2014年3月18日
都市と農村をどう結び直すか・・・
今日、関東に春一番が吹き荒れた。
嵐は嫌いじゃない。
・・・とかポーズとってる場合ではないんだよ、おい!
土日に出かけては飲んだくれているうちに、
締め切りをとっくに過ぎた原稿にいよいよ追い詰められ、
何とか書き上げて依頼先に送った次第。
ああしんど。 やれやれ。
2400字の原稿依頼にこんなに苦しめられたのは久しぶりのことだ。
(締め切りを守らない、とは別の意味で。)
お題に金縛りにあってしまったのかもしれない。
「食を通じて、都市と農村をどう結び直せばよいのか」。
とくに福島に焦点を当てて、という宿題だった。
原発事故と放射能汚染という苦難を経験してきて、
どう立て直していくのかと問われても、
僕の中で答えは多様にあるワケではない。
一品一品の、結果としての安全性にとどまらず、
それを保証し合い、育て上げていける生産と消費の関係を、
地道に築き直していきたい。
それが未来を保証することにつながると信じている。
哲学者・内山節さんの言う 「確かな関係の創造」
(『新・幸福論 -「近現代」の次に来るもの』/新潮選書)
に向かいたい。。。
きれい事のような書き方である。
でも、実現させるのに時間がかかろうが、ジグザグ進もうが、
胸を張って歩いていける、これが僕が選んだ王道なのだ。
そして苦境の中で教えられた希望について、
「大地を守る会の備蓄米」 を事例として書かせていただいた。
色々と考えあぐねても、結局は自分が歩いてきた世界以上に、
そうは語れないものだった。
原稿は、以前に報告した 「地域の力フォーラム」 からの依頼。
フォーラムの事務局を担う 「一般財団法人 CSOネットワーク」 から、
福島の復興をかけて行動してきた方たちの論考とともに、
近々ブックレットとして刊行される予定である。