2013年5月アーカイブ

2013年5月31日

6月2日は「6.2 NO NUKES DAY」

6月2日は「6.2 NO NUKES DAY」
「さようなら原発1000万人アクション」
「原発をなくす全国連絡会」
「首都圏反原発連合」
が同時アクション

6.2つながろうフクシマ!さようなら原発集会
http://sayonara-nukes.org/2013/04/6-2nonekesday/

日時:6月2日(日)
場所:芝公園23号地 会場ステージ前


大地を守る会は、市民団体・NGOエリアの先頭あたりに位置する予定です。
大地を守る会のノボリを目指して集まりください。

会場配置図は以下をご参照ください。
http://sayonara-nukes.heteml.jp/nn/wp-content/uploads/2013/05/0602nonukesday_haichi.pdf

以下、会場までのアクセスはHPをご参照ください。
http://sayonara-nukes.org/2013/04/6-2nonekesday/

主催:「さようなら原発一千万署名」市民の会

12:00  開場
12:30  集会

ライブ演奏(李政美〔いぢょんみ〕)
発言 : 大江健三郎さん、落合恵子さん、鎌田慧さん、澤地久枝さん
福島から(渡部ミヨ子さん/農業者)
浜岡原発のある静岡から(東井怜さん)
原発ゼロノミクス(ゼロノミクマさん)
国会行動アピール(Misao Redwolfさん/反原連)
茨城から(村上達也さん/東海村村長)
署名についての報告、ほか
14:00  終了

14:15  パレード出発
主催:「さようなら原発一千万署名」市民の会

パレード:芝公園~西新橋~新橋~日航ホテル前~東電本社前~日比谷公園・中幸門(流れ解散)
※約1時間半のコース(1コースのみです)

★パレード
①呼びかけ人・ファミリー・市民 
②サウンドカー DJランキンタクシー+1 歌 制服向上委員会
③ドラム隊 ④エイサー隊 ⑤参加組合 他

★デモ終了後、首都圏反原発連合主催の「反原発☆国会大包囲」に合流→鎌田慧さんがアピールを行います。

●0602 反原発☆国会大包囲
主催:首都圏反原発連合
協力:さようなら原発1000万人アクション/原発をなくす全国連絡会、
経産省前テントひろば/再稼働阻止全国ネットワーク/脱原発世界会議
場所:国会周辺
時間:
16:00 国会包囲
17:00 国会前大集会開始
19:00 終了
発言者:国会議員、全国各地からの反原発活動スピーカー、協力グループ代表、著名人他

※上記タイムスケジュールは予定です。変更する場合がございます。


2013年5月29日

ネオナチュラルスキンケア講座を開催しました


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5月14日、ネオナチュラルスキンケア講座を大地を守る会・六本木会議室で開催しました。

講師はナチュラルの高柳昌弘さんと御澤栄輔さん。
この日のために、名古屋からお越しくださいました。



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こちらが講座のようす。


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ネオナチュラル代表の高柳さん。
高柳さんからはそもそもオーガニックとはなにか、その定義から、
現在のオーガニックコスメの基準まで幅広くお話しいただきました。

高柳さんが、ネオナチュラルをはじめられたきっかけは、
お子さんのアトピーでした。
お風呂で使用する「敏感肌用」のボディーソープを使う度に
症状が悪化するお子さんの症状。
そこから人の肌の仕組みや働きを一から考え直し、
ケミカルなものをやめ、自然の力でやさしく肌に働きかける石けんや化粧品の誕生につながりました。


ネオナチュラルのスキンケア素材は農産物が基本。
使用する農産物の品質によって化粧品の質や使用感に差がでます。
そのため、素材の農産物も信頼できる生産者のものを選び、
また、最近は自社農場でスキンケア素材をご自分たちの手で有機栽培をしているそうです。


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こちらは御澤(みさわ)さん。
御澤さんから実際にお肌のケアの仕方を教えていただきました。

お肌には普通肌、乾燥肌、脂性肌があります。
しかし、季節によって、生活環境、ホルモンバランスによっても
肌質は常に変化するもの。

「今」の自分の肌にあったスキンケアをしましょうとアドバイスをいただきました。

ネオナチュラルの考え方は、
肌自身の持つ力を手助けしてあげること。

オナチュラルのスキンケアのベースは私たちのお肌に住む「菌」、
特に肌を弱酸性に保つことで肌環境を整える常在菌の活動を
活性化してあげることが大切だという考えが基本にあります。
基礎化粧品はその栄養になる栄養分を補給してあげるというのが
ベースの考えです。

