2014年5月アーカイブ
2014年5月31日
ヴァラリス・バイオポスト入門講座
5月9日(金)に行われた、ヴァラリス・バイオポスト入門講座の様子を紹介します。講師は、ヴァラリス商会の秋元享子さん
バイオポストとは、
『バイオポスト』は、世界的な微生物研究で有名なフランス・パスツール研究所の協力を得て開発されました。1g中に27億以上の微生物を含んだ、100%植物性の有機土壌改良特殊肥料です。
1990年にフランスの生態系有機農業の最高賞「バイオドール金賞」を受賞するなど、55年以上の歴史から自然の生態系を守る安全性が実証されました。現在は国連事業としてアフリカや中東地域の砂漠の緑地化に使用される等、世界中のあらゆる場所で使用され高い実績を誇る土壌改良材特殊肥料です。
「ヴァラリス・バイオポスト」は、この土壌改良剤を、家庭園芸用にと、使いやすくパッケージされたものです。バイオポスト社の「バイオポスト」を家庭園芸用として販売しているのは、日本だけのようです。
当日は、午前中に大雨と強風の嵐のような天候でした。
午後、天候が回復し落ち着いたころを見計らって会場を移動しようとしてところ、
再び嵐に見舞われ、移動途中に六本木ヒルズで雨宿りしながらやっとたどり着きました。
これが、ヴァラリス商会さんのお店のお庭の緑です。
イベント後の天気が良い日に改めて撮ったものです。
百聞は一見にしかず。
「バイオポスト」と、液体肥料の「バイオポスト・リキッドサム」だけしか使っていない、
このプランター栽培の庭を観ると、その効果の程が実感できます。
お店で飼われている猫たちの憩いの場所にもなっていました。
2014年5月30日
大地を守る会社会貢献活動(CSR)をすすめる会」総会
「大地を守る社会貢献活動(CSR)をすすめる会」総会のご案内本総会は、会員の皆さん、生産者とともに、大地を守る会のCSR活動の報告・協議を行います。
1年間のCSR活動を振り返り、今後どのように進めたらよいかについて意見交換しましょう。
■日時 2014年6月1日(日) 12:30~16:30(受付開始12:00)
■会場 戸山サンライズ研修室
・地下鉄東西線「早稲田駅」3b出口より徒歩10分
・都営地下鉄大江戸線「若松河田駅」より徒歩10分
■お問合わせ 株式会社 大地を守る会
「大地を守る社会貢献活動(CSR)をすすめる会」事務局
℡:03-3402-8841
fax:03-3402-5590
2014年5月22日
伝統野菜の可能性をさぐる
大地を守る会の農産物入れ担当の長谷川満が講演者として参加する、特別講座が開催されます。伝統野菜に関心のある方のご参加をお待ちしております。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
伝統野菜の可能性をさぐる
「和食」のユネスコ無形文化遺産登録をきっかけに、全国の地域に根ざした多様な食材が注目され、
伝統野菜・地方野菜にも関心が高まっています。また、「攻める農業」というスローガンと、
それを狙う地域ブランド化戦略との関連で、伝統野菜がキーワードになることも少なくありません。
マスコミに登場する機会も増えてきました。
伝統野菜は、改良された作物とは違い、扱いがむずかしくビジネスにはならないといわれていますが、
実際に伝統野菜を活用している中食産業や、販売している青果物宅配業が現れています。
遺伝資源としての生物の多様性を担保する上からも、伝統野菜の存在は重要です。
伝統野菜を博物館入りさせずに、生きた食材として活用していくためには何が必要か。
今回の特別講座では、さまざまな立場の方から、伝統野菜に関連する取り組みを報告していただき、
伝統野菜がよりよく存在していく可能性をごいっしょに考えます。
◇◆◆◆◇
· 主催:NPO法人<野菜と文化のフォーラム>
· 日時:2014年6月7日(土) 13時~17時
· 会場:女子栄養大学 香川綾記念館センター講義室(豊島区駒込3-24-3)
· 参加費:3,000円
· 申込方法:先着100名 申込書をFAX、E-mailのいずれかでお送りください。
· 送り先:FAX 03-5315-4978 E-mail info@yasaitobunka.or.jp
· お問い合わせ:03-5315-4977(10:00~18:00)ワーズワークス内[野菜の学校]事務局
◇◆◆◆◇
プログラム
1. 行政の取り組み
伝統野菜に関連する農林水産省の取り組みについて
農林水産省 生産局 農産部 園芸作物課 課長 菱沼義久氏
2. マスコミの注目度
メディアのなかの伝統野菜
朝日新聞 編集委員 大村美香氏
3. 流通業からの報告
青果物宅配業者が取り組む伝統野菜
(株)大地を守る会 取締役 長谷川満氏
4. 中食産業の期待
SOZAIの魅力をアップする伝統野菜
(株)ロック・フィールド購買本部 調達部長 ヘッドバイヤー 田中秀幸氏
※お申込みはこちらの申込書をご利用ください。
↓
2014年5月15日
DAFDAF基金ミャンマー支援
DAFDAF基金で支援をしているミャンマーの農場に行ってきました!
