2013年10月アーカイブ

2013年10月28日

生産者とおしゃべり会~黒崎有機栽培研究会

日時:2014年10月24日(木)
場所:山手234番館(横浜市)
主催:港北大地サークル


港北大地サークルが毎年この時期に開催する「生産者とおしゃべり会」。
ふだんは畑で「大根収穫交流会」や「とうもろこし収穫交流会」でお世話になっている、
黒崎有機栽培研究会の生産者の皆様を、街中にお呼びしての懇談会です。
今回会場となったのは、山手234番館。元町公園のすぐそば、歴史的建造物です。

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黒崎有機栽培研究会の皆様。
左から、石橋信一さん、山田新一さん、石渡 稔さん、石渡久子さん、山田繁代さん。
右端は、港北大地サークル・代表の由良直子さん。

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消費者16名(サークルのスタッフも含めて)が集まる前で、畑でとは違う雰囲気ですが、
生産者の皆さんから、いろいろなお話を聴くことができました。
石渡稔さんの言葉からいくつか紹介しましょう。
「とにかく『顔の見える関係』を実現したかったのです」
「この20年来、畑での年に二度の収穫交流会は、唯一、2011年の3月下旬の大根の
ときは中止にしましたが、他はず~っと続けてきました」
「畑で交流することで、『あっ、この大根はあの方々が食べてくれているんだな、と
思い浮かべることができます」

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この日は、2013年3月の「大根収穫交流会」と同年7月の「とうもろこし収穫交流会」の様子を
撮影した写真も資料としてご覧いただきながら、畑や交流の様子を伝えていただきました。
堆肥のこと、種のこと、土の性質のことなど、かなり専門的な話題にもなりましたが、
女性生産者でもある石渡久子さんと山田繁代さんからは、大根をたくさん食べるための
料理の仕方なども紹介されました。

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畑ではなかなかここまではお話できないこともあるわけですが、このような懇談会を開催することで、
生産者の皆様ともさらに交流が深まる機会となりました。

港北大地サークルの皆さんは、2014年1月には、「大地を守る会を知ろうシリーズ~新入社員を
囲む会」を、そして2月23日の東京集会2日目には、川崎市・横浜市の2箇所で「地区会場」を、
大田区産業プラザPiOの本会場でもサークルが企画するプログラムで生産者とじっくりおしゃべり
できる場を用意すべく、準備を始めていらっしゃいます。
ぜひ、皆様も、生産者とおしゃべりすることを「体験」してみてくださいね。それができるのも
大地を守る会ならでは!です。
                                         (だいちサークル担当事務局)






2013年10月23日

11月12日、私たちの声を届けに国会に行きましょう!

11.12  国会に声を届けよう

原発事故被害者の救済を求める国会請願行動

集会:10:20~@日比谷コンベンションホール

デモ:12:10 日比谷公園発
http://hinan-kenri.cocolog-nifty.com/blog/2013/10/1112-1943.html
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【チラシ(PDF)】↓
https://dl.dropboxusercontent.com/u/23151586/131112_kokkainikoe.pdf
【署名用紙(PDF)】↓
https://dl.dropboxusercontent.com/u/23151586/311shienho_zenkoku_shomei.pdf
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私たちは二つのことを求め、国会請願署名を集めています。

1.原発事故子ども・被災者支援法の十分かつ具体的な施策の実施を求めます。

2.賠償請求の時効問題を抜本的に解決するための特別立法を求めます。

11月12日、私たちの声を届けに国会に行きましょう!
集会と請願行動にご参加ください。

11月12日(火)のスケジュール
■集会...10:20~11:50 (開場:10:00)
会場:日比谷コンベンションホール(旧都立日比谷図書館B1F)
地図> http://hibiyal.jp/hibiya/access.html

申込み不要です。どなたでもご参加ください。
参加費:500円 (当日、受付でお支払ください)

内容:
【現状分析】
子ども・被災者支援法
...河崎健一郎さん(弁護士/福島の子どもたちを守る法律家ネットワーク)
原発事故被害損害賠償の時効問題
...水上 貴央さん(弁護士/福島の子どもたちを守る法律家ネットワーク)
【各地からの報告】
福島からの報告
...野口 時子さん(郡山在住)
関東ホットスポットからの報告
...増田薫さん(放射能からこどもを守ろう関東ネット) 他

■デモ・請願行動 日比谷公園発 12:10~
※デモだけの参加も歓迎

主催:原発事故被害者の救済を求める全国運動
連絡先:
【福島】 いわき市議会創世会 佐藤和良
        福島県いわき市平梅本21
        TEL : 0246-22-1111(代表)内線4132 FAX : 0246-25-8380
【東京】 国際環境NGO FoE Japan(エフ・オー・イー・ジャパン)
        東京都豊島区池袋3-30-22-203
        TEL : 03-6907-7217 FAX : 03-6907-7219
http://www.act48.jp/



2013年10月22日

大収穫博覧会in神川町のお知らせ

味噌作り教室でもお世話になっているヤマキさん(埼玉県児玉郡神川町)から
以下のお知らせです。

●~食と農がつなぐ未来をめざして~大収穫博覧会 in 神川町

11月9日(土)・10日(日)開催 雨天決行
「人と自然が調和する"オーガニックビレッジ"神川」の 構築を目指している神川町で、"食"をテーマとした博覧会を開催!
大切な日本の伝統食(スローフード)の価値をもう一度見直し、 未来につなげていく....そんな想いの詰まった、美味しく楽しい 企画が盛りだくさんです。ヤマキ醸造も会場となっておりますので ぜひ、お越し下さい。 
神川町のこだわり"食"を体験できる、
大宮駅発着1泊2日バスツアーもあります!
●11月9日~10日
●12月7日~8日

詳しくはこちらのHPをご覧下さい。リンク→ http://www.kamiizumi.com


問い合わせ先:ヤマキ醸造 TEL 0274-52-7000

(この催しに関しましては直接ヤマキさんにお問合せください)




2013年10月21日

だいちサロン35回目 からだの手当てと食べものについて

日時:2013年10月17日(木)
場所:cafe スピネル(東京都日野市)
主催:だいちサークル・サロン部
参加人数:15名

今回会場となったcafe スピネルの外観。
日野の駅から徒歩約4分。

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国産小麦&天然酵母で作ったモッチモチのベーグルが美味しいお店です。

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今回のだいちサロンは、日野ではり灸治療室を運営されている佐伯有香さんをゲストに迎え、季節の変わりめにおすすめのからだの手当てや食べものについて、ざっくばらんに懇談しました。

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「首筋がこったときは...」と、自分でできる指圧もこんな感じで。「あんまり強く押してはいけませんよ」とのこと。

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「自分で自分の体を触ってみましょう。体も触られることを喜びます」と語る佐伯さん。触ってみると体の変調にも気づきやすくなるのですね。

だいちサロンは、12月と1月をのぞいて、毎月、どこかで開催しております。
スタッフからは、「ぜひスペースを探していただけるサポーターを募集しております」とのこと。
皆さんのお住いのお近くでもだいちサロンをと思った方は、ぜひスペースを見つけて、
ご連絡ください。条件があえば、きっとご近所の会員さんとも出会える、そんなだいちサロンを
開くことができるでしょう。
情報は、事務局(CSR推進部 TEL 03-3402-8841)まで。
                                        (事務局 だいちサークル担当)





学校給食ニュース編集責任者「牧下圭貴さんと学ぶ連続講座」~第7回~

学校給食ニュース編集責任者「牧下圭貴さんと学ぶ連続講座」
~ 10年後の子どもたちにできること ~

第7回  「アレルギーと学校給食」パート3

 


全国学校給食を考える会は「10年後の子どもたちにできること」と真摯に向き合い、

学校給食運動の裾野を広げるための活動に重点をおいています。 

同時に、次の世代に運動をつなげることが重要と考え、

学校給食の歴史に学び、食に関する知識を深めるために、

学校給食ニュース編集責任者である牧下圭貴さんと学ぶ連続講座を開講しています。

 

