イベント

お米の一年を追いかけて。「大地を守る会の稲作体験」で得られるものは

【送料無料】おいしい・便利・安心がかなう宅配!まずはお得に、お試しセット1,980円!
年間通じてさまざまなイベントをしている大地を守る会の中でも大変人気の「稲作体験」。年間4回、千葉県山武市の田んぼに通い、お米作りをする本格的なものです。農家でもなく、日々せわしなく過ごしている人にとっては縁遠い、しかし多くの日本人にとっては原風景かもしれない、いわば“お米の一年を追いかける”ような、とても貴重な体験ができます。では実際にどんなことをしているのか、ざざーっとご紹介いたします!! >>今年の稲作体験の募集ページはこちら<<

5月/田植え

年4回の最初は、お米の苗(なえ)を水田に植えるところから。小さく細い苗を、どろどろの水田に列を揃えて植えていきます。ひんやりとした泥のなかに素足で入る瞬間のなんともいえない気持ちよさ、ぜひ一度味わっていただきたいです。 ぱぱっとスピーディに植えていける人、ゆっくりそーっと植えていく人、それぞれの性格が出るのもまた面白い。 まだ細い苗は、少しの風に吹かれてもゆらゆらと揺れるので根元を泥で包むように守ってやります。植え終わった後、弱々しく風にそよぐ苗たちを見渡しながら、お天気が荒れませんように、と願うような気持ちになります。稲作体験 稲作体験 稲作体験  

6月/草とり1回目

日差しが強くなっています。すこし濃くなってきた苗の緑と、空の青のコントラスト。この時期、この場所でしか見られない風景です。 苗の周りに生えてきた雑草たちを素手で掴み、抜いて、泥の中に押し込むようにして除草していきます。ここでしっかりと抜いておくことで後々の稲の生育に大きく影響するので要注意、がんばりどころです。 除草剤を使わない除草の工夫として「紙マルチ」を使っています。田植えのとき、泥の上に特殊加工された紙を敷いて、苗は小さな穴に植えます。これにより雑草の発生を抑制します。さらにこの稲作体験ではその使い方がユニーク!知りたい方はぜひ実際にご参加ください!稲作体験 稲作体験  

生き物博士・陶(すえ)先生の生き物教室

ところで稲作体験のもうひとつの魅力は、たくさんの生き物と出会えること。その出会いをより一層、魅力的に知的に導いてくれるのは、陶 武利(すえ たけとし)さん。参加者のみなさんが作業をしている間に田んぼの周りの虫や生き物を集めて、休憩時間にそれらひとつひとつの特徴を丁寧に説明してくれます。子どもも大人も夢中になって聞き入ります。 面白いのは、田植え、草とり…、と回を重ねるごとに子どもたちの生き物に向き合う様子が変わっていくこと。最初は遠巻きにおとなしく見ていた子が、次はぐいぐいと前に出てきたり、ちょっと荒っぽく虫たちを扱っていた子が、だんだん優しく触れあうようになっていたり。稲作体験 稲作体験  

7月/草とり2回目

ここでひとつの後悔がおとずれます。どうして前回しっかり草を抜いておかなかったんだ!と(笑)。「紙マルチ」の効果に驚くほどで、草とりの大切さを実感します。 5月に弱々しかった苗はしっかりと成長し、肌にあたると痛いくらいに強くなっています。苗だけでなく雑草たちも根をしっかりと広げています。草との格闘、という表現がぴったりなほど、必死になって自然と対峙する時間を過ごすことに。これが終わった後の達成感もひとしおです。稲作体験 稲作体験  

9月/稲刈り

草とりの後、一カ月半ほどの間に台風の季節をやりすごし、成長した稲は、穂を太らせて実りの季節を迎えます。多くの人はふだん使わないだろう鎌(かま)を使い、稲を刈っていきます。初めて使う人はおっかなびっくり。ザクッと切れたときの感触の気持ちよさを楽しめます。あんなにか細くて心もとなかった苗が立派に成長し、いよいよ収穫の喜びを味わう時です。 子どもたちはどうでしょうか。できなかったことできるようになり、知らなかったことを知り、ひとまわり、ふたまわり、大きくなっているのではないでしょうか。稲作体験 稲作体験 そんなこんなで年4回の稲作体験は進んでいきます。体験を終えた後は、収穫したお米を参加者みなさんで分けあいます。 自分たちでがんばって手入れして大切に育ててきたお米がついに食卓にのぼります。さてどんな味がするでしょうか?ぜひとも体験してみてください。  

命豊かな田んぼ

最後に一つ。以前参加してくれた方から聞いた話です。その方、試しに他の体験水田に行ってみたそうです。ところがそこには虫やかえるが全然いなかったそうです。大地を守る会の稲作体験の田んぼは農薬を使わずに続けてきて、今年で29年目。一年また一年と受けついできて命豊かな田んぼになっています。稲作体験  

\参加者募集中です/

大地を守る会の稲作体験は、今年も参加者を募集しています。ぜひぜひたくさんの方にこの体験をしていただきたい。そして自分だけの思い出を作っていただきたい。お申込みは4月22日(日)まで!実行委員一同、お待ちしております! (文:オイシックスドット大地 鈴井孝史、写真:稲作体験実行委員会 紺野康、大塚二郎、他) >>今年の稲作体験の募集ページはこちら<<  

大地を守る会編集部

大地宅配編集部は、“顔の見える関係”を基本とし、産地と消費地をつなぐストーリーをお届けします。