ちなみに御澤さんは管理栄養士の資格をお持ちです。
肌の美しさは身体の内からの栄養と、肌のために働いてくれる
善玉常在菌への栄養、両方向からのケアのバランスが大事だと御澤さん



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講座では、資料と
ネオナチュラルのベーシックスキンケア商品のサンプルが用意されました。

こちらは、参加者が肌に潤いをもたらすピュアエクストラクト一白桃のサンプルを試すようす。
有機ヘチマ水、沖縄の月桃など19種類の和漢植物エキスが肌のきめを整えます。



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大地を守る会では、基礎化粧品の他、ネオナチュラルのシャンプー・リンスをはじめ、
幅広い商品を皆さまにご紹介しています。
どうぞ、ご利用ください。





2013年5月28日

TPP国際シンポジウム

明日、明後日、東京でTPP国際シンポジウムが開かれます。

先日の「TPP参加をとめる!5.25大集会」で、
TPP参加交渉からの即時脱退を求める大学教員の会の金子勝さんが、
「この国のメディアは壊れている。」と語っていました。

TPP参加をとめる!5.25大集会本編
プレ集会~デモ終わりまで(全編)
http://www.ustream.tv/recorded/33286433

TPP交渉の実態を知るには、海外からの情報が確かです。
参加は自由です。奮ってご参加ください。


5/29(水)15:00~18:00

TPP国際シンポジウム 
チラシ
http://tpp.main.jp/home/wp-content/uploads/64cc405008b69858de8183746f8846ba.pdf

会場:参議院議員会館講堂

ゲスト:ジェーン・ケルシー(ニュージ―ランド)、
ロリ・ワラック(米国)、キム・ジョンウ(韓国)

日本側登壇者:原中勝征、篠原 孝、孫崎 享、榊原英資

共催:TPPを考える国民会議/TPPに反対する人々の運動
協力:STOPTPP!!市民アクション


5/30(木) 18:30~20:30

TPPをとめる!5.30国際シンポジウム
チラシ

会場:連合会館2階204号室

ゲスト:ジェーン・ケルシー(ニュージ―ランド)、パク・ソクウン(韓国)、
マリカルメン・リャマス(メキシコ)、クォン・ヨングム(韓国)、キム・ジョンウ(韓国)

共催:TPPに反対する人々の運動/TPPを考える国民会議

協力:STOPTPP!!市民アクション

TPPに反対する人々の運動
TPPを考える国民会議
http://tpp.main.jp/home/


2013年5月23日

「大地を守る会 顔の見えるエネルギープランコンペ」支援対象決定!

5月19日(日)、大地を守る会本社にて、大地を守る会の生産者・メーカーなどが対象の
大地を守る会 顔の見えるエネルギープランコンペ」最終選考が行われました。

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最終選考には進んだのは応募された19団体のうち、5団体。
それぞれのプランや熱い想いを、プレゼンテーションで披露していただきました。

※「大地を守る会 顔の見えるエネルギープランコンペ」の詳細は、
  5月1日のブログ大地を守るをご覧下さい。

そして、選考の結果として、支援先の3団体が選ばれました!

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<支援先>
1.大和川酒造店
 「自然エネルギーでお米シャンパンづくり」
2.祝島市場
 「祝島自然エネルギー100%アイランド」
3.スタジオikb+/藤野電力
 「藤野電力 自然エネルギー充電ステーション事業」

最終選考に残っていた二本松有機農業研究会・自然耕房の2団体にも、
惜しくも支援対象から外れてしまいましたが、引き続きの取り組みを期待して、
わずかばかりですが奨励金をご提供していまます。

以下、審査委員長を務めた弊社代表・藤田の総評の言葉を引用します。

今日発表していただいたプランは、どれもすばらしく応援したいものばかりでした。
現在、大地を守る会とお取り引きいただいている生産者・メーカーさんの数は約2500件です。
今回、「大地を守る会 顔の見えるエネルギープランコンペ」を通してご支援をする
3団体はもちろん、今回残念ながら支援先とならなかった2団体も、
2500件のうちの5つに選ばれているということ自体、高く評価されることだと思います。
支援先の3団体には、支援金をお渡しして終わりというのではなく、大地を守る会として、
これを一つのきっかけに、これまでに以上にお付き合いを深めていただけることを期待いたします。

d-energy03.JPG今回は速報として以上のご報告ですが、引き続き大地を守る会の公式フェイスブックでは、
プレゼンテーション審査会当日の様子、支援対象に選ばれた方々の喜びの声、
審査員の評価コメント、オブザーバーの反響など、詳しくお伝えしていきます。

引き続き、ぜひご注目下さい!