第7回目は「アレルギーと学校給食」パート3 です。

 

本来、子どもたちの健やかな成長を願って実施されるべき学校給食ですが、

現状では合理化による共同調理場・給食センター方式や調理業務の民間委託化等、

学校給食の質の向上に反する施策が進んでいます。

 

文科省は学校給食における食物アレルギー対応に関する調査研究協力者会議を設置し、

7月29日に中間まとめを取りまとめました。今回は中間のまとめを読み解き、

課題を整理します。その上で今後どのような活動ができるかを考えてみましょう。

取り組み報告や要望事項を持ち寄っていただくことも期待しています。

 

■日 時:2013年11月9日(土)10:00~12:30(受付 9:45~)

■会 場:大地を守る会 六本木会議室
      東京都港区六本木6-8-15第2五月ビル3階
      地下鉄日比谷線・大江戸線「六本木」出口3より徒歩5分   

      /corporate/info/access/

■参加費:500円(資料代を含む)

■主 催:全国学校給食を考える会(申込み・問合先)
    【Tel】03--3402--8902 【Fax】03--3402--5590
    【E-mail】kyushoku@member.daichi.or.jp

■内 容(予定)
 10:00~12:00   学習会
           「学校給食における食物アレルギー対応について」
           (中間まとめ)読み解き
 12:00~12:30   質疑応答、意見交換 

 

















2013年10月18日

がら紡と考える「衣」の地産地消講座を開催しました

10月11日(金)、がら紡と考える「衣」の地産地消講座を開催しました。


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こちらが講座のようす。東京は30℃にもなる季節外れの暑い日でしたが、
たくさんの皆さんが参加されました。

講師はファナビス代表の稲垣光威さんです。
ファナビスは愛知県岡崎市で、明治11年から続く「がら紡績」の技術で
もの作りをしています。



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愛知県岡崎市の位置をホワイトボードに示す稲垣さん。
岡崎市では、明治時代から、水力を活用した「がら紡績」の産業で、
発達をとげました。

しかし、最盛期は三河地方に1000件もあったがら紡績の工場も今では3件。
江戸時代、日本で消費される綿花はすべて国産だったのが、
明治以降、だんだんと外国産の安い輸入綿花に押され、
現在、国産の綿花は0パーセントに近いといわれています。



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会場に綿花が実った木が出現しました。今年、岡崎市で栽培された枝です。
稲垣さん曰く、「六本木綿花畑!」の出現です。
参加者は綿花を収穫し、これから、ご自分たちの手で、糸を作っていきます。

ここで注目したいのが、同じ枝についた綿花でも、はじけて中身の綿が飛び出しているものもあれば、
まだ蕾の状態のものもあります。稲垣さんによれば、綿花とは、本来、順々にはじけ、数か月にかけて、
はじけた順に収穫するものなのです。
私たちが現在、たくさんの安価な綿製品に囲まれているのは、綿花の収穫が手積みではなく、
機械化されている現実があります。そして、機械で綿花を収穫するために必要になってくるのが、
薬剤散布であり、薬剤で綿花を枯らしてから、機械で一斉に収穫するのです。

薬剤散布以外にも、綿花栽培には大量の農薬が使われています。
農薬は、生産に従事する生産者の身体に健康面で大きな影響があるのはもちろん、
現地の生産者が薬剤や農薬の購入のため、借金を背負いこむことになります。

大地を守る会が「オーガニックコットン(※)」を推奨するのは、持続可能なコットン作りと
現地の農民の生活を支えることに繋がるからなのです。

※原綿が第三者認証機関より認定を受けたもので、3年間農薬や化学肥料を使わない農地で栽培された綿花のこと。


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こちらが収穫した綿花です。左が茶の色をした綿花。右が白色の綿花です。



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この綿花からまず種を取り出します。が、綿が種にからむようについています。
綿花から種を「むしり取る」という表現が適切に思うのですが、
なかなか根気のいる作業です。


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こちらは一つの綿花から種を取り出したもの。
綿花のなかの半分が種といってもよいほど、種が入っています。
綿花のすべてが私たちの衣類になるのではないことはわかっていても、
純粋の綿の部分はこんなに少ないのかとすこしビックリしました。



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この綿花から種を取る作業、昔の人はちゃんと優秀な道具を開発しています。
綿花を、「綿くり機」というこの道具に入れて、ハンドルをぐるぐる回すと...、


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綿花のなかで、種だけが、綿花を入れた反対側の隙間から落ちます。
手で必死でもいだ種も、この道具を通すと簡単に取れました。
シンプルな作りでも、しっかりと役目をはたし、昔の人々の物作りの知恵に脱帽です。


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種を取り出した綿花をほぐした後はいよいよ糸にする作業です。
皆さんの手のなかで、綿花が糸に紡がれます。引っ張ってはねじり、引っ張ってはねじる繰り返し。
目を離すとすぐに切れてしまう集中と根気が必要な作業です。

それでもやっぱり切れてしまった糸は、ねじった箇所を逆方向に戻し、合わせてまたねじります。
このことを「よりを戻す」と言うそうです。
日常使う言葉のなかに、綿にまつわる言葉があることに、
日本人と綿との付き合いの長い歴史を感じます。



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太古から糸紡ぎの作業のために、人類は道具を作ってきました。
こちらは「糸車」と呼ばれ、日本では700年以上前から使われてきた道具です。

この道具を見て、会場から「ガンジー」というお声が上がりました。
インドのガンジーが「チャルカ」とよばれるこれに似た糸車を回していましたね。



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そしてこちらが講座の主役「がら紡績機」の登場です。
明治初頭、臥雲辰到(がうんときむね)により開発されました。
綿花を手で紡ぐのと同じような動きをします。
こちらはミニチュア機で、このイベントのために岡崎市から運ばれてきました。

それまでは、道具を使って一本の糸しかよれなかったのが、
がら紡績機の発明により同時に複数の糸をよれるようになったということ。
岡崎市の産業を興した機械なのです。



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稲垣さんが、がら紡績機左に付いたハンドルを回すと、"がらがらがらがら"と
勢いの良い音が会場に響き渡ります。
がらがらがらがら...というこの音が「がら紡績機」の名前の由来です。

ファナビスの稲垣さんが目指すのは布の地産地消です。
稲垣さんは講座の最後に糸紡ぎのところでふれたガンジーについて振り返りました。
ガンジーのあまりにも有名な糸を紡ぐシーンは、
自国生産品を使うことの大切さを説いたガンジーの運動のひとつでした。
当時、イギリスの植民地であったインドでは、インドの外から入ってくる綿製品におされ、
伝統であった糸紡ぎの営みが見られなくなってきた社会的状況があります。

講座に参加して、ガンジーの行動は、
遠く異国の過去の逸話で済ませることは出来ないことを知りました。

江戸時代には「地産地消」が実現していた日本の綿産業が、ペリーの黒船来航とともに、
海外からの綿を輸入解禁することで、生産量が少しづつ減少し、
現在は国産綿花栽培がほぼ0%という日本の現状。
しかし、綿は、私たちが日々身につけ、または寝具として使う、
日常から切り離すことのできないものなのです。

今の、外国に頼らざるを得ない現状は、遺伝子組み換え綿への対応も含め、
私たちは大きな梶取りの力を失っている状況です。

そして、「よりを戻す」の言葉にもあるように日本人の歴史にしみ込んだ紡績の文化。
その文化の根っこにある営みの勢いが失われているのは何とも心もとないことです。

現実的に今すぐ日本に綿花畑がひろがり、紡績産業が勢いをますことは無理だとしても、
まずは自分たちの身の回りにある"もの"の背景に想いをめぐらすことが必要なようです。


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大地を守る会では、がら紡績機で作られた三河布史(みかわぶし:がら紡ふきん)をご紹介しています。
このふきんを通して、皆さんもぜひ「衣」の地産地消に想いをめぐらせてみてください。
次回のお取り扱いは11月4日から配布の『ツチオーネ』147号です。

また、11月18日~お配りする衣料品チラシでは、ふきん以外にもファビナスの製品をご紹介します。

少し先になりますが、どうぞ、ご利用ください。








2013年10月17日

大地を守る映画祭/顔の見えるエネルギープランコンペ報告会を開催!

