雑記帳: 2008年4月アーカイブ

2008年4月28日

ネットでつながる

 

昨年の6月末からこのブログを始め、何度かヘタリそうになるたびに

嬉しいコメントが届いては、励まされてきた。

ヘンな迷惑メールもままあるけど、それ以上の喜びもあって、

つくづくとインターネットの力のすごさを実感させられている

昨年からの 「わたしのブログ体験」 である。

 

程度が知れることを告白すれば、

外国からの反応が、突然パソコンのメール受信箱に飛び込んでくるのに驚いたりしている。

 

3月18日の、センター火災を振り返った日記には、イギリスから投稿があった。

英国に住んで11年。 元・大地の会員さん、いや今も株主という方である。

 

『イギリスの有機宅配で、パンの配り忘れが続いていて、ふと大地が懐かしくなって...』

 

"英国の有機宅配" に親近感を感じてしまった私。

ミスの連発で懐かしく思い出してもらった大地。

微笑ましくも、かなりトホホな話ではないか。 大地諸君! ガンバロー。 -なんてね。

はつみ様、すみません。 また楽しいお便りください。

 

その前は、ベトナムから反響があった。


ちょっと前の話になるけど、合鴨水稲同時作について書いたところ (3月12日)、

ベトナムで農民の自立支援のボランティア活動をしている方から投稿である。

 

合鴨農法も万能ではなく、問題点もある、というような一文に、

どういうことかという質問だった。

短いコメントではすまなくなって、直接メールでお応えしたところ、

実はその方は、合鴨ではなくアヒルを活用した米づくりに農民と一緒に取り組んでいる、

ということだった。

問題点は共通していた。 しかしこの水鳥を使った農法の可能性もお互い分かっていて、

話がはずんで (という言い方もヘンだけど)、先週、

一時帰国した際に会う約束までしたのだが、どうしても都合が合わずに流れてしまった。

I さん、スミマセンでした。

次の帰国の際には、また是非ご連絡ください。

色々とやりたいことが山ほどあるようでしたが、あまり無理をなさらずに、お元気で。

 

想定外の人とのつながりが、ある日突然生まれる。 これは感動もんだ。

いつも食のグローバリゼーション (結果としての支配や均一化) を批判しつつ、しかし

その上を行く (次の時代を拓く) ためには、コミュニケーションのグローバリゼーション (ネットワーク)

をモノにしなければいかん、と思う次第である。

 

油断ならないのは、アメリカのアイツだ。

昨年10月にノンGMコーンの視察で出会ったケント・ロック氏が、

どうも時々私のブログをチェックしていて、

カーギルジャパンのF氏に質問をしたりしているようなのだ。

彼は日本語が分からないので、またMr.エビスダニは英語ができないので、

直接の投稿は控えてくれているのだが (有り難い)、

興味を引いた写真を見ると、「なんて書いてるんだ?」 とF氏にメールが入るらしい。

Fさん、ケントの旺盛な好奇心に振り回されているらしい......

 

ケントは今年もノンGMコーンの作付けをしてくれた。

相場がどんどん上がって、GM (遺伝子組み換え作物) の圧力も強い中で、

「でもケントさんは今年もセンチュリーコーン (ノンGMの品種) を植えます」

といったジョークまじりのレポートを寄せてくれている。

反応しなければいけないのは、オレのほうだった。

 

Fさんから、そのケントが6月下旬に日本に来る、という連絡である。

歓待しないとね。

そしてたくさんの人に紹介したいと思っている。

 



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