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~大地宅配のイベントレポートをお届けします~

好評「夏休み子ども料理教室」。メニューは、夏こそ食べたい極上カレー!

カレールウ(こども用)

今日の材料。カレー粉を減らしてりんごピューレを増量して食べやすくしたカレールウ(こども用)を使用しました。

どんな季節に食べてもカレーはおいしいけれど、あの刺激が暑さに合うのでしょうか、「夏こそカレー」という人も多いですよね。でもこれ、必ずしも気分だけの話ではありません。たっぷり入ったスパイスは、夏の食欲不振や消化不良に効果的だし、新陳代謝が促進されて汗をかき、体温も下げてくれます。
そんなわけで、あらためて「夏こそカレー」ということで「夏休みこども料理教室」、今回のメニューはカレーです。でもただのカレーと侮ってはいけません。『ツチオーネ』のレシピや「ベジタ講座」でおなじみの料理家・井上ひろ子先生を講師に、作るのは「シェフのコツで作る和食の“じゃが玉カレー”」。いつもよりワンランク上の味に仕上げる裏技が満載です。

井上ひろ子

料理家・井上ひろ子先生

 

おいしい裏技、キノコとトマトの「二大うまみソース」

朝の10時の集合時間を前に、せっせと下ごしらえの井上先生。
まず念入りに炒めているのは「アメ色玉ねぎ」。これぞおいしいカレーの元ですが、今回はそれ以外にももうふたつ、謎のお鍋が仕込まれているようです。

子ども料理教室

井上先生のお話に、子どもたちも興味津々。

ひとつめのお鍋の中には、何やら地味な色合いのものが。促されて味見すると――お、お、おいしいっ! 抜群の香りの良さと驚くほどのうま味です。な、なんですかこれ!?
「エリンギとマッシュルームを刻んで、少量の塩と酢で蒸し煮した“万能きのこダネ”。作り置きしておけば、パスタ、チャーハンなど、すごくおいしく作れますよ。シメジやエノキ、シイタケで作ってもOKです」
和風だし代表選手「干しシイタケ」。普通のキノコにもそれと同じうま味成分、グアニル酸がたくさん含まれていて、ゆっくりと過熱することで引き出すことができるんです。

子ども料理教室

カレーを試食して「おいしい!」

そしてもうひとつのお鍋には、これまた和風だしの代表選手「昆布」と同じ、グルタミン酸の塊が。そのままで食べたいくらいの、完熟トマトで作ったトマトソースです。
「生のトマトやケチャップなどを入れる人もいますが、手作りトマトソースのほうがずっとおいしくなります。これも冷蔵保存可能なので、お母さんお父さんが先に作ってあげるといいかもしれませんね」
トマトソースが仕上がる頃には、会員の皆さんも三々五々集まっていらっしゃいました。すでにキッチンに充満したおいしいにおいに、期待が高まります!

 

お料理で大事なのは、食物のおいしさ&パワーを何一つ無駄にしないこと

まずは井上先生によるデモンストレーションで、「二大うまみソース」の概要説明と具材の下ごしらえ、カレーの完成までを見学した皆さん。グループに分かれて、いよいよ調理開始です。
大きい子供たちは包丁を片手に「玉ねぎのみじん切り」や「人参の乱切り」にトライ。なかなかの腕前です。みんなが面白そうにやっていたのは、トマトの湯むき。お尻に十字に包丁を入れたトマトを沸いたお湯の中に落とし、しばらくして水に上げると――「つるんと剥けて気持ちいい~!」。

それぞれの調理台では、先生から授けられた裏技が実践されてゆきます。
私が一番印象に残ったのは「食物のおいしさとパワーを、何一つ無駄にしないこと」。
玉ねぎを飴色になるまで炒めたお鍋は、玉ねぎを取り出した後にお水を注ぎ、鍋肌に残る玉ねぎのうまみを洗い落として、これも煮込み用のお鍋に投入。最初に人参とじゃがいもを炒めたフライパンには野菜のうまみが溶け出していますから、これも洗わずにそのままお肉を炒めるのに使います。

