流会では、

毎回人気の 「陶(すえ)さんの生き物教室」。

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いろんな虫の生態や植物との関係など、

陶ハカセのネタは尽きない。

へえ~ とかオオッ とか感心させながら

  " この世に無駄な生命はない "  ことをさりげなく教える。

生物多様性を育む農業は、平和の思想だからね。 

 

佐藤秀雄さんのお話を聴く会。 

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消費者に見えないところの農作業の話など、

こちらは  " だっぺよー "  が入るとなぜか説得力が増すから不思議だ。 

 

みんなで制作した 「でっかい絵日記」 をバックに、

家族ごとに記念撮影。

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今回は野村さやか実行委員長の友人のカメラマンが友情出演で

写真係を引き受けてくれた(手前の方)。

どんだけ違うんだろう、と思っていたけど、

さすが、とてもイイ表情を捉えている。 出来が全然違う・・・・

稲作体験 Facebook  からぜひアーカイブを。 

 ⇒ https://www.facebook.com/DWMKinasakuT

 

お。 出たな、亀吉 Tシャツ軍団。 

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「ボス、今年の出来はどうッスか」

「ちょっと少ない・・・かなあ」

「はっきりしないッスね」

「うっせぇんだよ、むずかしんだよ! オレくらい色あせるまで着てから言え!」

と言ってるんだかどうだか知らないけれど、

後日、収穫量は 450㎏(7俵半) と判明。

この体験田の平年収量はだいたい8俵あたりだから、

やはりちょっと悔しい数字ではある

(面積が 13a なので8俵自体少なめだけど。 去年は9俵半だった)。

紙マルチが剥がれたりズレたりして欠株が出たこと、

そしてやっぱり草(が多い) かなあ。

 

ま、何はともあれ 『大地を守る会の稲作体験』 24回目も、

無事収穫。

皆さま、今年の田んぼは楽しかったでしょうか。 

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空模様を気にしながら、記念写真を撮って解散。

写真は届くお米のラベルになる。 

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あとは、美味しいお米に仕上がっていることを祈るのみ!

おっと、もう一回、オプション企画の収穫祭があったね。

少なくても嬉しい、僕らが育てたお米、楽しみましょう。

 

何回やっても、今年の稲作は1回しかない。

思い出も積み重ねて24年。

バトンをつなぎ続けてくれたスタッフたちに、

初代実行委員長として、深く深く、感謝したい。

来年は25回め。 やるしかないよね。

 

すみません。

トピック三連発といきたかったんですが、ここまで。

明日の夜は長崎。

ホテルで続きを書く決意で眠らせていただきます。

 



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