三番瀬・アオサ: 2009年10月アーカイブ

2009年10月10日

三番瀬・船橋港まつり

 

台風18号が走り去って、

産地担当職員が各地の状況を聞き取っているのに聞き耳を立てながら、

今のところ、甚大な被害はなさそうだとホッとする。

しかし生産者の 「さほど」 を言葉どおりに受け止めると痛い目にあったりする。

彼らの、自然の驚異を前に想定した被害レベルと結果に対する受け止め方は、

我々のそれとは違う。

実際に長野ではリンゴの実は少なからず落ちたようだし、

激しい風雨にあたり、畑が冠水し、稲刈りが遅れたりすることによる影響は

これから出てくるわけで、彼らはけっして安堵しているわけではない。

ま、とりあえず生産者が落ち着いているのに、我々は救われているわけだ。

 

そんなことをモヤモヤと思い巡らしつつ、今日も天気を心配しながら船橋へと向かう。

三番瀬を生かしたまちづくりをめざして、

「三番瀬フェスタ '09 -船橋港まつり」 が、今年も開催された。

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やってる、やってる。

 

小雨模様だった空も晴れ間が出てきて、気分も明るくなる。

やっぱ祭りの日の空は高い方がいい。

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いつも祭りを盛り上げるジャズ・バンド 「下間哲とベイサイドオールスターズ」 。

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港町にはジャズが似合うね。 

今日は港のお祭りだ。 束の間、生ビールでも飲みながら楽しませてもらおう。

 


大地を守る会の専門委員会 「おさかな喰楽部」 も当然のごとく出店。 

三浦半島・横須賀市佐島の岩崎晃次さんの釜揚げしらすをたっぷり乗せた

しらす丼が人気を博している。

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並んでいたら、エビちゃんが最後ね! と言われたので、後ろのご婦人に譲る。

食べそびれた。

 

こちらも大地を守る会自慢の有明海一番海苔。

福岡から成清忠・千賀さん夫妻も駆けつけ、売り子に立って三番瀬を応援する。

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三番瀬と有明、海苔のブランドではライバルかもしれないが、

今日はコラボレーションである。 海の仲間は、連帯感が強い。

 

千葉の野菜ということで、さんぶ野菜ネットワークさんも出張ってくれた。

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人参ジュースを売り込む事務局の花見博州 (くにひろ) さんと

稲作体験田の地主・佐藤秀雄さん。

隣では母ちゃんたちが元気よく野菜を  " 売るっぺよ " 。

 

実行委員長・大野一敏さん (船橋漁協組合長) の大平丸は、海鮮汁をふるまう。 

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実行委員長は忙しく動き回っていて、写真を取り損ねた。

 

子供たちは三番瀬のミニミニ水族館で、カニや貝と戯れている。 

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触れ合うこと、それが初めの一歩である。

 

オッ 出てるね。 魚屋ロックバンド 「漁港」 。

「港」の字が左右逆さまが彼らの正しい表記なんだけど、作れないよ。  

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港に活気を。 海を元気に。 みんなで支えよう、三番瀬。

「魚を食おうぜ! 大事によ 」

 

本日のお目当てイベントのひとつ、10メートルの海苔巻き体験の始まり。 

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忠くんが10メートルの海苔をこしらえてきてくれた。

 

みんなで並んで、シャリを広げ、具を乗せて、一斉に巻きます。

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チームワークが問われる作業ですよ。 

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さあ、どうだ! 

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お見事! 10メートルの太巻きの完成! です。

パチパチパチパチ。 

 

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気がつけば、すごい人だかりだ。

何べん見ても、これは面白いなあ (本当は参加したいのだけど・・・)。 

 

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みんながもっと海辺や港で憩い、魚に親しんでくれれば、

海は豊かに、僕らとともにあり続けてくれる。

森や大地への人々の所作のすべてを、最後に受け入れる海。

もっと付き合おうぜ、ちゃんとよう。

フィッシャーマンたちは、彼らの流儀で訴えている。

 



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