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9月28日に、日比谷図書文化館にて「大地を守る映画祭」と称して、自然エネルギーに関連した映画の上映と「大地を守る会 顔の見えるエネルギープランコンペ」の報告会を行いました。

第一部では、『パワー・トゥー・ザ・ピープル』『シェーナウの想い』など、自然エネルギーがテーマの映画を2つ上映し、32名にご参加いただきました。

第二部で上映した『カンタ!ティモール』も、背景には、日本も含めて石油・天然ガスなどのエネルギー問題の絡む映画です。こちらも41名が参加し、第一部と合わせ述べ73名の方にご参加いただきました。


●プログラム
・『パワー・トゥ・ザ・ピープル』(49分)
・『シェーナウの想い』(60分)
・『カンタ!ティモール』(110分)
・「大地を守る会 顔の見えるエネルギープランコンペ」報告会



第一部:『パワー・トゥー・ザ・ピープル』『シェーナウの想い』

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『パワー・トゥ・ザ・ピープル』

オランダで再生可能エネルギー普及に取り組む活動家や、10年かけてデンマーク・サムソ島の100%クリーンエネルギー化を実現したソーレン・ハーマンセンの取り組みなどを紹介する、私たちに勇気や力を与えてくれる、明るいビジョンに満ちあふれた映画でした。

各国でローカルの力を生かしてエネルギーを自分たちの手に取り戻そうとしている様子には勇気づけられます。この映画を観て、農業には大量のエネルギーを必要とするからこそ、自然エネルギーを使った農業を行うことができれば、大規模なエネルギーの転換ができる!と改めて感じました。

●映画紹介サイト









『シェーナウの想い』

ドイツ南西部・黒い森のなかにある小さなまち、シェーナウ市。チェルノブイリ原発事故をきっかけに「自然エネルギー社会を子どもたちに」という想いから、ドイツ史上初の「市民の市民による市民のための」電力供給会社を誕生させるまでの軌跡を綴るドキュメンタリーです。

この映画の主人公たちは、父の目線、母の目線、その地域で暮らす人の目線で、地道ながら力強く、省エネの普及啓発、電力会社への交渉、公開討論会などを重ね、ついに送電線を買い取り、自分たちの電力会社を作るに至ります。今では13万世帯の顧客がいて、今も増え続けています。ひとりひとりの行動が社会を変えるということを明快に示してくれるシェーナウの彼ら。とても大きな勇気をもらいました。

●映画紹介サイト



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第二部:『カンタ!ティモール』

舞台は南海に浮かぶ神々の島、ティモール。
ひとつの歌から始まった運命の旅が、音楽あふれるドキュメンタリー映画となり
ました。当時23歳だった日本人女性監督は人びととの暮らしのなかで現地語を
学び、彼らの歌に隠された本当の意味にふれていきます。

24年間に及ぶインドネシア侵略の中、東ティモールの人々が失わなかったものは。
「神々の住む島」で果たされた彼らの「独立」は国家としての「独立」以上の
意味があると感じます。
日本と東ティモールの関係を考える時、それは私たちの暮らしそのものへの
問いかけとなり、私たちを照らすように感じました。

●映画紹介サイト









■「大地を守る会 顔の見えるエネルギープランコンペ」報告会

大地を守る会が、生産者2500名に呼びかけて、
自然エネルギーの導入促進のために行っているビジネスプランコンペです。

当日は、支援先となっている「スタジオikb/藤野電力」「大和川酒造店」「祝島市場」の
取り組み経過について、スライドでご紹介しました。

●「大地を守る会 顔の見えるエネルギープランコンペ」紹介サイト

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■参加した皆さんからも、たくさんの好評のお声をいただきました。

・「小さな単位での変化がこれからの社会に必要と感じた」
・「日本でもやらなければと思います」
・「希望を持てた。自分ができることを始めていきたい」

他にも映画やコンペ報告会に対して、温かいコメントをたくさん頂きました。
微力ではありますが、自然エネルギーの推進など、これからも取り組んでいきたいと思います。

(大地を守る会 顔の見えるエネルギープランコンペ事務局 栗本)


2013年10月15日

【イベントのお知らせ】課題先進国会議~いま最も大切な問いについて語り合う時間~宮台真司さんと語る

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【開催場所がDaichi&keatsから変更なりました】

3.11の震災、原発事故をきっかけに、本当に大切なものは何だったのか、

どういう生き方、暮らし方をしたかったのかを見直すことになった人は多かったのではないかと思います。

この企画は、食の安全、環境保全、多様な教育機会の提供など、社会の"おかしい"の解決に
取り組んできた社会企業家が、社会学者やアーティストなど異分野の方を毎回1人招き、
「これから私たちはどうしていったらよいのか」について語り合うトークセッションです。

社会的企業家のトップランナーである、藤田和芳、熊野英介が、毎回1名、異分野の方をゲストにお招きし、
3.11をきっかけとして"課題先進国"としての姿が浮き彫りとなった日本において、いま何が問題なのか?、
その問題の解決のためには何が必要なのか?というシンプルな問いから、新しい社会システムのあり方と、
その糸口を模索していくトークイベントを、シリーズで展開します。  

第1回目は、11月 23日(土)、宮台真司さんをお招きし、スワンカフェ&ベーカリー赤坂店にて開催します。

ご自身も二人のお嬢さんを育てていらっしゃることからも、経済や社会システム論にとどまらず、
育児、教育制度、原発、エネルギー、少子高齢化など、様々な社会的課題に対して深い考察と
発言をされている宮台真司さんと、 これからの日本について語り合ってみませんか?

■開催日: 11月 23日(土)18時~20時

■開催場所: スワンカフェ&ベーカリー赤坂店
        銀座線 虎ノ門駅より徒歩5分
        南北線 溜池山王駅より徒歩5分
        丸の内線 国会議事堂駅より徒歩6分

■募集人数:30名

■参加費:会員)1,000円、非会員)2,000円

■協賛:NEC

■参加を希望される方は以下よりお申し込みください。
        https://ssl.form-mailer.jp/fms/e223170c268294
        先着順の受け付けとなります。

■お問い合わせ先:
       一般社団法人ソーシャルビジネス・ネットワーク
       担当:石井 E-mail:ishii@socialbusiness-net.com 電話: 03-6820-6300



