エビ版「おコメ大百科」: 2013年5月アーカイブ

2013年5月13日

今年も楽しく学ぶコメ作り -「稲作体験2013・田植え編」

 

前日の雨による不安を一掃して、爽やかな五月晴れとなった昨日、

24年目となる 「大地を守る会の稲作体験2013」 がスタートした。

(もちろん米づくりの準備は3月から始まっていて、

  「苗半作」 とも言われるくらい、ここまでの作業がけっこう重要なのです。)

 

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低温の日がけっこうあったので、なにより苗の成育が心配されたけど、

まあまあの出来でひと安心。

体験田の苗は陸苗代(おかなわしろ) といって、畑に種を蒔いて育てたもの。

種子消毒(通常は殺菌剤に漬けて消毒する) もしていないコシヒカリ。

今年も若手職員のボランティアによって結成された

「稲作体験実行委員会」 のスタッフたちは、

前日から現地に入り、この苗を抜いてワラで縛り、

田んぼに移動させるなどの準備にあたってくれた。

 

千葉県山武市沖渡(さんむし・おきわたし)、佐藤秀雄さんの田んぼ。

僕が通うようになって四半世紀。 

本当に変わらない風景がいつも迎えてくれる。

 

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今年も100人以上の参加者が、家族連れで集まってきた。

田植え指導は、綿貫直樹さん。

写真手前、黒のTシャツの背中の方は、

「富士酢」でお馴染み、飯尾醸造の秋山俊朗さん。

京都・宮津から仕事で来られたついでに、

大地さんの稲作体験を見てみたいと来てくれた。

飯尾醸造さんも実は、丹後の棚田で消費者のコメ作り体験を受け入れている。

今年は大地を守る会の会員にも参加を募り、

6月1日に 「飯尾醸造 田植え体験会」 が行なわれる予定。

秋山さんは大地を守る会の専門委員会 「米プロジェクト21」 のメンバーでもある。 

二日前の5月10日(金)の夜には、

飯尾醸造5代目当主・飯尾彰浩さんとともに、

職員向けにお酢講座を開いてくれた。 これも後日レポートしたい。 

 

さて、" 早く田んぼに入りた~い "  という熱気に押されるように、

田植え開始!の号令がかかる。 

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稲作農耕民族の DNA が蘇ってくる、か・・・

 

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あとはスライドショーで。

 

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イイ手つきだね。

 

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イイね。 イイね。

 

こちらは紙マルチ班。 指導するは岩井正明さん(写真手前右)。

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こちらは、田植えより虫探しに必死。

まあ、こういう機会はそうないし、

生き物と触れることは大事な体験だから、頑張ってね。

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通常の田植えをやってもらって、

まだやり足りないという人たちを、順次紙マルチ区に投入していく。 

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イイねえ。 かなりイイ。 

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今日はひたすら見守り隊の地主、佐藤秀雄さん。

昨年還暦になって、実行委員会から祝福された。 

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こちらは紙マルチに乗っかって、

騒ぎを眺めるアマガエルくん。 

そんなところでのんびりしていると、子どもの餌食になるぞ。 

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コオイムシ発見。

なんとか難を逃れたようだ。

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ほぼほぼ終了。 

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よくできました。

 

田植え終了後は、楽しい交流会なのだが、

僕は仕事の都合で早目に切り上げさせていただく。

数年前から、すっかり実行委員諸君にお任せ、というか、

アテにされなくなってしまった。

 

定番となった陶(すえ) ハカセによる生き物講座に始まり、

クイズゲームやでっかい絵日記などの企画が用意され、

楽しんでくれたことだろう。

今年の看板はさて、どんな感じに仕上がったかな。

 

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今年も無事、豊作になりますように。

 



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