2011年3月24日

【復興支援】総合農舎山形村へ、第1弾支援物資(久慈市)

 大地を守る会、久慈市、JA新いわてで地域おこしのために設立した「総合農舎山形村」。

岩手県久慈市山形町(旧山形村)にあり、大地震により沿岸部は甚大な被害を受けました。

幸いにも短角牛やホウレンソウ、シイタケなど大地を守る会の生産者は、難を逃れ、全員無事でした。

 

山形町のお付き合いは1981年から。

1975年設立の大地を守る会では、最初野菜や米を扱っていましたが、

安心できるお肉がないか探していたところ、縁あって、山形町と出会いました。

広々とした牧場でのびのび育ち、赤身のおいしい短角牛は大地を守る会のコンセプトとぴったり。

3頭の取引から始まり、現在では約350頭を取り扱っています。

また、消費者の交流もさかんで、毎年夏休みに消費者会員の家族が山形町を訪れています。

そんな顔が見え、心がつながる関係を大事にした交流は1982年から毎年続いています。

http://www.nousya.jp

そんな長年のお付き合いから生まれたのが「総合農舎山形村」。

山形町の食材を中心とした加工品を製造するために1994年に設立されました。

 

各地でガソリン不足や高速道路の不通が発生していますが、

総合農舎山形村でも、今回の大地震により、配送が凍結した状態が続いてしまっていました。

そんな中、なんと自力で食材を納品しよう!と木藤古所長が自社トラックで一晩(14時間)かけて、

岩手県久慈市から、千葉県習志野市の物流センターにやってきました。

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左が総合農舎山形村の大向清勝さん 右が木藤古修一所長です。

習志野物流センターに到着し、食材を届けてホッとした表情です。

 

帰りのトラックには、地元久慈市から支援要請のあった物資を急遽、

埼玉と千葉の農家、そして大地を守る会の従業員に呼びかけ集め、

BOXティッシュペーパーや下着、歯ブラシ、衛生用品などダンボールで約20箱を積んで帰ってもらいました。

 

来るときは満タンだった燃料も習志野では給油できず、

苦戦しながら、原料用の湯田牛乳をピックアップして岩手県久慈市に帰って行きました。

こんな大変な中でも、パワー全開の木藤古所長と大向さん。

畜産水産グループ長吉田も、熱く熱く見送ったそうです。

 

そしてまた、あらためて大地を守る従業員で岩手県久慈市への支援物資を集めました。

ジャーン!

IMG_0486_convert_20110324105434.jpg 

 歯ブラシ、下着、衛生用品など段ボール計7箱ほど集まりました!

今週末、今度は畜産水産グループ長吉田がトラックで運びます。

その様子は、後日ブログにアップしていきます。

ぜひご覧くださいね。

 

大地を守る会 事務局 齋藤史恵 

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