2010年11月12日

馬油講座を開催しました

10月7日(木)初めて馬油講座を開催しました。

大地を守る会で取り扱いをしている日本創健のナチュラル馬油。

乾燥の季節になると会員の皆さんからご要望をいただく人気商品です。

このナチュラル馬油は他の馬油と使用感が違うとのお声もきかれます。

では、なにが違うのでしょう。

日本創健の本村明紀さんからお話をいただきました。

講座は午前の一般編と午後の出産・子育て編に分けて行われました。

 

こちらは午前の講座のようす。

 

もともと日本創健の馬油が誕生したいきさつは、生まれたお子さんがひどいアトピーであった創始者の

お子さんを想う気持ちからでした。

「子どものアトピーを少しでも楽にしたい」と日本創健の創始者は食肉加工業者であった職業を

生かし、御自分でお子さんのための馬油を研究されたとか。

そういう子を想う親の愛情から誕生した馬油の品質は、現在もなお、日本創健の製造理念として、

受け継がれています。

合成着色料、合成香料はもちろん不使用。

原料は厳選された馬のタテガミ下部脂肪のみとこだわり、伝統的な低温抽出法で丹念に製造

されています。

 

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こちらは午後の出産・子育て編のようす。

お子さんが自由に遊ぶ中、少人数で講座出席者同士のコミュニケーションもあり、

一体感のある雰囲気でした。

 

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午前の講座で、各机をまわり、参加者おひとりおひとりの手に適量(米粒分くらい)の

馬油をのせる本村さん。

容器から出された馬油が想像以上にのびて、驚かれる声も聞かれました。

 

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手に塗られた馬油をぬるま湯にひたしてみます。ふしぎ・ふしぎ。油が浮きあがりません。

実はここに、日本創健のナチュラル馬油のすばらしさのひみつがあるのです!

日本創健では、馬油を一般の人の体温より低い35℃の低温で、ゆっくりと時間をかけて抽出します。

低温で抽出された馬油は、肌にしっかりとなじむのです。

そのため、水仕事や入浴前に馬油を使用することで、皮膚のバリアとなり、お肌ケアに効果を

発揮します。

また、このナチュラル馬油の特長は、良質な油である証のα(アルファ)-リノレン酸がしっかりと

残っています。

α(アルファ)-リノレン酸は熱に弱く、高温で大量に抽出する製法だと、成分が壊れてしまいます。

しかし、こちらの馬油は低温抽出。

α(アルファ)-リノレン酸がしっかりと残っています。

一口に馬油といっても、いろいろあるのですね。

 

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「馬油は整髪にもおススメです」と本村さん。

本村さんご自身、毎日の生活のなかで、馬油をフルに活用されている様子でした。

日々の経験も交えての本村さんのお話はいきいきとして、ユーモラスいっぱい。

とてもわかりやすいものでした。

大地を守る会ではおなじみのナチュラル馬油。その魅力を再発見した一日でした。

 

 大地を守る会 交流局 小木曽隆子

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