2013年10月11日

9/28【おさかな喰楽部】いわきサイエンスカフェ

おさかな喰楽部では、福島第一原発事故以降、日本の海を守る、考えるということで、福島の漁師とコンタクトをとり、情報交換などを行なってきました。
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「いわきサイエンスカフェ」は、いわき市が中心となり、漁師や漁協、大学関係者などが集まり、放射能の海に対する影響など様々な勉強会を2011年から20回以上実施しています。大地を守る会「おさかな喰楽部」では、「いわきサイエンスカフェ」の中心メンバーである川辺みどりさん(東京海洋大学准教授で大地を守る会の会員でもあります)のお声掛けで、事故以降の消費者の反応をお伝えしたり、意見交換などを行なってきました。
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9/28にいわき市の福島県水産会館で行われた「いわきサイエンスカフェ」に吉田が参加してきました。今回は、福島県水産試験場の神山さんから、福島沖の放射能のモニタリング検査結果の報告と今後の活動の方向性について話し合われました。
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福島県水産試験場では2011年4月から述べで13000件以上のモニタリング検査をおこなっています。特徴としては魚種ごとに調べるのはもちろん、海岸からの距離、水深などを精査し、沿岸の魚は大丈夫なのか?深いところの魚にはどんな影響が出ているのかということをわかりやすくまとめていることです。
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大変素晴らしいと思うのは、高い傾向の魚についてもきちんと報告している点で、これをふまえた上で低い傾向の魚、ほとんど検出されない魚を特定し、それを対象として試験操業につなげている点です。
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原発事故直後は、100Bqを超える魚が50%以上ありましたが、現在では5%程度まで減少しているそうです。そして、沿岸の魚ではまだ多くの影響が見られるものの、沖合の深いところの魚、貝類・エビ・カニ・タコ・イカからはほとんど検出されることはありません。
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食べて応援しようとは簡単には言えません。しかし、放射能の検出が無いことをこんなにも真剣にデータを取り、情報開示している水産関係者がいることは、評価されるべきだと思います。
久之浜のある漁師さんは、震災前には2時間網を引いてもなかなか魚が獲れることが少なくなっていたけど、今では、30分も網を入れるとあげれないほど獲れると言います。
本意ではないけれど、操業を止めていた結果、資源が回復しているのです。
簡単はないけれど、福島の海が豊かさをとり戻し、ここで漁業が営めることが日本の水産の発展にもつながると思います。きれい海でおいしい魚が、継続的に取り続けることができるように願っています。
そのためには、繰り返し汚染水漏れを繰り返し、そのたびに、実体以上の不安感を与える、福島第一原発の事故処理が真っ先にすすめられなければなりません。
「子どもたちの未来のために、美しい大地ときれいな海を取り戻そう」おさかな喰楽部では、これからも福島の漁業関係者とつながり、皆さんに情報をお伝えしていきたいと思います。

*福島県のモニタリング結果については「福島県水産試験場のホームページ」を検索してご覧になってください。


2013年10月10日

命を頂く企画第2弾

CSR消費者運営委員4年目の陶武利と申します。

大地を守る会の商品でもある「お肉」。
食材と言えば、それまでですが、生き物が大好きな私は、
昔から「肉を食べる」=「動物の命を奪う」という関係に常に葛藤を持ち続けてきました。

「命を頂く」ということは、私にとって大きなテーマですが、
食品流通に携わる人にとっても避けては通れない重要なプロセスの一環であると思います。

実は、運営委員に就任当初から、このテーマについて社員の方と一緒に考える機会を設けたい
と思っていました。
ここにきて、ようやくその機会を作ることができましたので少し報告させて頂きます。

7月に、初回として「いのちの食べ方」というドキュメンタリーを見て、
参加者で感じたことを共有しました。

そして第2段として、「屠場見学」を実施することになりました。
まずは鳥からということで、福島のエーアンドエーブロイラーさんを
「大地を守る会の社員」6人の方と一緒に訪ねてきました。

こちらの会社では、「大地を守る会」の多くの鳥が処理されています。
今回処理されていた鳥は他社さんのものでしたが、プロセスとしては同様ですので
簡単に流れを紹介したいと思います。

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まずは、羽や内臓を取り除かれた状態の鶏を「モモのついた足部分」と
「胸肉や手羽がついている体部分」に分ける作業が機械によって行われます。
その際、正確に切り分ける為には、一羽一羽の特徴を把握する必要があるそうです。

この機械は、一羽ずつの特徴を把握する為に画像を撮影する装置です。
特徴を把握された上で、最適な解体が行われています。
2つの部位に切り取られお肉は、それぞれ別のラインへ流れていきます。

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体部分は、手羽、首等を外されこちらの胸肉ラインに入ってきます。
奥にある機械が、自動で肉を肋骨から外し、更に余分な骨を除きます。

人の手が入っているのは、機械が抜けきらなかった骨をとったり、
形を整えたりして調整している部分です。
最終的にはやはり人間の目と手の感触が重要だそうです。

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こちらは、余分な所や血の残った部分、そして小骨が残っている部分等を切り落とした部位です。
東南アジアにいけば、鶏なんて骨付きが当たり前だし、
魚の骨のことを考えれば気にすることもないかと思いますが、
日本では鳥肉に小骨が残っているのは駄目なんだそうです。

誰が決めたのか知りませんが...。実はこの部分、廃棄されてしまうとのことです。
そのまま十分焼き鳥ができるほどしっかり肉が着いています。
この辺りは消費者の考え方次第なところがあると思います。
私はこの肉をきちんと利用してあげたいと強く思いました。

大地を守る会で、是非「もったいない鶏」として活用して下さい!期待しています♪

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こちらは、砂肝の加工。
昔からどうやって黄色の丈夫な袋を取り除くのか気になっていたのですが、
中央にある巻き取り機に引っかけて取り除いていました。

この作業のみ、手袋をしていません。
手袋があると、指が中に巻き込まれる危険があるからだそうです。

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骨なし肉は、約2kgに計量された後、真空パックにされます。
この状態でお店に流通していくようです。物によっては2次加工業者へ送られ、
小分けされたりトレー入りにされるようです。

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最後に、案内して頂いた方に手さばきで鶏を解体して頂きました。
私も解体は何度もやっているのですが、やはりプロの技は凄いですね。
実にリズミカルにさばかれていきました。
機械化されていても手さばきは必要な技術だそうです。

なぜかというと、地鶏のように大きさにバラツキがあって機械に入れられない鶏は、
今でも手で解体するしかないからだそうです。
「大地を守る会」で取り扱っている北浦シャモも、
こちらの処理場で「手さばき」されているとのことです。

当然、処理できる羽数は機械よりも少ない訳です。
解体にかかる費用も肉の価格に反映されているんだと納得しました。

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エーアンドエーブロイラーさんでは、なんと手さばき用のラインが予め設けられていました。

金属の枠が吊してあるラインがありますが、写真の左側の列が手さばきライン。
右側の列が機械ラインになります。
ここなら、地鶏の解体も安心して任せることができるんでしょうね。

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解体の見学を終えた後、外に従業員の方が皆出てこられました。

実はこの日は、鶏の魂を供養する年に一度の特別な日だったんです。
お坊さんも呼んでの本格的な供養祭です。

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立派な石碑もあり、我々も参列させて頂きました。

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日頃の感謝の気持ちを込めて。

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私も、「命を奪って生きている」ことへの懺悔と感謝の気持ちを込めて手を合わせさせて頂きました。

「生き物さん、ご免なさい。そしてありがとうございます。」

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従業員の方も全員、ご焼香されていました。毎日数千羽の鶏が処理されていく中、
命の重みも軽くなってしまうこともあるかもしれません。

でも、こうやって今一度鶏の命を頂いて生きているということを振り返り、
受け止める機会を設けているこのエーアンドエーブロイラーさんは、
本当に素晴らしい会社だと思いました。

以上、鶏の解体現場をかいつまんで紹介させて頂きました。
今回紹介したのは、ほんの一部ですので、
こんな内容で鶏の解体を分かったつもりには決してならないで下さい。
きっと、今回参加された社員の方は同じ気持ちだと思います。

現場に行ってこそ分かる感覚がありますし、説明だけで伝わるものではないと思います。
未だ現場を訪れたことのない食品流通に関わる方がいらっしゃるなら、
是非とも足を運んで欲しいと思います。

今回は、事故渋滞の為に、屠畜の作業や羽抜きの作業に間に合わない到着となってしまいましたが、
それを見る為にも、また是非行きたいと思っています。
今度はキャッチングと言って「鶏を夜中に捕まえる作業」からやったらどうだという
素晴らしい提案も頂きましたので...。

「命を頂く」というテーマについては、第3段、4段と続けていきたいと思っています。
ゆくゆくは、会員さん向けにも企画ができればと思っていますが、
まずは社員の方と共有して企画できる土壌を作ることから始めたいと思っています。

最後に、このような機会にご協力をして頂きました多くの関係者の方々には、
心から感謝申し上げます。非常に良い勉強になりました。

どうもありがとうございました。
また別の企画ができましたら報告できればと思っています 。


2013年10月 9日

「第10回全国農業後継者会議 in 高知」 報告

   佐藤CSR運営委員による後継者会議報告をお届けします。

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8/29日(木)~30日(金)、今年最高気温を更新した、

まさにHotな高知での全国農業後継者会議(以下後継者会議)に出席してきました。

 

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まず、空港で、龍馬像がお出向え。

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外に出てみると、賑やかな自動販売機がお出迎え。

 さすがに、市内は普通の自動販売機でした。


気温が35度を超えていたらどうしよう・・・と心配していましたが、

高知空港についたときの気温、まさかの26度!!なにそれ?まぁいいか。

過ごしやすいに越したことない。それに朝のまだ9時台だしね。

などと考えながらほかの出席者とマイクロバスに乗り会場に到着したら、

ちょっと早めのランチです!

