2014年2月24日

「2014 大地を守る東京集会」開催。 裏会議もやったりして・・・

 

二日間にわたる 「大地を守る東京集会」 、無事終了。

とことん交流派の生産者とはとことん付き合って、ふた晩にわたり外泊。

寄る年波を感じさせる今日。

気がつけばソチ・オリンピックも終わったのね、って感じ。

 

羽生クンにもしびれたけど、浅田真央選手のドラマはまれにみる感動だった。

高橋大輔クンやレジェンド・葛西の苦闘の軌跡も落涙に値する。

皇帝エフゲニー・ヴィクトロヴィッチ・プルシェンコの言葉は、

歴史に刻まれることだろう。

「神は怪我でしか私を止められなかった。 『エフゲニー、もう充分だ』 と~ 」

キザな台詞を決められる選ばれた英雄。

世界中の椎間板ヘルニアスト(私の造語) にとって、

君は我々を導く、天空に輝く星だ。

そして、 「ビリになっちゃったけど」 と泣いた彼女。

4年後、「あの日があったから」 と、今度は君がドラマを作る番だ。

オリンピック開催にはドロドロした世界もあるけど、

アスリートたちのたたかいは、やっぱ感動を与えてくれる。

そんななかで、サイテー! の登場人物も現れた。

「またひっくり返った」 とか 「負けるのが分かっていながら・・・」

とかのたまわった政治家、森某氏。

貴方にはスポーツを語る資格はない。

こんなお方が五輪組織委員長とは、選手たちが可哀想過ぎる。

国民の一人として恥ずかしいので、できれば退場してもらいたい。


とか何とか、ワンワン吠えてないで、

東京集会のレポートを急げっつうの。 すみません。


2月22日(土)13:00、「2014 大地を守る東京集会」 の開幕。

場所はいつもの、大田区産業プラザ PIO。

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まずは、藤田和芳代表の挨拶から始まる。

例によって時間制限を無視したスピーチ。

しかし、、、今年はいつもより  " 主張 "  に気合が入っていたように思う。

特に、脱原発の思いには熱がこもってたね。

原発と食の安全は共存できない! きっちり訴えてくれた。


ただちょっと気になったのは、反 TPP のくだり。

" TPP が合意されても負けない一次産業づくり "  

はもちろん我々が進めなければならないテーマなのだが、

あまりそこを力説してしまうと、場合によっては曲解される可能性がある。

諦めてんじゃないの、とか、結局認めてんじゃないの、とか。

あるいは敵に利用されるかもしれない。

やはりここは断固反対! でやり切ってもらいたいと思った次第である。


続いて、東京集会では初披露、

「配送員マイスター」 表彰式。

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生産者・メーカーさんが丹精込めてつくられた品々を、

会員宅にお届けする最終ランナー。

正確かつ丁寧、誠実なコミュニケーションを心がけながら、

雨の日も風の日も、猛暑の日も酷寒の日も、走り続ける彼ら配送員たち。

その中でも特に優秀と認められた者に贈られる称号が 「配送員マイスター」。

今年は、このハレの舞台で表彰して皆さんに見てほしい、となった


表彰するのは、CSR運営委員の消費者会員、見澤 海さん。

「私たちは普段、配送員の方たちを通して大地を守る会を感じています。

 いつも本当に有り難う。」

今年の表彰は 3 名。

「入社して 〇 年。 マイスターとして認められることが目標でした。」

「これからは後輩の指導にも頑張らねばと、気を引き締めています。」

頼もしいね。 これからも頑張ってください。

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次は、

「顔の見える自然エネルギープラン・コンペ」 の報告。

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生産者の自然エネルギーへの取り組みを支援しようと、

昨年 5 月に行なわれたコンペ の報告。

その支援が、形になって登場した第 1 弾が、これ。

会津・喜多方「大和川酒造店」 が蔵に設置した太陽光発電の

エネルギーによってつくられた、お米シャンパン(発泡性日本酒)。

名づけて 「おひさまスパークリング」 の誕生。

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宅配では、メニュー112(3/3~配布、3/17~配送) で登場。

美味い! はず。

飲むことで、エネルギーの地域自給を支える輪が広がる。

大地を守る会らしい、ひとつの形が生まれた。 いいね。


続いて、「もっと知りたい大地を守る会」 と題して、

生産者やメーカーさんたちのリレー・トークが展開されるのだが、

僕はここで 6 階の会議室に移動して、

直前になって設定された外部の会議に参加することになってしまった。

仮称 「ご当地エネルギー協会」 第 0 回準備会。


実は ISEP(環境エネルギー政策研究所) 所長の飯田哲也さんから、

会議室が空いていたら使わせてほしい、という連絡が入ったのが18日。

大和川酒造店代表で会津電力の仕掛け人でもある佐藤弥右衛門さん

この日はここにいるということで

蒲田で会議をやろうということになったのだ。


急きょ準備された会議に、遠くは兵庫県宝塚市から、

13人のメンバーが集まった。

いよいよ、各地で進む自然エネルギーのネットワーク組織が結成される。

しかもただの情報交換レベルではない。

21世紀の新しい電事連(電気事業連合会) 、" 僕らの電事連 "  をつくらないか!  

というノリである。


設立発表は 3.11 に、と決まった。 

あれから 3 年。 各地で広がりつつあるエネルギーの地産地消、

誰が名づけたのか 「ご当地エネルギー」 の、全国組織が誕生する。

結成式では、ぜひ 「おひさまスパークリング」 で乾杯してほしい!

とお願いするのを忘れた。。。


会議終了後、交流パーティへとなだれ込む。

鏡開きは当然、いつもの 「種蒔人」。

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今回は、大雪被害に遭われた生産地の、

一日も早い復旧を応援するための緊急募金も呼びかけられた。


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雪の影響で、残念ながら欠席になった生産者も多い。

こういう時に力を発揮できる大地を守る会でありたい。

 

会議室をタダで提供した替わりに、

飯田さんにもスピーチをお願いした。 

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会津電力へのエール、そして

全国各地で立ち上がってきた自然エネルギーの輪によって

次の時代を創造していくことを、ここで皆さんと確認しようではないか。

オーッ! てなもんで。 

 

あとは、飲み、語り合い、、、

東京集会一日目の夜は、ざわざわと更けてゆくのでありました。 

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