2014年2月から3月にかけて会員の皆さんから募金していただいた支援金1,080,000円(336,960タイバーツへ両替)を4月24日農場長のドナルドさんに直接届けました!
この支援金は、予定通りセミナーハウスの建設の建設費用に充てられます。
ミャンマーは現在自由化が進んでおり、人を集めてワークショップをすることが可能になりました。それまではわずか数人でも集まると解散を命じられていましたが、今では反政府的な活動でない限り、集会を開くことができます。これまで大きなテントをレンタルして使用してきましたが、そのための経費が大きな負担となっていました。そこで恒久的な建物を建てることにし、会員の皆さんから支援金を募らせていただきました。
主に、有機農業の技術、地球温暖化や遺伝子組み換え作物の知識の共有、健康管理のための衛生学、食育、農民で作る互助組合などの講習会を行う予定です。
農場全景 現在は利益率の高い畜産に力を入れているため、野菜の栽培はこれからです。
農場長のドナルドさんです。後ろは農場内の建設予定地。すでに建設が始まっていました。
建設完了は11月の予定。仲間を集めての手作りとなります。
現在は200羽の鶏を鶏舎内で飼っています。鶏は在来種なので色はまちまち。有精卵なので手製の孵卵器でヒヨコに孵してもいます。ヒヨコの販売、卵の販売、肉どりの販売が農場の大きな収入源。
豚も大きな収入源です。現在17匹の豚を飼っています。子豚を農家に貸して子豚を産んだら返してもらうという豚バンクも行っています。豚バンクは畜産振興の活動なので収入はありません。
農場内には大きな池もあり、魚も飼っています。鯉、ナマズ、雷魚、ティラピアなど。餌は豚の糞を利用しているので餌代はかかりません。
農場内の電源は全てこの太陽電池で賄っています。といっても卵の孵卵器、物置や居住区の電気のみです。電気のないエコ暮らしがしたい人はココに来るべし。
日本で有機農業、循環型農業を学んだことがあるドナルドさんはミャンマーでは貴重な存在です。
現地から続報が入りましたら、お知らせします。
以下 ミャンマー番外編です。
ドナルドさんはラフ族ですが、もともとは中国雲南省から移り住んだ少数民族です。ラフ族にはクリスチャンがたくさんおり、シャン州の山奥にはこのような立派な教会が建っています。19世紀にアメリカの宣教師が中国に布教したことが始まりとか。キリスト教繋がりで、欧米との交流もあります。
こちらは大英帝国の植民地だったころに建てられたレンガ造りの建物。1918年ごろルーベル大佐の居住用として建てられたという説明がありました。ここは、ロイモイという場所ですがこのようなレンガ造りの建物が多く山中に散在しています。多くは兵舎だったようですが、現在はいくつかが復元され、ミャンマー軍によって使われています。一時期日本軍に接収されたという話も聞きました。
同じ植民地時代のインドの1ルピー銀貨。現在でも主に山に住む少数民族によって使用されています。ミャンマーの通貨よりも100年前の銀貨が信用されています。アヘンの取引にも使われるという物騒な話も聞きました。4月のレートは銀貨1枚で9000チャット。(約900円)チェイントンの市場で購入。
チェイントン市の市場。野菜、果物、コメ、肉、魚、雑貨、衣類など生活物資が豊富に売られています。
食卓に並んだこの一皿はセミの揚げ物。羽根は取られています。サクサクした食感が食欲をそそります(そそりませんか?)。 ビールによく合いそうですが、現地の人はご飯に混ぜて食べていました。
最後は、ミャンマーにも同行してくれたタイ在住のダイエーさん(左)を紹介します。同じラフ族で大地を守る会とは長いおつきあい。かつてタイツアーではお世話になりました。農場経営の傍らチェンマイで写真のコーヒーショップを営業中です。タイ北部では国をあげてコーヒーの栽培を奨励しています。ダイエーさんも少数民族のためにコーヒー栽培に取り組んでいます。
国際局
豊島 洋
2014/5/21 阻止ネット脱原発フォーラム(院内集会)
「核燃料サイクル」の現実から
「エネルギー基本計画」を検証するシンポジウムを開催します。
4月11日に閣議決定された国のエネルギー基本計画は、
核燃料サイクルについて「プルサーマルの推進、六ヶ所再処理工場の竣工、
MOX燃料加工工場の建設、むつ中間貯蔵施設の竣工等を進める」とし、
もんじゅについても「実施体制再整備や新規制基準への対応を進める」としています。
しかし現実には、福島原発事故以降、各地の原発のプルサーマル計画は頓挫しており、
度重なる事故に加え活断層問題によって「高速増殖炉もんじゅ」の運転再開の望みはほぼなく、
これ以上の余剰プルトニウムを持つことに国際社会から厳しい目が向けられています。
私たちは、六ヶ所、もんじゅ、全国の原発、そして世界の現実をまっすぐ見据えた上で、
「核燃料サイクル政策を推進する」としたエネルギー基本計画を再度問い直さねばならないと考え、
シンポジウムを開催します。
どうぞご参加ください!