「顔の見えるエネルギープランコンペ」事務局 鈴井


遺伝子組み換えサケとアメリカでのGM表示運動



大地を守る会も構成メンバーである、「食と農から生物多様性を考える市民ネットワーク

(以下、食農ネット)が、国際生物多様性の日(5月20日)を記念して、アメリカ食品センター

のペイジ・トマセリさんをお招きしました。

トマセリさんは、弁護士として、モンサントなどを相手に、アメリカ市民の食の安全を求めるため

の訴訟活動をされています。アメリカでは裁判は一つの市民運動の武器なのです。



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今、アメリカでは遺伝子組み換えサケがFDA(アメリカ食品医薬品局)によって認可されようと

しています。このサケには、オオカミウオの成長ホルモンプロモータ遺伝子が挿入されており、

普通のサケより 3 倍の速度で成長するそうです。





salmon1.jpg































遺伝子組み換え作物大国のアメリカにあっても、動物性の食品が認可されるのは初めてのこと。

しかも、現在流通している遺伝子組み換え作物は、大豆、トウモロコシ、ナタネなどで、

ほとんどが動物の飼料か、加工食品の原料であって、アメリカ人にとっては、直接食べるもの

ではありません。

相当なアメリカ人が、このサケにはかなり面食らっているらしく、「表示くらいしてくれよ」と

いう運動が各州で広がっているということです。


トマセリさんによると、ことの始まりは、カリフォルニア州の主婦たちの草の根運動

だったということです。「Right to Know」、知る権利くらいは欲しいということで、

遺伝子組み換えの表示を求める運動が展開されました。


そして住民投票が実施されましたが、これに対抗して、モンサントやデュポン、バイエル

などのGM推進企業は、なんと4千5百万ドル(日本円で約40-50億円)ものコマーシャル費用を

投票前の3週間に投下し、残念ながら、49:51で、表示にNOの結果となりました。


これが昨年末(2012年末)のことなのですが、カリフォルニアという大きな州でのこと

だったので、この騒ぎは全米に広がりを見せたのです。その後、多くの州(19ほど)でなんらか

市民運動が活性化し、連邦議会にも影響が及んでいるということです。


しかし、遺伝子組み換えサケ、残念ながら認可され、販売される見通しです。

そうすると、切り身やスモークサーモンなどとして商品化されます。


次には、日本への売り込みがされるでしょう。手順としては、

1.食品安全委員会での安全性審査
2.安全だと認める
3.パブコメなどで市民へ意見を求める
4.厚生労働省での流通へむけての許認可作業
5.流通

ということになります。市民としては、3 で、いかに強く反対運動を展開するか。

日本には遺伝子組み換えサケなんていらいなという意思表示をするかになるかと思います。


今回、ペイジ・トマセリさんの話をお聞きし、遺伝子組み換え大国であるアメリカにも、

頑張っている市民運動はある、連携できる市民がいるということがわかりました。

ペイジ・トマセリさんが弁護士になるきっかけのひとつは、学生時代に、モンサントと闘う、

パーシー・シュマイザーさんのことを知ったことだということでした。パーシー・シュマイザーさん

とは、日本各地を講演活動で巡り、一緒に温泉にも入ったこともあります。

国や立場は違えども、目的をともにする仲間を見つけることができたシンポジウムでした。




2013年5月21日

華密恋スキンケア講座を開催しました

去る58日、六本木事務所にて「華密恋スキンケア講座」が行われました。

「華密恋(かみつれん)」は、国産のカミツレ(カモミール)から

抽出されたエキスを原料とした商品のシリーズで、

大地を守る会では入浴剤とスキンケア商品を販売しています。

 

