2014年4月10日
「本当の食の見分け方」講座を開催しました
3月20日(木)、千代田区・紀尾井町の「COOK COOP BOOK」にて、「やまけん」 こと
農と食のジャーナリスト・山本謙治さんが案内する「本当の食の見分け方講座&試食会」を
開催しました!
講師のやまけんさんは、「農産物流通業者。日々、全国津々浦々の旨いもんを食い倒れる。
さすらいの食い倒ラーとは私のことだ。※1」とご自身で仰る通り、「美味しさと質」の関係を
知り尽くした達人です。
そんなやまけんさんを囲みながら、「一般に流通している食の現状」・「大地を守る会の商品と
市販品の違い」について、講義&食べ比べをしながら「本当の食の見分け方」をテーマに
学んでいただきました。
前半40分ほどは、やまけんさんの講義です。
「『安くていいもの』なんて存在しない!」というフレーズに始まり、「安さ」の向こう側に、
何が犠牲にされているのかを伺いました。
昨年も問題になった食品偽装問題はなぜ起こるのか問題提起をしながら、一般の食品において、
本来あるべき品質・トレーサビリティの仕組みがないがしろにされ、生産者やメーカーにも
負担が及んでいる現実を伝えてもらいました。
その上で、「食べ物を買う」という選択を通して意識すべきポイント、
その為の豆知識も教えてもらいました。
そして後半は、大地を守る会の食材と一般の食品の食べ比べなどを行いながら、
やまけんさんの講義が続きます。
だし汁・ハム・牛乳の順で食べ比べをしながら、「本当の食の見分け方」を体感しました。
「味・見た目が違う訳」などなど、やまけんさんの実況付きっという贅沢な試食体験。
実際に食べ比べることで、使われている原料や味の違いを発見できたのではないかと思います。
「美味しいは、安心」 「安心は、美味しい」という納得の関係の再発見です。
以下簡単に試食の際のお声をまとめました!(D:大地を守る会、他:市販品)
(1)だし汁
D :口に含んだ瞬間、旨味がパッと広がってパッと消えていく!
他 :味がずっと下に残る感じ。
→お出汁を変えるだけで、繊細な味覚が育ち本当の美味しさを楽しめるようになるようです。
出汁パック以外でも、昆布・煮干し・大豆など、シンプルにお出汁がとれますと、
やまけんさんのアドバイスも。
(2)ハム
D :色は地味だけど、本当のお肉の色。豚肉と香辛料だけで勝負しているので、食感も味もお肉!
他:キレイなピンク色だけど、実際に含まれているお肉の量は!?食感はプルプルします。
→ハムの試食以外にベーコンの焼き比べも見ていただきました。縮む量の違いに、会場もビックリ。
(3)牛乳
D :意外とすっきりしている。飲みやすい!
他:昔の給食の牛乳の味と同じ。比べてみると味は濃いけど、違う。
→低温殺菌牛乳と市販の高温殺菌牛乳が手元に届くまでの鮮度の違いや、
栄養の違いについても教えてもらいました。
牛乳嫌いのお子さまも、大地を守る会の低温殺菌牛乳なら舌に合うかも!
試食講座の最後は、やまけんさんのお時間ギリギリまで来場者からの質問タイム!
来場者の皆様とやまけんさんの「食」を通した熱い思いを再確認して終了となりました。
今回、私は社内研修の一環で参加しましたが、イベントを通して個人的にも、
「出来る範囲で、意志をもって美味しい食生活を送りたい!
そんな大地を守る会ライフをみなさんともっと楽しみたい!」と改めて感じました。
講師のやまけんさん、ご来場いただいた会員様と共に学ぶことができ、感謝です!
※1 イベント講師・山本謙治さんのブログ「やまけんの出張食い倒れ日記」
※2 イベントの会場・COOK COOP BOOK
食をテーマにした本・雑貨の販売スペースの隣にカフェ兼イベントスペースがあるオシャレで温かな空間。