2014年1月 7日
新年のささやかな楽しみ
気持ちを新しくして仕事を始めよう、
とか思っても現実は厳しい。 せわしなくスタートダッシュが求められる。
たんなる数日の休息でしかなかったかのようだ。
それでも 2年ぶりに戻った仕入部署には、新年の細やかな楽しみがひとつ、ある。
大相撲千秋楽結びの一番での懸賞金なみに束ねられた
生産者からの年賀状。
静かになった職場で、1枚1枚めくりながら、
顔を浮かべたり懐かしがったり。
さすがに印刷されたものが多いが、それでもひと言書かれてあったりする。
今も変わらず毛筆でしたためてくる方もおられる。
何枚書くんだろう・・・ このこだわりには感心させられる。
面倒でも書かないと気が落ち着かない、ってこともあるか。
若者には家族写真が多い。
家族写真の賀状を嫌悪する方もおられるが、僕はわりと嫌いじゃない。
一年に一回会えるかどうか、の相手だったりするからね。
「二人目が生れました!」 なんてのは幸せ感が伝わってきて、
「よかったね~」 とニンマリしたりするのは、悪くない。
これからが大変だぞう、とか呟いたりして。
ま、人それぞれで。
わずかなコメントにも時代が反映されていて、
TPP、異常気象、農業政策や再稼働への怒り・・・などが散見される。
農業(食べものの生産) をめぐる環境が一段と厳しくなっていることを感じさせられ、
それでも我らは~ と続く言葉に励まされる。
やっぱり新年は、気持ちをリセットさせてくれるものである。
そして体調整える暇もなく、産地での新年会シリーズが始まる。
こちらは 3年ぶりの行脚となる。
明日の 「東京有機くらぶ」 を皮切りに、関東をめぐって福島・宮城まで。
終わるのは2月7日。
何年か前、死のロードと書いてしまって、生産者からいじめられた。
今も覚えてくれている人がいるので、 気をつけよう。
ここにきて失敗したと思うのは、去年のうちに
健康診断を受けなかったことだ。 人間ドックも行けなかった。
会社はコンプライアンス(法令遵守) 上、「早く行け」 と命令してくるのだけれど、
この時期に行くとロクなことがないので、もうちょっと逃げることとする。
行くとロクなことがないから・・・ って理屈になってない気もするが、
16 年前の胃の手術がどうもトラウマになってしまっている。
ま、とにかく気をつけよう。 けっして気合いで飲んではいけない。
もう若くないんだし。
とか言いながら、書いてなかった賀状を今頃書いている始末。
良い一年になりますよう、と願いながら。
今年もたくさんの生産者と会えることを喜ぼうと思うのであります。
たまにはこんな雑感で、お許しを。