まずカミツレ研究所代表の北條さんから、カミツレ研究所の成り立ちとカミツレについて、

画像を交えながら説明していただきました。


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カミツレには、保湿効果、抗炎症作用、鎮静作用など様々な効果があり、

ヨーロッパでは昔から万能ハーブとして使われているそうです。

 

カミツレ研究所では、この植物の力に注目し30年前からカミツレを原料とした商品を

作り始めました。

 

カミツレを栽培しているのは、長野県池田町の自社農園および、

主に岐阜県大垣市と長野県など国内の契約農家。

農薬を使わずに栽培をしているため手間はかかりますが、

皆さんが安心して使えるものを作りたい、というこだわりから、

有機肥料や残渣(エキス抽出の際のしぼりカス)を使って栽培をしています。

カミツレは通常、10月~12月に定植し、6月初め頃に摘み取りを行いますが、

今年は4月にも雪が降るという寒さのため、成長を少し心配しているそうです。


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収穫したカミツレからエキスを抽出し、製品を作っていく際の特徴が

<カミツレの全草利用>と<非加熱抽出>であること。

ヨーロッパなどで大規模にカミツレを栽培する場合、機械で一気に刈り取りを行うため、

花しか摘み取ることができませんが、カミツレ研究所ではすべて手で刈り取りを行います。

花はもちろんのこと、茎や葉にも保湿や消炎の効果があることがわかっているので、

その力を余すことなく利用しようということなんですね。

 

収穫したカミツレは、熱を加えることで有効な成分が失われることを防ぐため、

さとうきびから作られた発酵エタノールにつけられ、

30日間かけてじっくりとエキスを熟成・抽出します。

薬用入浴剤はカミツレエキス100%で、1回分の使用量には、

カミツレ全草約120本分の有効成分が凝縮されているというなんとも贅沢な商品です。

当日は、参加者みんなで手浴体験をし、お肌がすべすべになることを実感しました。


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続いて、現在、華密恋商品の取扱い窓口をしていただいている

ケイミー・オフィスの喜多さんより、華密恋商品のご紹介をいただきました。

 

大地を守る会では化粧品を取り扱う際に、原材料に医薬部外品の旧表示指定成分が

含まれていないか、石油系合成保存料が使われていないか、

というように大地を守る会の基準に照らし合わせて審査をしています。

原材料の多い商品は書類がとてつもない枚数になることも。

それでも、みなさんに安心して使っていただける商品をお届けするため、

厳しい管理とチェックを行なっています。

 

 その後、華密恋のスキンケア商品について、商品開発者のカミツレ研究所・塩川さんより

お話しいただきました。

以前、他の化粧品会社で働いていた塩川さんによると、化粧品に「○○エキス配合」と

書かれていても、配合量は多くても約1%程度だそう。

それに比べて華密恋の商品には5%50%もカミツレエキスが配合されているというから

驚きです。


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カミツレは、ヨーロッパでは赤ちゃんの沐浴剤としても使われているそう。

殺菌効果があるため、石けんが使えないような時にもおススメです。

また、消炎作用があるので、これからの時期、あせも対策や、

日焼けをした肌のアフターケアにも使いたいですね。

 

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塩川さんにはカミツレエキス50%配合のヘッドマッサージローションを使って、

ヘッドマッサージの実演もしていただきました。

日々の生活の中で、ついつい頭皮が硬くなりがちですが、理想は赤ちゃんの頭皮!

朝晩のヘッドマッサージでいきいきとした髪を保ちたいものです。

 

会場の方からも次々とご質問が飛び出し、カミツレと華密恋商品に関する理解を

深めていただきました。

カモミールティーを飲みながら、サンプルを思う存分使っていただき、

カミツレの香りに包まれた会場で、みなさん満足そうな様子だったのが印象的でした。

 

520日~24日配布の『ツチオーネ』1235ページおよび32,33ページで、

こちらの華密恋商品をご紹介予定です。どうぞ、こちらもご覧ください。

 

 

最後に「第25回 いけだまちひろつカミツレ花まつり」のご案内です!