こちらは、ホテルおすすめの、地場産の野菜をふんだんに使ったビュッフェスタイルのランチです。

エディエブルフラワーのサラダが嬉しくて、ついたくさん頂いてしまいました!!

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1時から後継者会議が始まりました。

まず、藤田会長の挨拶がありました。

藤田会長は、農業は命を育む産業であり、そして日々命と向き合っているためか、

農家には魅力的な方が多いと思われていることや、

インドネシアのバリの芸術は農民の芸術であり、しかも世界レベルであること、

またこれらも命の営みと日々寄り添って生きているからだからこそであること、

またTPPが導入されると、今国産で90%以上の米作は10%に、

食料自給率は13.9%になると農水省は言っているが、が、大地を守る会の消費者は違う。

怒涛の様に安い海外の農産物が入ってきても、それに飛びつくことなく、

顔の見える関係のものを選んでくれると思うなどのお話をされました。

 

藤田会長の挨拶に続き、今回の会議の受け入れ団体の弥生ファームの

小田々仁徳さんが挨拶をされました。

 

続いて、(株)ローソンさんとの関連事業について、

(株)ローソンから大地を守る会にいらしている山口さんより、

提携の意味とその方向性や、(株)ローソンの店舗にて大地の青果物を販売したり、

中食用、加工用の原料に使用したりして、畑で発生する余剰の受け皿や、

作付面積の拡大に貢献を目指す等のご説明がありました。

 

その後、基調講演「ボクが百姓になった理由~3.11後の福島から~」と題して、

ひぐらし農園の浅見彰宏さんが公演をされました。

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浅見さんは、千葉県出身で1993年の大冷害で日本の農業の脆弱さに気がつき、

民俗学や環境問題にも関心がおありになり、一度は鉄鋼メーカーにお勤めだったのですが、

埼玉県小川町の有機農家金子美登さんの農場にて1年住み込み研修をされて、

福島県喜多方市山都町で農業を始められました。

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今年で17年になるそうです。

稲作と畑作、養鶏をされています。

 

浅見さんは、中間山地での農業の意味&社会的役割や、

また3.11以降、あらためて安全とは?福島で耕し続ける意味は?

またどう変わるべきか、について考えられたそうです。

そして、人と人、また、人と自然が繋がる新しい循環や新しい価値観の創出、

農業の社会的役割・価値を社会で共有することや、今生きている人同士だけの繋がりではなく、

過去、現在、未来といった時間軸でのつながりを再構築されることを提案されていました。

 

休憩を挟んで、「語ろう!これからの農業!」と題したパネルディスカッションが始まりました。

パネラーは、ひぐらし農園の浅見彰宏さん、有機農業就農支援組織SOEL代表ニラ農家・酪農家の

田村雄一さん、いわみ地方有機野菜の会の三浦大輔さん、コーディネーターとして

大地を守る会の戎谷徹也さんが登壇されました。

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まずは、それぞれの営農の状況を資料を見ながらお話され、

それから、今後の展望や課題といったことをディイスカッションされました。

圃場の状況や作付作物は違っても、各地域において共通の課題は、

新規参入や規模拡大の際に、入手できるのは条件不利地ばかりで、

しかも販路を新たに開拓するのが非常に大変である、ということでした。

 

有機農業の若手の定着と継続には、こういった方面でも支援が必要である

ということが挙げられていました。

 

休憩の後、高生連の田中正晴さんから「高知市の自然環境への取り組み紹介」と題して、

講演がありました。

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高知市の環境への取り組みから高知県の環境への取り組みなどを短時間で

まとめてお話くださり、高知という土地の環境への熱い思いを感じました。

 

最後に、この度参加していた、CSR生産者運営委員の日本食品工業の中西さん、

消費者CSR委員の佐藤(私)、安西さん、見澤さんの順で一言ご挨拶させていただきました。

 

会議は終了、1時間の時間をおいて、懇親会がありました。

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小田々さんが乾杯の挨拶をされ、和気あいあいとした懇親会が始まりました。

順に、参加された生産者の方が前に出て、一言ご挨拶をされるのを聞きながら、

会場の皆さんと楽しく歓談が行われていました。

 

途中、無茶々園の飯島さんが東農大名物の大根踊りを披露され、

その後、ローソン農業推進部シニアマーチャンダイザーの下澤さんがご一緒にまた踊られる、

という楽しい余興もあり、懇親会も大盛り上がりのまま2時間開催されました。

 

翌日は、高知県香美市香北町の弥生ファームの圃場および施設の見学でした。

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弥生ファームさんは、慣行農法されていたのですが、農薬にかぶれる体質のため、

有機に転向されました。この施設では洗って袋詰めされています。

見学に行った日は、生姜と万能ねぎとニラの作業が行われていました。


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こちらの施設では、食品並みの配慮が行われており、着帽、マスク、手袋をして

作業を行っていらっしゃいました。

施設見学のあとは、圃場見学です。

ゆずとニラのハウスの見学をさせていただきました。


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写真は柚の畑です。

実は、藤田会長の前の柚の木の根元から立派なこんにゃくが出ていて、

それがあまりに立派だったのと、なんでこんなところに?

というところで皆さん盛り上がっているところです。

この木だけで、柚畑の前にこんにゃくを植えていたわけでもないようで、

どこから紛れ込んだのか不思議でした。

 

最後施設に戻り、3本で締めて弥生ファームを後にしました。


このあと、木質ペレットを燃料にしたボイラーでハウスを加温して、

ナスを作っているハウスを見学に行きました。


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高知県に豊富にある、木材を有効利用し、山林を守ると共に、CO2削減にも貢献する、

という従来の重油ボイラーから考えると、夢のようなボイラーです。

ここ高知市は冬場のナスの産地で、たくさんのビニールハウスが立っていて、

そこにボイラーが設置されています。

 

暖かい高知でビニールハウス?とはじめは思ったのですが、理由を聞いて納得しました。

重油ボイラーを使用しているハウスとの違いは、

外に酪農用のサイロが設置されていることでわかります。

温度設定もでき、自動で燃焼カロリーもコントロールできるそうです。

導入事例はメーカーの相愛さんによると、2008年から昨年までで、133台とのことでした。

ここが最後の見学場所で、このあとは一路空港へ向かいました。


途中でお昼をいただいたのですが、そこにうつぼが飼われていて、

なんとうつぼ料理があるとのことでした!


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残念ながらうつぼ料理はいただかなかったのですが、ちょっと食べてみたいと後ろ髪をひかれつつ、

お店を後にしました。

 

 

そして空港でまさかのゆるキャラと遭遇!!「かつお猫」と「とさけんぴ」です!