子ども料理教室

お母さんと一緒にトマトの湯むきに挑戦。

トマトの湯剥きに使ったお湯は、今回のカレーには使いませんでしたが、トマトのうま味が溶け出しています。こうした根や皮、しっぽなど、野菜本来の力「フィトケミカル」が最も強く残る「くず野菜」を煮ると、おいしい野菜のだしがとれるとか。これ、抗酸化成分がたっぷりで、アンチエイジングや美肌にも効果があるそうです。家で絶対に試します!
「でも、それは農薬を極力抑えて作る大地宅配の野菜だからできることなんですよ」と井上先生。
ちなみに、お米のとぎ汁も捨ててはいけません。何に使うか? 答えは後ほど。

一方、包丁を持つのがまだちょっと怖い小さい子供たちは、全員分のフルーツサラダを盛り付け中。井上先生の盛り付けをお手本に、「プチトマトは3つ、ブルーベリーは5つ、メロンは赤いのと緑のと3つづつ……」と唱えつつ、時々パクッ!とつまみ食い。盛り付け係の特権です。

子ども料理教室のサラダ作り

お母さんたちに「見て見て!」とちびっ子チーム。とっても楽しそうです。

今回のサラダの野菜の中には、表面に水滴のようなツブツブのついた、なんだかおしゃれな野菜も。先生、これなんていう野菜ですか?
「これは“アイスプラント”です。プツプツはじける食感が楽しいこの粒々の中には、塩味の水分が入っているので、サラダに塩はいりません。こういう食べたことのない野菜も“どうやったらおいしく食べられるかな”と工夫して、挑戦してみてくださいね」
ベジタ講座の井上先生、さすがのお言葉です。

子ども料理教室のサラダ

ちびっ子チームが作ったサラダがこんなに。たくさん頑張ってくれました。

 

手間暇を惜しまなければ、お料理はもっとおいしくなる

さてついにカレーが完成し、ご飯もちょうどいい具合に炊き立て。子供たちのお待ちかねの瞬間に、どのお皿も大盛で、早々に二杯目を食べている人も。よく見ると「先生が作ったもののほうがおいしい」と言いながら、先生のお鍋のカレーを食べている人もいるようです。

試しにそれぞれのグループで作られたカレーを食べ比べてみると――同じ材料で同じ方法で作ったのに、なぜか味はぜーんぶ違います。これがお料理の面白さで、お料理の難しさ。
「カレーは簡単に作ることもできるけれど、手をかければもっとおいしくなります。面倒だなとは思うけれど、そういう積み重ねが日々の幸せを作るもの。続けているうちに、おいしく食べてくれてよかったな、お料理をやっていてよかったなって、きっと思うと思いますよ」

カレーを試食!

自分で作ったカレーやサラダを試食。美味しい!と満足気です。

ちなみに、おいしくいただいた後の、きちんと後片付けもこの講座の目的です。
お皿についた汚れは、まずはボロ布(古いシーツなどを切ったもの)でふき取り、さっきとっておいたお米のとぎ汁の中へ。アクリルたわしなどでこすった後に水洗いすれば――おおお、お皿は驚きのピッカピカに! お米のとぎ汁以外に、野菜やパスタのゆで汁でもOKなんだそうです。
厳しい残暑に負けないようおいしいカレーを食べた後は、環境にもお財布にも優しいこの片付け方法も、ぜひお試しくださいね~! (取材・渥美志保)

こども料理教室集合写真

最後はみんなで集合写真。みなさん料理以外のこともいっぱい学んで笑顔いっぱいで帰って行きました!

大地を守る会編集部

大地を守る会編集部

大地宅配編集部は、“顔の見える関係”を基本とし、産地と消費地をつなぐストーリーをお届けします。