 

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開催日: 6/1()2()

開催時間: 10:0017:00

会場: カミツレの里(カミツレ研究所長野事業所・八寿恵荘(やすえそう))

住所: 長野県北安曇郡池田町広津4098

TEL 0261-62-91199222(八寿恵荘)

公共交通: JR信濃松川駅から車20

車: 長野自動車道安曇野ICから国道147号経由で17km 約30

駐車場: あり(無料30台)

料金: 無料(入浴は200円)

 

カミツレの刈り取り体験や、「華密恋の湯」の入浴体験(1017時、最終日は~16時)。

華密恋シリーズ商品の特別販売など、たくさんの企画をご用意してお待ちしております。

ぜひみなさま足をお運び下さい♪







2013年5月20日

TPP参加をとめる!5.25大集会

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大地を守る会も賛同団体となっている「STOP TPP!! 市民アクション」では、
5月25日に「TPP参加をとめる!5.25大集会」を開催することになりました。
多くのみなさまのご参加を呼びかけます。

【とき】
5月25日(土)12:00~16:00 (詳細は以下)

「STOP TPP!! 市民アクション」
http://stoptppaction.blogspot.jp/2013/04/525tpp525.html

【ところ】
芝公園23号地(最寄り駅、地下鉄三田線「御成門」駅)
http://www.tokyo-park.or.jp/park/format/map001.html

【予定】
1.プレ集会 12:00~(TPP反対の文化イベントを予定)
2,大集会  12:30~1時間程度「集会」
3,デモ行進 13:45~(全体終了16:00の予定)
(銀座を通り東京駅横・鍛冶橋駐車場解散予定)

※大地を守る会の参加者は、ステージに向かって左側の方に
集まる予定です。大地を守る会のノボリを目印にお集まりください。
デモでは前の方のグループでスタートする予定です。


+++++++++++++++++++++++

3月15日に安倍首相が行った公約破りのTPP交渉参加表明に続き、
4月12日に発表された、TPP交渉参加にむけた事前協議の「日米合意」は、
包括的で高い水準の協定を達成するという「TPPの輪郭」を改めて確認するとともに、
アメリカの要求を丸呑みするだけという内容です。

これでは、安倍自公内閣が言うところの「国益を守る」どころか、国民のくらしやいのち、
食の安全、雇用や地域経済などが壊され、国の主権までもが脅かされることが、
いよいよはっきりしてきました。

交渉に参加してしまえば、TPPの秘密主義で、交渉の中身をあれこれを持ち出して中離脱は
あり得ません。まだ遅くはありません。参加表明を撤回し、TPP交渉への参加を止めるべきです。

私たちは、これまでも多くの団体・個人の思いを集め、国際的な連携も進めながら、
TPP交渉参加反対の運動を進めてきました。参議院選挙を前にしたいま、
安倍内閣にTPP交渉参加を断念させるため、
標記「TPP参加をとめる!5.25大集会」をよびかけることとしました。

TPP交渉参加に反対するすべての人たちの力で集会を大成功させ、
政府や財界、アメリカのねらいにストップをかけるため、ぜひみなさま方におかれましても、
「TPP参加をとめる!5.25大集会」の趣旨にご賛同いただくとともに、
たくさんの方々にご参加いただけますようお願い申し上げます。 

(STOP TPP!! 市民アクション)






2013年5月10日

生物多様性を脅かす遺伝子組み換え作物

国連が定めた「国際生物多様性の日」(5/22)に合わせて、世界各地でイベントが開かれます。
国内では、「食と農から生物多様性を考える市民ネットワーク(食農市民ネット)」が、
各種イベントを企画しています。

※食農市民ネットは、大地を守る会が構成メンバーである、
市民運動団体です。

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生物多様性を脅かす遺伝子組み換え作物

~遺伝子組み換え大国アメリカで何が起こっているか~

生物多様性に関する条約の採択を記念して国連が制定した「国際生物多様性の日」
(5月22日)には毎年、生物多様性の保全について理解を深めるためのイベントが
世界各地で開かれます。

食農市民ネットは、遺伝子組み換え作物について生物多様性の観点から考えるため、
アメリカで遺伝子組み換え作物の問題に取り組む市民団体「食品安全センター」から
ペイジ・トマセリさんをお招きし、シンポジウムを開催します。遺伝子組み換え大国
アメリカで何が起こっているのか、市民の取り組みと併せてお話しいただきます。
お誘い合わせのうえ、ぜひご参加ください。