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見た目はどちらもは可愛くてよかったのですが、

「とさけんぴ」の動きが「ふなっしー」とそっくりで、ちょっと怖かったです。

が、「とさけんぴ」はステッカーを配っていたので、つい頂いてしまいました。

 


今回の後継者会議で感じたことは、全国各地、圃場は風土にはいろんな条件や

作付作物の違いはあるけれど、同じような問題を抱えているということを知りました。

こんなに耕作放棄地が増え、食料自給率は低く、

さらにTPPによりダメージを受けようとしている第一次産業の行く末に、

一般消費者はさほど興味があるようには感じていない、と私は日頃から感じています。

TPPが導入されれば、大地の消費者のような消費者と、

100均ローソンのようなところを愛用する人たちとに2極化していくだろう、という声も聞きました。

既に、アメリカやヨーロッパはそうなっている、とのことでした。

確かに安い普通の商品には大地のような消費者はあまり関心がないかもしれませんが、

オーガニックだって入ってくるでしょう。

そうなった時に、コストが高い日本の農業はどうなるのでしょうか。

自分の目先だけの消費を追い求めるのではなく、

商品を購入することの意義をもう一度消費者が思い出さなくてはいけない、と切に感じました。

 

消費者運動が盛んな頃、不買運動というものがありましたが、

今度は何かをしない、というアクションではなく、購買運動というものが起こればいいと思います。

 

商品を購入するということは、その会社、その商品を支持し、未来へ繋げる、という意味もあります。

国産そして、効率はよくないからコストは割高になるであろう中山間地の国産のものを選ぶことは、

社会システムを維持し、子供たちに生きるための多様性を守るという大きな意義があります。


そういう新しい視点を持つ生活者が増えることが社会を良い方向へと変えていくのだと思います。

生産者も消費者です。

流通者も消費者です。

全ての人が、このような視点を持って生きていく、

そういう社会にしていきたいと感じた生産者会議でした



2013年10月 7日

~未来につながる!~大地を守る会の放射能連続講座Ⅱ 第7回(最終回)

~未来につながる!~大地を守る会の放射能連続講座Ⅱ 第7回(最終回)
『鎌田實さんが語る、希望 ~子どもたちの未来のために~ 』
講師:鎌田 實さん(医師・作家。諏訪中央病院名誉院長)
2013年10月4日(金)13:30~15:30日比谷図書文化館 コンベンションホールにて。

「大地を守る会の放射能連続講座Ⅱ」の最終回は、地域医療のパイオニアであり、
「日本チェルノブイリ連帯基金(JCF)」理事長としてチェルノブイリへの医療支援を
長く続けてこられた諏訪中央病院名誉院長、鎌田實先生にお願いしました。
テーマは「未来への希望」です。
悲惨な原発災害を経験してしまった私たちは、この困難をどう乗り越え、
どんな希望を未来に残すことができるのでしょうか。
講座の最終回にあたり、明日からの生きる力を、皆さんと一緒に分かち合いたいと思い、 開催しました。

●鎌田 實(かまた・みのる)さん
医師・作家。1948年東京生まれ。東京医科歯科大学医学部卒業。39年間、医師として地域医療に携わり、チェルノブイリ、イラク、東日本の被災地支援に取り組む。2011年日本放送協会放送文化賞受賞。著書に、ベストセラー『がんばらない』をはじめ、『アハメドくんのいのちのリレー』『がまんしなくていい』(以上、集英社)、『よくばらない』(PHP研究所)、『ウェットな資本主義』(日本経済新聞出版社)、『チェルノブイリ・フクシマ-なさけないけどあきらめない』(朝日新聞出版)など多数。現在、諏訪中央病院名誉院長、「日本チェルノブイリ連帯基金(JCF)」理事長。
●司会:戎谷徹也(えびすだに・てつや)
(株)大地を守る会事業戦略部 放射能対策特命担当


NEWS 大地を守る2013年10月号 「有機米を作る」ということ。

日本全国、さまざまな産地から、個性あるお米が届く。

大地を守る会のお米は、上に挙げた12銘柄のほか延べ40品種、80近い生産団体・生産者から届けられます。コシヒカリやササニシキなど日本を代表する銘柄、ななつぼし、つや姫、ひとめぼれなど近年人気の銘柄はもちろん、登場間もない森のくまさん、さがびよりなど、多岐にわたります。銘柄が非常に多彩なのは、産地もさまざまであることを意味しています。
 お米の品種・年産・産地は、国が定めた「農産物検査法」に則って表示されます。たとえば「つや姫」を作ることはできても、山形県など栽培を認められた4県以外で
作られたものは、銘柄としての「つや姫」とは名乗れず、無銘柄米として非常に安価になってしまいます。必然的に地方ごとの銘柄で稲作することになり、各地でよりおいしく、特徴ある銘柄を作ることにつながっているのです。

国産の1%に満たない有機の米づくり。

日本の米生産量のうち、有機JAS認証を受けたお米は、わずか0・12%ですが、大地を守る会では約4割を占めています。野菜で0・34%、農作物全体で0・24%に比べても、有機栽培のお米が非常に希少なものであることがわかります。
その理由は、雑草対策などの大変さに加え、単純に「売れないから」です。有機栽培のお米は、手間や収量の点から高価になり、ものによっては一般栽培の倍の値段にならざるを得ません。
 それでも、大地を守る会が有機米をおすすめするのは、その価値を認めてくれる消費者がいるからこそ、です。
 5月の小雨、夏の猛暑に悩まされましたが、これまでに長年蓄積してきた経験をいかし、生産者それぞれに工夫をこらしています。今年も日本各地で、生産者が丹精込めたお米をお届けします。

食べものとしてのお米、そして稲作、田んぼ。

生産者の経験と知恵が「有機のお米」を作る。

 大地を守る会には「有機めずらし御馳走米」という、有機JAS認証のお米を週替わりでお届けする商品があります。亀の尾、さがびより、朝日、夏の笑みなど、あまりなじみのない銘柄ばかり。さまざまな生産者が作る、多種多様な新鋭の品種を、少量ずつお届けすることでおいしく食べていただきたい、という企画です。白米と玄米があり、他商品に比べて玄米の人気が高め。玄米にはぬか部分が残るので、農薬や化学肥料の影響を考えて、有機のお米がより求められる
ようです。
 ひと言で「有機の米づくり」と言っても、生産者それぞれに経験と知恵があり、栽培の工夫もさまざま。雑草対策で言えば、合鴨を利用した「合鴨農法」、資材を用いる「紙マルチ」、チェーンを取り付けた除草機で頻繁に除草を繰り返す「チェーン除草」などがあります。除草剤を使わないための手間は、一般栽培の10倍ともいわれます。
 ただ、せっかくの努力も目には見えず、伝わりにくいため、これを証明するために「有機JAS認証」を取得しています。3年間以上、無農薬・無化学肥料で作られていることを証明するもの(2年は転換期間中有機)です。自信を持って「有機のお米です」とお届けするため、大地を守る会では、生産者に「有機JAS認証」を取得するように推奨しています。


米食の減少に反比例して急増した生活習慣病。

 日本人の主食でありながら、米の消費量は年々低下し、平成24年度の一人当たりの消費量は56.3㎏(農林水産省「食料需給表」より)。最大値である昭和35年の118.3㎏に比べ、約半分になってしまっています。意外にも、パンや麺類の消費は微増しつつも飛躍的に伸びているわけではなく、単に「主食」が減っている状況です。
 戦後の貧しさから高度成長を経て、金銭的に豊かになった日本の食は、動物性たんぱく質や脂質の摂取量が増え、それに伴って生活習慣病も急増しました。1977年に米国で発表された食のバランスに関する研究「マクガバンレポート」で、最も理想的とされていたのが、昭和35年頃の日本の食生活。奇しくも、最もお米が消費された時期に重なります。お米をしっかりと食べ、野菜中心の副菜、動物性たんぱく質を控えめに摂るという食生活は、日本人になじみ、そして健康のためにも望ましいのです。


日本の田園風景を守る「一杯のごはん」。

 もしもTPPが強行され、海外のお米が自由に入ってくることになったら......日本のお米の生産コストが1俵(60㎏)あたり1万4000円ほどかかるのに対し、アメリカ産のお米の輸入価格は1俵3000円ほどと予測されています。この差は、耕作面積の圧倒的な違いによるもの。広大な土地にセスナ機を飛ばしてモミを撒く、農薬や肥料を散布する、という規模の農業は、日本では不可能です。稲作農家や農業団体などの努力で縮められる差ではありません。
 その安さにひかれて、日本の主食たるお米を輸入に頼るようになれば、当然、お米の生産者の暮らしは成り立たず、水田の面積も激減していきます。
 洪水を防ぐ機能、地下水の涵養(雨水などを地下にゆっくり染みこませること)、生物多様性の維持や、日本人の信仰、農村コミュニティーの要として......なによりも、春には田を耕して苗を植え、夏には稲の緑が萌え、秋には黄金色の穂が実り、冬には白い渡り鳥が舞い降りる......そんな、四季折々に美しい「日本の田園風景」を失うことになりかねません。「お米は輸入できても、田んぼは輸入できないのです」(大地を守る会 農産担当・海老原)。
 食べ物としてのお米、そしてその向こうにある稲作、田んぼ――綿々と受け継いできた宝を未来へとつなぐのは、「茶碗一杯のごはん」にほかならないのです。



