あんしんはしんどい日記: 2013年4月アーカイブ
2013年4月24日
FM放送-『オンザウェイ ジャーナル』 でトーク
連続講座のレポートもまだアップできてないのだけれど、
今日は人生初体験のことがあったので、報告も兼ねて予告編を。
夕方、ジャパン・エフエムネットワークという
FMラジオ番組の制作会社の方の訪問を受けた。
取材とかではなくて、20分間おしゃべりしろという依頼があり、
その収録にやってきたのだ。
番組名は 「オンザウェイジャーナル」 という。
青森から沖縄まで全国31局の FM放送局をネットして、
早朝の5時半~6時、日曜日を除いて放送されている。
瀬戸内寂聴さんや田原総一朗さんなど豪華著名人が
曜日回りでパーソナリティを務める、けっこうビッグな番組である。
そのなかで、ゲスト・スピーカーに語らせる日があるようで、
今年は特に 「日本の食と農の未来」 「地域活性化」 をテーマに、
様々な切り口からゲストを呼んでいるとのこと。
そこで、「大地を守る会の放射能対策特命担当」 として話をしてほしい、
とのメールが入ったのが、一週間前。
しかも驚いたのが、インタヴューとかではなく、
途中でナレーションが入るわけでもなく、一人で喋り切りだという。
30分番組だが、おしゃべりは正味20分程度、一人で・・・
「ハ~イ!」 とか言わなきゃいけないんだろうか・・・
初モノの依頼で、少々戸惑い、悩んだ。
「編集するから、気楽に気楽に」 と言われても、
アーとかウーとかエーとかアノーとか言いながら、
同じことを何度も語ったりしてはまずいだろう、
まとまった時間をもらってその場限りでの講演でもないし。
ということで、ある程度の原稿を用意して臨んだのだった。
マイクを向けられ、「さあ、どうぞ」 と言われて、
喉が渇いていることに気がついたが、やるしかない。
「皆様、おはようございます。 大地を守る会の戎谷徹也と申します。
今日のオンザウェイジャーナルは、わたくしがお話しさせていただきます。」
あとは一気に~
大地を守る会の紹介、自分の立場、
放射能対策担当としてやってきたこと、そこで感じたこと、
有機農業者たちの努力、その意味、生産と消費のつながりの大切さ、
食品での放射性物質の基準値について、国との考え方の違い、
政府に基準見直しを求める提言を出したこと、
農林水産省の 「地域食文化活用マニュアル」 検討委員として考えた
食文化と地域活性化について、
大地を守る会としての将来的ビジョンをひとつ、
そして海外とのネットワークも広がってきていることも。。。
最後に、ゴールデンウィークは会津の堰さらいに行ってきます、まで付け加えて、
あとは、編集、何とぞヨロシク! で終了。
チラッと再生の音を聴かせてもらう。
声が低いぞ・・・ しかし、もう一回、と言える勇気も気力もなかった。
「無理して上げたって続きませんから、地でいいんですよ」
と慰められて、諦める。
やってみて、アナウンサーやキャスター、パーソナリティとか言われる人たちの、
その場で淀みなく言葉が出るって、スゴイもんなんだなあ、
と痛感した次第。
放送日は4月30日(火)、朝の5時半~6時。
放送局は以下の通り。
FM青森、FM岩手、FM秋田、FM山形、FMふくしま、FM群馬、FM栃木、
FM新潟、FM長野、FM富山、FM石川、FM福井、岐阜FM、FM静岡、
FM三重、FM滋賀、FM兵庫、FM山陰、FM岡山、FM山口、FM広島、
FM香川、FM徳島、FM高知、FM佐賀、FM長崎、FM熊本、FM大分、
FM宮崎、Fm鹿児島、FM沖縄
首都圏の局は入ってないですが、聴ける方はぜひ。
いや、無理して早起きするほどのものではありません。
この時間に起きている方で、普段ラジオを流している方は聴いてみて、
ご指導いただければ嬉しいです。
私は、、、とても聴く勇気はないです。
そもそも起きれないと思うし・・・
これを書いたところで、もう忘れようと思う。
2013年4月15日
『PARC 自由学校』、受講生募集中
お知らせ、です。
NPO法人「アジア太平洋資料センター」(PARC、通称「パルク」)
が主宰する 「自由学校」 が今年も開校され、現在受講生を募集中です。
⇒ http://www.parc-jp.org/freeschool/index.html
そのカリキュラムのひとつ、
『 放射能汚染時代を生きる - 福島の 「いま」 と私たちの選択 』
で講師を頼まれ、お引き受けしました。
自由学校に出講するのは、これで3回目。
6/17 から 12/16 まで、全 8 回の講座。
僕は 7 回目(11/15) を担当します。
与えられた課題は、
「 生産者と消費者の顔の見える関係をどう続けていけるか 」 。
半年後の社会の空気がどうなっているのか、は読めないけど、
であるがゆえに、
この2年の任務で教えられた様々な教訓をもとに、
僕なりに考える 「いま一度、" 原点からの再出発 " を始めよ」
について整理してみたいと思って、チャレンジします。
本講座の案内はこちらから。
⇒ http://act.parc-jp.org/s/fs/society/2013-17.html
福島とつながろう、はべつに強迫ではない。
それぞれに今の社会の仕組みと己の行動をどう見直すか、
という作業で連なることなのだと思っている。
未来のために。
みんな模索している。
この世界の全体構造を可視化したい。
「食」 というすべての人に欠かせない根源から、どこまで語れるか。
挑戦してみたい。