【日 時】  2013年5月18日(土)13:30~16:30 開場13:00

【会 場】  星陵会館ホール 最寄駅:地下鉄「永田町駅」徒歩3分

資料代  1000円

内容
・基調講演「生物多様性を脅かす遺伝子組み換え作物~遺伝子組み換え
大国アメリカで何が起こっているか~」 ペイジ・トマセリさん 「食品安全センター」※
・報告「日本でも広がる遺伝子組み換え汚染」、パネルディスカッション

※英語名「Center for Food Safety」。1997年に設立されたアメリカの市民団体で、
食の安全や環境、農業の問題に取り組む。とくに遺伝子組み換え問題ではアメリカに
おける中心的存在で、政策や訴訟にも積極的にかかわっている

主催:食と農から生物多様性を考える市民ネットワーク(食農市民ネット)

※このシンポジウムは地球環境基金の助成金を受けて行ないます

<問合せ・予約先>
食農市民ネット事務局
〒169-0051 東京都新宿区西早稲田1-9-19-207
Tel 03(5155)4756



2013年5月 1日

「顔の見えるエネルギープランコンペ」に21件の応募!

大地を守る会では、一昨年の東日本大震災以降、自然エネルギーの導入に興味を持ちながらも、情報不足・資金不足などの課題から自然エネルギー導入をできなかった生産者・メーカーを支援するため、『大地を守る自然エネルギー推進基金』を設立し、自然エネルギーの導入を推進するためのビジネスプランコンペ「顔の見えるエネルギープランコンペ」を開催しています。

3月末に生産者・メーカーからの応募を締め切り、19団体21件の応募がありました。農産物・水産物・加工食品・生活雑貨・自然住宅など様々な業種の方から、太陽光発電・バイオディーゼル燃料(BDF)・木質バイオマス・小水力発電・小型風力発電など多彩な内容でした。

一次審査の書類選考を4月に実施し、5団体が二次審査へと進んでいます。5月19日の二次審査(最終審査)では、自然エネルギーや市民ファンド、コミュニティ起業など各分野の専門家も交え、支援先を決定します。

支援先の各団体には、2014年5月まで、支援金の支給や情報発信・イベント企画の支援などを通して、生産者・消費者のネットワークのある"大地を守る会らしい"自然エネルギー普及に取り組んでいきます。今後の進捗もご報告していきますので、楽しみにお待ちください。

●「大地を守る会 顔の見えるエネルギープランコンペ」特設ページ

※「顔の見えるエネルギープランコンペ」は、専門委員会「大地を守るエコ研究所」と、若手職員有志による実行委員会が運営しています。

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※写真は、一次審査の様子です。


NEWS 大地を守る2013年5月号 このお弁当、「ルーツ」は見えていますか?

このお弁当、「ルーツ」は

見えていますか?

主菜は魚、副菜には野菜のおかず、乾物の煮ものや、フルーツも添えられていて、

一見しただけでは和風の、バランスよくヘルシーなお弁当に見えませんか?

けれど、この小さなお弁当にも、目には見えない"食の安全"の問題が潜んでいるかもしれません。

食品添加物、農薬、遺伝子組み換え......どこから来たのか、誰が作ったのか......

ルーツが見えない食べものに感じる、さまざまな「?」を、一緒にひもといていきましょう。


実はこのお弁当は、大地を守る会の" 顔が見える"食材を使って作りました。

国産のサバ、じっくり寝かせた味噌、新鮮な野菜、希少な国産のごま、昔ながらの梅干し......
すべて、大地を守る会のカタログで購入できます。
作り手や原料が見える安心を私たちは運び続けています。

このお弁当に使われている食材は......

サバ梅煮/真サバ(長崎県)、国産大豆使用しょうゆ(淡路島)、砂糖・練り梅(梅干し)・梅酢・赤じそ(奈良県、

三重県)、酒

いんげんのごま和え/いんげん(沖縄県、熊本県)、ごま(国産)

切り干し大根の煮もの/切り干し大根(九州)、「大地を守る会の油揚げ」、ニンジン(大地を守る会の生産者)

肉ジャガ/豚肉・ニンジン・ジャガイモ・玉ねぎ(大地を守る会の生産者)、だし汁(カツオ節、宗田節、サバ節、

干し椎茸、昆布)、国産大豆使用しょうゆ(福岡県)、三河みりん(愛知県)

梅干し/梅(奈良県、三重県)、桜(奈良県)

オレンジ/福原オレンジ(静岡県)


