社会貢献活動(CSR)

この夏も…目の前の海に入れない南相馬の子どもたちに贈るプレゼント

東日本大震災後、さまざまな事情から、目の前に海があっても入れない、遊べない。そんな福島県南相馬市の子どもたちに思いっきり遊ぶ時間と空間をプレゼントしようと、大地を守る会は、子どもたちの保養プログラムに取り組んでいます。「つながる福島子どもツアー」と言います。2013年の春に始まり今回で6回目です。

(過去開催の様子はこちら)

自然の中に解放されて過ごす時間を

福島子ども2017

2017年8月、台風5号が過ぎた後のぴかぴかの青空

このプログラムは、子どもの野外教育プログラムに長年携わって来られた岡田淳さんが代表のNPO「アースマンシップ」と共に、企画・運営しています。淳さんとおつれあいの直子さんは、大地を守る会の消費者会員で、大地を守る会の多くの生産者・メーカーのみなさんとも旧知の中で、主催されているキャンプでは大地を守る会の食材を多く使っていただいています。

岡田さんたちは言います。

“生きる”ってどういうことなのか、命ってなんなのか、私たちの未来がどれだけワクワクするものなのか。自然の中で解放されて過ごす時間はそうしたことを教えてくれます。だから自然から離れざるを得ない福島の子どもたちに、ツアーを通じてそうしたことを伝えたいのです」

福島子ども2017

海に向かってバックで飛び込み

福島子ども2017

今度は4人一緒に飛ぼうぜと相談中

今年も神奈川県三浦市で、8月6日~8月9日の3泊4日で開催しました。今回参加したのは小学校低学年から中学生の子どもたち22名と付き添いの保護者2名です。

福島から神奈川へ、まるで台風5号に向かっていくかのような今年のツアー。でも、台風のことを心配しながら行くのではなく、みんなで穏やかな海をイメージして行こう、帰りは笑顔で帰ってくることをイメージしよう、と出発しました。

海水浴初日、うそのように凪いだ海で沖の島までみんなで泳いでいくことができました。その晩、子どもたちが寝ている間に台風は通過していき、翌朝ふたたび晴れ間が見えた日に、思いっきり海で遊ぶことができました。

子どもに関わり続ける大人たち

地元の海で泳ぐことのできない南相馬の子どもたちを海に連れていくツアーは、南相馬NPO「南相馬こどものつばさ」が受け入れの窓口になっています。

今年、子どもたちを迎えてくれたのは、遠忠食品の宮島さんと油壺ヨットクラブの皆さん、そして宿舎「豊月」の女将さんたち。大地を守る会の社員も企画・運営スタッフとして参加しています。

福島子ども2017

緑のトンネルを抜けてヨットハーバーへ

福島子ども2017

大地を守る会の生産者・遠忠食品の宮島さんにヨットを見せていただきました。遠忠食品の生のり佃煮は、こどもたちに大人気!

福島子ども2017

宿から見えた湾の景色も最高です!

これまでのふりかえり

東日本大震災から3年目の2013年、「つながる福島子どもツアー」は、長崎の生産者・長崎有機農業研究会(長有研)の「福島の子どもたちに何かしてあげたい」という思いから始まりました。

この春、長有研さんを訪問してホームステイする長崎ツアーを皮きりに、同じ年の夏には、静岡県伊東市の干物屋・島源商店のご招待で、伊東ツアーを行いました。

海水浴をメインにしてのツアーは、当初、津波のことを思い出させたり、怖がって入れない子もいるのでは、と心配する声もありましたが、海を間近に見た子どもたちは、服を着たまま即座に走って行き、波打ち際で服をびしょびしょにしながら歓声を上げました。やっぱり子どもたちは海が好きなんです。

(↓2015年のレポート記事です)

大地を守る会の震災復興支援「つながる福島子どもツアー」

これからも続けていきます

南相馬市では、海で遊ぶことも、自然の中で遊ぶことも、少なくなっているかもしれません。

でも、自然を前にした時、“自然そのもの”とも言える子どもたちは、すぐそれに溶け込んでいくのかもしれません。今年も多くの子どもたちが海の自然を満喫して帰って行きました。

来年もまた再来年もずっとその先も、子どもたちに自然を体験してもらいたいと思っています。(文:大地を守る会・秋元浩治)(写真:谷まりこ)

お知らせ

このプログラムは運営費の大半を「大地を守る第一次産業支援基金」から充てています。皆さんのご支援が福島の子どもたちの笑顔につながります。こちらのサイトから募金していただけます。(こちら)(お買いものサイトへのログインが必要です。「大地を守る未来募金」という名前で表示されています。)

大地を守る社会貢献活動(CSR)をすすめる会

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大地を守る会は、社会的課題をビジネスで解決していくソーシャルビジネス(社会的企業)です。産地交流会、料理講座、講演会、他NGO・NPOと連携した取り組みなど、幅広いCSR活動をご紹介します。