多くの方のご参加をお待ちしております。
「核燃料サイクル」の現実から
「エネルギー基本計画」を検証するシンポジウム
日時 2014年5月21日(水) 13時~15時30分
12時半より議員会館ロビーで通行証を配布します
場所 衆議院議員会館・多目的ホール
主催 阻止ネット
協力 原発ゼロの会
・ 日本を覆っていた原子力「安全神話」は東電福島原発事故によって崩壊し、
事故から3年経った今も、国民世論は一貫して「原子力に頼らない社会」を志向しています。
この国民世論の高まりが原発の再稼働を阻み、事実上「原発ゼロ」の日本を実現しています。
・ しかし日本原燃は引き続き「六ケ所再処理工場」の本格稼働を目指し、
2014年1月7日、国の新規制基準への適合審査を申請しました。
平常運転時に大量の放射能を環境へ排出することが指摘されていた六ヶ所再処理工場ですが、
さらに新規制基準では臨界や高レベル放射性廃液の蒸発等も想定したシビアアクシデント対策が
問われます。
加えて、再処理工場近くの海底には約80kmの「大陸棚外縁断層」があり、
専門家がマグニチュード8級の地震を引き起こす活断層の可能性を指摘しており、
規制委員会は独自の調査をしています。
・ この4月11日に閣議決定された国のエネルギー基本計画は、核燃料サイクルについて
「プルサーマルの推進、六ヶ所再処理工場の竣工、MOX燃料加工工場の建設、
むつ中間貯蔵施設の竣工等を進める」とし、もんじゅについても「実施体制の再整備や
新規制基準への対応を進める」としています。
しかし現実には、福島原発事故以降、各地の原発のプルサーマル計画は頓挫しており、
度重なる事故に加え活断層問題によって「高速増殖炉もんじゅ」の運転再開の望みはほぼ潰え、
これ以上の余剰プルトニウムを持つことに国際社会から厳しい目が向けられています。
米国オバマ政権内から六ケ所再処理工場の稼働への「懸念」が表明されるに至っています。
・私たちは、六ヶ所、もんじゅ、全国の原発、そして世界の現実をまっすぐ見据えた上で、
「核燃料サイクル政策を推進する」としたエネルギー基本計画を再度問い直さねばならないと
考えます。
・以上のような認識のもと、私たち阻止ネットは表記のシンポジウムを企画しました。
シンポジウムには、各党各会派の国会議員の皆様に幅広くご参加いただき、
また核燃料サイクルの担当部局である資源エネルギー庁、六ケ所再処理工場の適合審査を
進める原子力規制委員会の担当者の参加を求めます。
・そこに私たち市民もおおぜい加わって、六ケ所再処理工場を中核とする核燃料サイクルの
「安全性」「必要性」「経済性」等について、また新しいエネルギー基本計画の問題点について、
オープンに意見を交わし、互いの知見を深める場としたいと考えています。
タイムテーブル
(1) 基調講演1 「六ケ所村の記録-核燃料サイクル基地の素顔」(20分)
鎌田慧さん(ルポライター・ノンフィクション作家)
(2) 基調講演2 「エネルギー基本計画における核燃料サイクル政策の問題点」(30分)
伴英幸さん(原子力資料情報室共同代表)
(3) 市民の六ヶ所視察ツアー報告(10分)
(4) 参加国会議員からの発言
(5) 省庁担当者への質問と回答(30分)
(6) 意見交換(60分)