遺伝子組み換え  世界で一番輸入しているのは日本

 遺伝子組み換え(GM)とは、ある生き物の遺伝子を、他の生き物の遺伝子のなかに組み込むこと。たとえば、大

豆の中に除草剤が効かない遺伝子を組み込めば、農薬を撒いたときに、雑草は枯れてもその大豆は枯れません。

除草作業の軽減や収穫量の増加が見込めると言われますが、消費者のリスクについては、まだ不明な点が多い

のが実情です。とはいえ、動物実験での悪影響が報告されているほか、除草剤を撒いても枯れない雑草が現れ、

かえって農薬の使用が増えてしまっているとか。

 国内栽培のGM作物はまだ流通していませんが、実は、日本は世界一のGM作物輸入国です。日本の大豆の

自給率はたった6%。おもな輸入元であるアメリカの大豆は作付面積の9割以上がGM大豆なので、輸入大豆は

ほとんどがGM大豆と考えられます。

GM大豆の多くは油脂用ですが、油を搾ったあとの大豆は高たんぱくの飼料として

使われています。家畜の飼料は、食品表示の義務がありませんから、GM飼料で

育った牛や豚を知らずに食べている可能性があるのです。

 大地を守る会では、GM作物を原料とした食品は取り扱っていません。

国産原料の確保が難しいなたね油のなたねも、非GMであることを確認したオースト

ラリア産かカナダ産を使用しています。


放射線照射 食品にわざわざ放射線を照射する?

 殺菌、殺虫、発芽抑止、カビ防止などのために、放射線をあてた食品を照射食品といいます。日本では1972年

にジャガイモにのみ放射線照射が認められ、北海道士幌町農業協同組合の放射線照射施設は、今も稼動して

いています。

 照射食品の人体への悪影響を示す、多くの研究結果があります。オーストラリアでは、カナダから輸入した照射

ペットフードを食べた猫が神経障害を起こして死亡する事故が相次ぎ、2009年に政府によりキャットフードへの

照射が禁止されました。

また、照射食品自体から放射線が出る(誘導放射能)という米軍の研究もあります。

 一方、日本では、あまり知られていませんが、内閣府原子力委員会と全日本スパイス協会は香辛料への照射

解禁を求めています。スパイス協会は、野菜や香辛料など94品目への照射を求めて厚生労働省に許可を要請

しているのです。

 大地を守る会では、照射食品反対連絡会の事務局を担い、食品照射問題に関する情報発信や、スパイス

協会に対して、要請を取り下げるよう文書で伝えるなど、働きかけも行いました。照射食品問題は今が分岐点。

私たちが反対の声をあげれば、必ず止められます。

放射線照射が要請された香辛料(スパイス)
ウコン、エシャロット、オレガノ、カモミール、カルダモン、カレーリーフ、キャラウェイ、クチナシ、クミン、クレソン、クローブ、ケシノミ、ケーパー、コショウ、ゴマ、コリアンダー、サフラン、サンショウ、シソ、シナモン、ショウガ、スペアミント、セージ、セロリー、タイム、タマネギ、トウガラシ、ナツメグ、ニラ、
ニンジン、ニンニク、ネギ、バジル、パセリ、ハッカ、パプリカ、ペパーミント......、他、計94種類


食品添加物 巷にあふれる食品添加物、本当に必要?

商品を長持ちさせる保存料、鮮度が悪くても加工しやすくする結着剤、見た目を良くするための着色料、人工的

なうまみ成分である化学調味料......実に多種多様な食品添加物が用いられます。ただし、ひとことで添加物と

いっても、すべてが悪いというわけではありません。たとえば、とうふに欠かせないにがりや、こんにゃくを固める

ための水酸化カルシウムも添加物であり、これがなくては作れませんし、日本では古くから用いられてきました。

けれども、たいていの添加物は、「これがなくては作れない」というものではありません。

 大地を守る会では、食品添加物について、「製造上不可欠なもの以外、使用しな

い」というポリシーを貫いてきました。それは、「使わなくても作れるから」です。添加

物を使わない食品作りは手間も時間も費用もかかります。それでも、大地を守る会

が37年間続けてきた、食材の持ち味を大切にする食品作りには、添加物は必要

ありませんでした。

 添加物が氾濫する現代、添加物をまったくとらない生活は難しい、という方はまず、「添加物を減らす」ことから

始めてみませんか。たとえば、調味料を変えること。子どもたちに本当のおいしさを教えるという食育の観点から

も、効果的な方法です。


残留農薬・ポストハーベスト 栽培中も、輸送中も。想像以上に使われている!

