稲作体験: 2008年9月アーカイブ
2008年9月15日
収穫の歓び-体験田の稲刈り
今日だけは、病んだ世の中の事象は忘れて、楽しみたい。
大地を守る会の 「稲作体験2008」 最終ラウンド-稲刈り編。
5月の田植えから約4ヵ月。
か弱かった苗も、風雨や干ばつや低温や酷暑に耐え、立派に育ちました。
参加者も、待ちに待ったって感じで続々と集まり、
思いっきり稲作農耕民族のDNAを炸裂させてくれる。
私が植えたイネが、実った!
楽しいね、ホント。
助っ人兼指導者としてやって来てくれた、さんぶ野菜ネットワークの生産者たち。
すみませんね、出荷日に。
稲刈り作業の手ほどきは、綿貫直樹さん。
今日は鎌を使います。 聞く方もさすがに集中する。
いざ稲刈り開始。 子どもたちも活躍、です。
よし! 上手。 成長の一瞬。
いても立ってもいられず、カメラなんか置いて、自分も作業に入る。
1時間強くらいで、13アールの田んぼの稲刈りを終える。
今年は、天日干しのはざ架けの竿が去年より一本分多い。
8俵 (480kg) はいきそうだ。 何とか面目立ったかな。
刈った束を全部竿にかけて、作業終了。
さあ、みんなで記念撮影しましょう。 この写真が、米袋に貼られることになります。
ジャーン!って、君ねえ。 早く並んでっつってるでしょ。
ハイ、皆さま。 お疲れ様でした。 パチリ。
作業のあとは昼食と交流会。
さんぶ野菜ネットの奥さんたちが、いろいろとおかずを用意してくれる。
出荷からはじいた小さな里芋を使った 「おっぺし芋」 が美味い。
料理屋では 「衣かつぎ」 として出される立派な料理である。
毎回、田んぼの生き物の解説をしてくれた陶武利さん。
生き物調査の結果をグラフにまとめ、
僕らが除草対策で失敗したと思っていた米ヌカ区で
イトミミズが増えていることを実証した。
来年の課題が見えてくる。
我らが地主、佐藤秀雄。
参加された会員から、「秀雄さんの顔が見たくって来ています」 なんて、
泣けてくるような落とし文句が出たりする。
こいつのどこがいいんだよ、とちょっと嫉妬したりして・・・
ま、「さんぶのゴローちゃん」 (※) に、ここは譲らざるを得ない。
(※)倉本聡さんのドラマ 『北の国から』 の、田中邦衛が演じた主人公の名前。
帰る前に、子どもの記念写真を撮るお母さん。 「楽しかったね、田んぼ」 。
来年もぜひ、来てください。
子どもの成長を見るバロメーターにもなる稲作体験です。
最後に、今年の実行委員の面々に感謝。
みんな休日返上のボランティアです。
ありがとう。 君たちのお陰で、もう僕の出番はほとんどなくなっちゃいました。
一人でガイドしてた19年前を振り返ると、ホント、よくここまで来たと思う。
来年は 「稲作体験20周年」 だからね。 ヨロシク!