三番瀬・アオサ: 2008年7月アーカイブ

2008年7月26日

アオサ回収不発。 でも 『鉄腕ダッシュ』 が・・・

 

ここは 『ふなばし三番瀬海浜公園』 の砂浜。

東京湾の奥に残る干潟地帯・三番瀬を体感できる貴重なスポットである。

ここで今年2回目の 「アオサ回収大作戦」 を開催する。

夏休みに入ったばかりの土曜日ということもあってか、

参加者はこれまでで最高の150名近い人たちが集まってくれた。 

e08072601.jpg

砂浜の上は暑いので、開会の挨拶やレクチャーは、海に足を入れて行なう。

気持ちがいい。 


挨拶する、東京湾アオサプロジェクト代表、大野一敏さん。 

船橋漁協の組合長も務める、海の男。

 

東京湾を囲むかたちで生きている人々の、暮らしの諸々を受け止め、

たくさん運ばれてくる栄養分を吸収し、浄化する干潟。

これがあることによって、実は私たちの暮らしも支えられていること。

e08072602.JPG

これが東京湾です。 どうだい、水もきれいだろう。 

 

今回もアオサの回収と、干潟の生き物観察会をセットにしたのだが、

人数が多いということもあって、アオサ回収から始める組、観察会から始める組に分ける。

 

観察会のガイド役は、お馴染みとなりつつある会員の陶 (すえ) 武利さん。

小学生の頃から原書の動物図鑑を眺めていたという、ちょっとアブナイ人。

でも、お陰様で、海でも陶、山でも陶、畑でも陶、と重宝させて頂いております。

おまけにガイド料は安すぎ・・・すみませんね。

e08072603.JPG

何気ない砂浜も、よ~く見れば、そこは生き物たちの世界。

どの生物も、大きなサイクルの中で何かの役割を果たしてくれている。

この生物多様性こそが、この地球 (ほし) の妙である。

 

せっかくたくさん集まってくれたのに、

こんな日に限って、アオサが少なかったりする。

e08072604.JPG

今回の収穫は、ほんとにチョボチョボって感じ。

こればっかりは、仕方がない。

北埼玉の川本町 (現深谷市) から2トン車を飛ばして来てくれた

That's (ザッツ)国産卵の生産者、 本田孝夫さんも拍子抜けしたようだが、

まあそこは 「ここ (海) に来るのが楽しいんだいね」 と我々を慰めてくれる。

消費者にも会って、少しはPRもできたか。

「こういう活動を通して、海と陸の連携つうか、いい循環がつくれればいいな、

 って 思ってます」

 

そして最後に、実は1週間前に、日本テレビの日曜日の人気番組

 『 ザ!鉄腕!DASH!

のスタッフたちがやってきて、アオサを集めていったことを報告する。

トキオの山口達也くんも大野さんの話をしっかり聞いていったそうだ。

 

さて、アオサを何に使うのか?

それは放送を見ていただければ、ということにしておきたい。 乞うご期待、

・・・・・と書いたところで、念のためにホームページを開いたら、

なんだ、もう予告編が出ているじゃないか。 風鈴をつくるんだと。

どうも我々の主旨とは違うようだが、でもまあ、よしとするか。

少しでもアオサの存在を知ってもらえるなら。

 

放送日は、8月3日(日)、午後6時55分あたりからの一時間番組。

何を隠そう、僕も時々観ている。

 

ホームページも、かなり面白い。

お暇な時にでも、ぜひ (上の 『ザ!~』 の文字をクリック) 。

以前、何かの会合で里山博士の守山弘さん (東京大学教授) とお会いした時、

教授も 「いや、彼らはけっこう真面目にやっているよ」 と褒めておられた。

こういう番組が長く人気を維持していることは、分析に値するよね。

 



大地を守る会のホームページへ
とくたろうさんブログへ