2009年11月16日
小学校の学校給食訪問 : 栄養士、関根先生のところへ行く
09年10月22日(木)晴れ(by ドクターMaekawa)
大地を守る会では、1980年より、「全国学校給食を考える会」(→学校給食ニュースHP)
という組織の事務局をつとめています。
今回は、現在、副会長で、現役の小学校の栄養士である、関根美知子先生を紹介します。
関根先生、「いつでも給食、食べにおいで。私の学校の給食、おいしいから」と誘ってくれます。
そのお言葉に甘えて、おなかをすかせて関根先生の勤める都内の小学校にでかけました。
この日は四年生の総合の時間に、関根先生が「大豆」について授業をしました。
授業風景。みんなすごく積極的。関根先生、みんなからとても好かれてる様子。
- 「大豆」の栄養について
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「大豆は畑のお肉」といわれるように、いろんな栄養素があります。
タンパク質、ビタミン、レシチン、リノール酸、カルシウムと豊富です。
大豆の加工法ごとの食品についてのクイズ
大豆の加工法のクイズに挑戦する子どもたち
そして、利用法。これがとっても面白いし自分にもためになりました。
大豆にはいろんな加工法があります。そして、いろんな食べものの原料となっています。
それを、写真のような先生手作りの教材を使ってみんなでクイズ形式に学んでいきます。
ドクターMaekawaは、正解率非常に悪かったです・・・
授業で頭を使ってエネルギーを使ったあとは、お楽しみの給食です。
五つの食器はすべてプラスチックじゃなくて磁器です
まずは主食のご飯。ジャコと「大豆」が入っています
そしてサンマのつみれ汁。これがうまかった~ 大豆製品として豆腐が。
コンブと高野豆腐。ここにも大豆製品
デザートのフルーツポンチ。お誕生日給食特別メニュー。今回は10月生まれの子どもたち
低温殺菌のタカナシ牛乳
すべての品がしっかりと味がありながら素朴ですごくおいしかったです。
両隣の子どもたちも、ペロリと全部、たいらげていました。
関根先生の小学校では、「岩手食材交流事業」というものをやっていて、
いろんなことにとっても積極的。食材については、無茶々園からミカンとったり、
牛乳も写真にあるように低温殺菌、お米は秋田県仁賀保の農薬不使用米を使用しているなど、
安全にとても気をつかっています。また、東京都である八丈島のトビウオを使用するなど、
地産地消(八丈島、遠いですが)にも取り組んでいます。子どもに戻れるなら、
ここの小学校に通って、おいしい給食を毎日食べたいなと思った楽しい一日でした。
大地を守る会 運動局 前川隆文