農作物を栽培するときに散布した農薬が農作物や土壌の中に残ったもの、それが残留農薬です。日本では、

食品衛生法によって、野菜やくだもの、飼料ごとに基準値が決められ、基準を超えると回収命令を受けることも

あります。少し前になりますが、中国産の冷凍ほうれん草から基準値以上の農薬が検出され話題になったことを

覚えている方も多いかもしれません。

 一方、ポストハーベストは、収穫(=ハーベスト)の後(=ポスト)、穀物や野菜に

直接農薬を散布することです。なぜ、収穫後に農薬を使うのかといえば、輸送中、

害虫・カビの発生や劣化を防ぐためです。つまり、日本に輸出されている小麦、大

豆、米(ミニマムアクセス米)、とうもろこし、オレンジ、レモンなどには農薬が

散布されている可能性が高いのです。ポストハーベスト農薬は収穫前に散布する農

薬と比べて、農作物に残留しやすく、人体への影響も大きいとされています。

 大地を守る会の食品は、残留農薬やポストハーベストの心配のない国産品が基本です。やむをえず使用する

場合は、「有機」や「フェアトレード」のものを優先しています。


輸入依存 国産食材を食べるだけでCO2を削減できる!?

輸入食材は、遺伝子組み換えやポストハーベストなどさまざまな問題を含んでいますが、日本への輸送も重要な

ポイントです。輸送にともなってエネルギーが燃やされ、たくさんのCO2が排出されるからです。

 大地を守る会は、2005年からフードマイレージ・キャンペーンを始めました。フードマイルとは、もともとは食べも

のが運ばれた距離を意味しますが、輸送距離が短い国産を選べばフードマイルは小さくなり、遠くから食材を

運ぶ輸入食材は大きくなります。そこで、さまざまな食材の移動距離と輸送手段から排出CO2を割り出し、poco

(ポコ/1poco=CO2100g)という新しい単位をつくり、食べることとCO2排出のつながりをわかりやすくしまし 

た。宅配の請求書に「今週あなたが減らしたpoco」という欄を設け、啓蒙活動を行いました(現在は終了)。

 2009年には生協などの消費者団体も参画し、取り組みは一気に拡大しました。

食べものでCO2を減らすのは、「賢く選ぶ」ことで実現します。これからも、安全や

おいしさに加えて、フードマイレージのことも考え、なるべく"身近な"食べものを選

びましょう。


食品表示、TPP問題...... 食の安全が脅かされている!?

 ザッとひもといただけで6つの項目、一つひとつを取り上げればそれぞれに分厚い本が作れるような食の問題を、

今回まずは簡潔にご紹介しました。私たちのまわりには、添加物が使われていることが読み取りにくい食品表示

の仕組み、遺伝子組み換え作物やポストハーベスト作物の輸入を容易にするTPPなど、食の安全にまつわる問

題が山積しています。こうした問題はどれも、自給自足の昔はもちろん、食べものが作る人から食べる人へ直接

渡っていた時代には、起こることがなかった問題です。


生産者と消費者の間に結ぶ絆、「安心して食べられる食べもの」を

 誰が、どこで作ったのかわからない食べものは、逆にいえば、誰が、どこで食べるかわからない食べものです。

人としてのつながりが希薄な分、その食べものが安心できるものであることの保証も希薄になりがちです。

 大地を守る会では「ルーツがわかっている食べもの」「作り手の顔が見えている食べもの」をお届けしています。

生産者と消費者の間に絆を結び、強い信頼が築かれることで、安心して食べられる食べものを作り、届け、食べ

られるーーそんな関係を目指しているからです。さらには、私たちの食を脅かすさまざまな問題に積極的に向き

合い、解決に向けて努力を重ねていきます。

 本紙では、これからも食の問題を取り上げたり、イベントや講座などを通じて、会員の皆さんに「知る」場を提供

していきたいと思います。

大地を守る会のお弁当はここで買えます 
○東京駅の大地を守るDeliエキュート東京店
○銀座三越地下2階デリカショップ DAICHI


大地を守る会の震災復興支援

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