紙マルチ
畑作で行われてきた、土の表面に「マルチングシート」と呼ばれる紙や布など(通称「マルチ」)を張り、日光を遮ることで雑草の発生を抑える農法を応用したものです。稲作では、田植えの際に田んぼの表面にぴったり
とマルチを張りながら同時に苗を植えていきますが、近年では専用の田植え機も開発されています。段ボールなどの再生紙から作られる資材が主流で、2カ月弱で自然に分解されますが、そのころには稲が生長して雑草に負けなくなっています。



棚 田
山あいの急傾斜に作られた、階段状の田んぼ。狭い土地を有効に、また、灌技術が低かった古来には水利に高低差を利用するために作られてきました。山間部に作られるため、良質な水を豊富に利用できること、標高が高く昼夜の温度差があることなど、おいしい米ができる条件が揃っています。農業機械の導入が難しく農業大型化には不適なため、現代では減少する一方ですが、美しい稲作の原風景として受け継がれることが望まれています。



ふゆみずたんぼ
冬から春にかけて田んぼに水を張っておくと、イトミミズや菌類が大量に発生し、それを餌にする虫や水鳥など、たくさんの生き物がやってきます。
その種類は5,668種にも及び、まさに「生物多様性」を実現する農法です。水鳥のフンなどが天然の堆肥になるほか、イトミミズのフンが1 年で厚さ10cmほども積もって雑草の種を閉じこめる、カエルやクモが繁殖して害虫を食べるなど、自然の力を利用して米づくりを行います。



合鴨農法
田植えから1 ~ 2週間して苗の根が定着した田んぼに、合鴨(マガモとアヒルの交配種)のヒナを放します。雑食性の合鴨は、田んぼの雑草を食べ、またウンカなど小さな虫も食べるため、除草や害虫防除ができます。また、合鴨のフンが肥料になったり、合鴨が泳いで水かきで田んぼをかき回すことで、土に酸素が供給される、稲の根がしっかり張るなど「中耕」の効果も。稲穂が付き始めると合鴨の役割は終わり、成長した合鴨は食肉として利用されます。



お米への質問で困るのは「どれがおすすめなの?」(プロ野球でどのチームがおすすめなの?に近い)。どの生産者も自信と誇りを持って安全でおいしいお米を作ってくれています。私も毎日会社で試食してそれを感じ、産地に行くといつも感動を覚えます。
もし、大地を守る会のお米をまだ食べたことがないという方がいらっしゃいましたら、ビビッときたものを、1回でも食べてみていただけるとうれしいです。そして、生産者や産地に行ってみたい、話を聞いてみたい......と興味が広がればなによりです。連絡便やメールでお米に関する問い合わせも歓迎です。

株式会社大地を守る会
農産担当  海老原 康弘




2013年10月 6日

秋の在来作物 農家ツアー 2013.10.26 sat - 27 sun

映画「よみがえりのレシピ」の渡辺監督が案内するツアーをご紹介します。

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秋の在来作物 農家ツアー 
2013.10.26 sat - 27 sun

「山形に行ってみたい!」「在来作物の生産者に会いたい!」

映画「よみがえりのレシピ」をご覧になった方々から、そんな感想を非常に多くいただきました。
ですが、個人旅行で農家の方々に会いに行くのは難しいもの。
そこで今回、渡辺監督と一緒に在来作物の生産者を訪問するツアーを初開催いたします!

監督の解説をもとに庄内の秋を学び、体験しながらより深く味わえる内容です。

皆様お誘い合わせの上、ぜひご参加ください。

おひとり様

30,000円(税込)

申込〆切:10/11(金)

※定員になり次第〆切ます。

13時 鶴岡駅 - 後藤さんの畑で藤沢カブの収穫体験

- 在来のカブ生産者のお話と食べ比べ

- 湯田川温泉で入浴

-「アル・ケッチァーノ」にてディナー - ホテル泊

8:30 ホテル発 - 有機栽培のカラトリ芋の畑を見学

- 伝九郎柿の収穫を見学

-「和食処 なな味」にて柿のフルコース懐石 - 土産店にてお買い物

- 15:45 鶴岡駅

◀柿のグラタン ▲藤沢かぶの生産者、後藤勝利さん

10/26(土)

  27(日)

お申し込み・お問い合わせ

0800-800-0806

e-mail : info@cradle-ds.jp

※ツアーは現地集合・現地解散となります。

庄内への往復交通費は含まれません。

※現地より係員が同行します。

※現地での移動はすべて観光バスです。

○現地バス代、食事代、宿泊代、 等込

○宿泊はシングルルームです。 庄内への往復交通費は含まれません。

<企画協力>映画「よみがえりのレシピ」製作委員会
<旅行企画・実施>株式会社 出羽庄内地域デザイン
〒997-0028 山形県鶴岡市山王町8-15
山形県知事登録旅行業第2-268号
20名様限定募集(最少催行人数15名)


10.13 No Nukes Day 原発ゼロ☆統一行動

10月13日(土)に、日比谷で原発ゼロを目指す集会・デモが行われます。

10.13 No Nukes Day 原発ゼロ統一行動

日時:10月13日(日) 開場12:00 開会13:00

場所:日比谷公会堂(地下鉄「霞ヶ関駅」「日比谷駅」3分)※定員2000人・先着順
会場代:500円

呼びかけ
年を経てもいっこうに収束しない福島第一原発事故。
満足な補償も受けられないまま避難した15万人もの人々はいまだ苦しい生活を強いられています。

それにもかかわらず政府は「原発の活用」を掲げ、原発再稼働と輸出に 躍起になり、
まるで福島の事故などなかったかのように振る舞っています。

ついには「新規制基準」施行のもと、今秋、複数の原発で再稼働を容認させようとしています。
原発ゼロを望む国民の声は圧倒的多数であり、もはや原発を残す理由は何ひとつありません。

私たちはこうした政府の再稼働姿勢に真っ向から反対し、運動の結節点として、
6月2日(日)にはNo Nukes Dayという同日共同アクションを行い市民の声を形にしてきました。

そして、再稼働へのせめぎ合いが頂点に達する10月13日(日)、
あらゆる組織と立場を超え、3者がふたたび結集し、統一アクションを呼びかけます。

10月13日は全国から東京へ集まり、原発ゼロの意志を可視化し、
国会に世論に打ち出しましょう! 

内容:
13:00~14:00集会
12:00 開場
13:00 開会 
司会 中尾こずえさん(さようなら原発1000万人アクション)
主催者から 首都圏反原発連合から
篠原義仁さん(原発をなくす全国連絡会から/自由法曹団団長)
報告① 和田央子さん(福島から/鮫川村焼却炉問題連絡会)
報告② 肥田舜太郎さん(医師)
報告③ 大江健三郎さん(作家)
閉会あいさつ 鎌田慧さん(ルポライター)

14:20~デモ
共催:さようなら原発1000万人アクション/首都圏反原発連合/原発をなくす全国連絡会
協力:脱原発世界会議/経産省前テントひろは?/再稼働阻止全国ネットワーク

17:00~19:00 国会前大集会(主催:首都圏反原発連合)


2013年10月 5日

田舎暮らしノウハウ講座入門編~田舎暮らしへの第一歩~ 開催

10月5日(土)「田舎暮らしノウハウ講座入門編~田舎暮らしへの第一歩~」を開催しました。

 

共催で会場を提供してくださったのは、認定NPO法人ふるさと回帰支援センター。

初代の理事長は故立松和平さんで、現在の理事長は見城美枝子さん。

大地を守る会も設立に関わり、藤田代表も理事を務めています。

 

2002年の設立から10年ちょっと経過しました。

「地方が元気にならないと、東京、ひいては日本も元気にならない」

ということで、これまでずっとおうえんしてきましたが、

大地を守る会としてこうした講座を開催するのは今回がはじめてです。

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田舎暮らしへの憧れ・興味、Uターン/Jターン/Iターンへの関心は高いようで、

多くの方々が参加して下さいました。

 

今回のキャッチフレーズは、

「雑誌には載っていない、リアルな田舎暮らしのノウハウ教えます」

 

田舎暮らしの「いいところ」「楽しいところ」だけでなく、

「大変なところ」についても、実際に移住した方の例なども挙げてせつめいしていただきました。

 

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講師はふるさと回帰支援センター相談員の星久美子さん

 

「田舎暮らし」を検討するにあたっての、ステップ、注意点などを

例を挙げながらわかりやすく解説していただきました。

 

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参加者が真剣にメモを取る姿が印象的でした。

 

参加者からのアンケート結果も参考にして、また有意義な講座を企画したいと思います。

 

 

 

 

 



2013年10月 4日

「ナチュラルメイクレッスン」を開催しました

"ミネラルコスメ"...大地を守る会では、カタログなどでたびたびご紹介していますので、
ご利用いただいている方も多いと思います。


10月2日(水)、Make My Keyのミネラルメイクを使った
ナチュラルメイクレッスンのイベントを開催しました。
会場は大井町のきゅりあんです。


台風の影響で朝から強い雨の降る日でしたが、たくさんの方にご参加いただきました。
Make My Keyのミネラルメイクについて、皆さんの関心の高さがうかがえます。



講座は大まかに三部構成。
初めに「ミネラルコスメの魅力」についてのお話を、Make My Keyシリーズの母体である、
株式会社MIMCの速水さんからいただき、その後、フルメイクの実演を見学したあと、
参加者にMake My Keyのコスメを実際にお試しいただくというものです。



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「ミネラルコスメの魅力」についてのお話を速水さんから熱心に聴き入る参加者のようす。


今回、速水さんから、「ミネラルコスメ」についての基本的な定義から丁寧に
お話いただきました。

化粧品で言われる「ミネラル」とは鉱石(天然石)のこと。
酸化亜鉛、酸化チタン、マイカ、カオリン、酸化鉄など、地球の構成物質のなかで、
肌の修復や引き締め、紫外線カット、肌の質感や着色に効果のある
物質をパウダー状にしたものだそうです。

地球の胎内から誕生した人間は、その肌も母なる大地の成分こそ、
帰するところなのかもしれませんね。


「ミネラルコスメ」と対照的なのが、「ケミカルコスメ」です。
石油由来の成分で原料が安価で、大量生産に向き、成分の安定性があるので、
製造する方としては都合はよさそう。
しかし、石油由来のポリマーなどを例にあげると、
ラップのように肌にはりつき、水分・油分をとじこめるために、
結果として、肌荒れ、ニキビの原因になることがあります。
そういえば、生まれて初めてのコスメ、
なんだか肌が呼吸できていない...そんな感じを思い出します...。


「ミネラルコスメ」は「ケミカルコスメ」と違い、
ミネラル粒子が適度に肌をカバーするだけで皮膚呼吸を妨げません。
しかも、メイク後の時間の経過とともに肌になじみ、
自然なツヤが生まれるのもうれしいですね。
メイクオフも、クレンジングいらずで、石けんでの洗浄だけ。
時間の節約はもちろん、お財布にもやさしそうです。

日本では、ミネラルの配合率に関係なく、ミネラルが入れば、ミネラルファンデーションと
言われてしまいます。
一方、Make My Keyシリーズは、ミネラル100%、またはミネラル+植物成分からできています。
「ミネラルコスメ」をお探しの場合は、ぜひ、Make My Keyシリーズをお選びください。



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こちらがMake My Keyのファンデーション&サンスクリーンのシリーズ。

ファンデーション&サンスクリーンはスキンケアのあとに、
下地いらずで、中のパフをぽんぽんとお肌にはたくだけという手軽さです。



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MIMCのメイクアップアーティストでもある柏木さんが、同じくMIMCの阿波さんをモデルに、
フルメイクの実演のようすです。
アイライナーやリップグロスも使って、魅力いっぱいのナチュラルメイクが仕上がる過程は
見ていてとてもワクワクするものでした!!

それにしても、MIMCのスタッフは、みなさんお肌のきめが細かく、美しいのです。
普段、もちろんMake My Keyのメイクシリーズを愛用されているということでした。
Make My Keyシリーズの人へのやさしさを実感します。



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参加された皆さんのようす。
フルメイクの実演を行う柏木さん、阿波さんをより見える位置に移動したり、
メモをとったり、熱心に見入っていらっしゃいます。



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メイク完成後、モデルをつとめてくださった阿波さんが参加者のテーブルを回ります。
「きれいねえ」...うっとりするお声がここかしこから聞こえます。

透きとおるようで、しっとりするツヤ感、目元に印象があり、口元はナチュラルな潤い...。
これからの秋メイクにMake My Keyはぜったいにおススメです。



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こちらのMake My Keyのコスメシリーズは、10月7日~11日配布の
『ツチオーネ』143号同時配布のカタログで特集でご紹介します(一部商品は除きます)。

ご注文は10月14日~18日。
秋メイクでこれからの季節を楽しんでください♪





2013年10月 1日

TPP交渉から「食と暮らし・いのち」を守り 「国会決議の実現」を求める全国代表者集会

標記集会についてご案内いたします。

TPP交渉から「食と暮らし・いのち」を守り
「国会決議の実現」を求める全国代表者集会

1.趣旨
TPPは、食の安全・安心、医療、保険、ISDなど、国民生活に直結し、
国家の主権を揺るがしかねない重大な問題を含むばかりでなく、
農林水産業に壊滅的な影響を与えるとの危惧から、
JAグループはこれまで徹底した反対運動を展開してきた。

こうした我々国民の懸念を受け、3月の自民党における決議や、
4月に採択された衆参農林水産委員会決議には、

農林水産分野の重要5品目などの聖域の確保を最優先し、
それが確保できないと判断した場合は、脱退も辞さないものとする」旨が明記されたほか、
食の安全・安心を損なわないこと」、「国民への十分な情報提供と幅広い国民的議論を行うよう措置すること」などが盛り込まれた。

一方で、ブルネイ会合におけるTPP交渉参加国閣僚および首席交渉官の共同声明では、
10月のAPEC首脳会合を「重要な節目」と位置づけ、
年内妥結に向け交渉を加速化させる強い意欲が示された。

このように交渉が山場を迎えるにも関わらず、保秘契約を盾に、
情報開示や国民的議論が十分に行われない現状に、国民は大きな不安と危惧を抱いている。

そのため、政府・政党に対し、国権の最高意思決定機関たる国会の決議を遵守するとともに、
国民への情報開示の徹底を求め、わが国の食と暮らし・いのちを守ることを目的として、
本集会を開催する。

2.主催
TPP交渉から「食と暮らし・いのち」を守り
「国会決議の実現」を求める全国代表者集会(仮称) 実行委員会

3.日時および会場

日時:平成25年10月2日(水)11:00~12:30(受付開始10:30)

会場:日比谷野外音楽堂(〒100-0012  東京都千代田区日比谷公園1-3)

4.集会規模 約3,000名
5.次第(案)
1)開会
2)主催者代表挨拶
3)リレーメッセージ
4)政党代表挨拶 
5)集会決議
6)ガンバロー三唱 
7)閉会
※全国会議員に対し、登壇依頼を予定しております。
雨天決行です。


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