フードレポート

りんひろこさんの世界のオーガニックフードレポートVol.2(イギリス編)

サステイナブルなイギリスの町と人(前編)

毎月大地宅配の野菜をつかったレシピをご提案いただいているりんひろこさん。通常連載は3回おやすみして、世界各地のオーガニックフード事情を現地からレポートいただけることになりました。2回目の今回はイギリス編を前編と後編にわけてお届けします。

 

デボン州の暮らしは、サステイナブルなライフスタイル

 グレートブリテン島の南端、デボン州には、化石燃料に頼らずサステイナブル(持続可能)な町を作ろうとする、”トランジションタウン”の先駆けになった「トットネス」という町があります。

町には地域通貨があり、ちょっとしたボランティアにも対価が支払われ、それを地元の店などで消費できます。この地域通貨を使える店にはトットネスの“t“のマークがついていました。

 

また、ゴミの分別は一般家庭でもしっかり行なっていて、生野菜などのコンポストを自宅や自店で持っているところも見かけました。

 

家庭菜園がある家も多く、この国のガーデニング文化からすると、家庭菜園もごく自然に広がっていったのが想像できます。このトットネスから東に車で1時間ほどいくと、アクスミンスターという町があり、ここには有名な料理研究家Hugh Fearnley-Whittingstall氏が広大な敷地を取得して”RIVER COTTAGE”と名付けています。

 

りんさんのイギリス紀行

 

3時間ゆったり楽しめるイギリスの農家ごはん

牛や羊、豚、鶏を育てて食肉にしたり、鶏から卵を得たり、ガーデンでは野菜やハーブを育てています。ここのガーデンやファームの動物達、そして料理教室も見学させていただいたあと、ランチを頂きました。

りんさんのイギリス紀行

 

りんさんのイギリス紀行

 

りんさんのイギリス紀行お料理

紫色の芽吹きはじめたブロッコリーとポーチドエッグオランデーズソースとベーコン

ローストビーフ、ローストポテト、ヨークシャープディング、ビーツと玉ねぎ炒めにキャロットピュレを添えて

ルバーブとアーモンド、クロワッサンのバタープディング

 

これに加えて、カリフラワーチーズも出てきましたがおなか一杯で食べきれず、最後はコーヒーor紅茶とトッフィー&チョコレートまで出てきてゆったり3時間のランチタイムでした。

食材もほぼ全て自家製という、贅沢なランチ。野菜は味が濃厚で、驚くほど美味しかったです。そんな野菜で作ったピュレやソースももちろん濃厚。ベーコンも自家製の豚の旨味が凝縮されて噛みしめるたびに美味しい。ローストビーフは大切に育てた自家製牛を50日間熟成させたものらしく、とっても柔らかかったです。他の参加者は、このHugh氏の熱烈なファンも多く、隣の席の方々とも料理の話などで盛り上がりました。

 

食事の前に行われるシェフの方の説明もフレンドリー。「厨房もどんどんみにきていいよ!」というカジュアルな雰囲気で楽しくなります。

 

ファミリーの参加者も多く、子供達同士もすっかり仲良くなり、外のお庭で遊び回ったりと、サステイナブルで楽しいサンデーランチの時間でした。

デボン州で出会った町や人々は自然や、環境、そしてサステイナビリティに関する意識が高いなと感じました。

 

 

サステナブルな生活が根付くイギリスのオーガニックフードレポート、後半につづきます。
  

_MG_4523 (2) (1)

りんひろこ プロフィール

料理研究家、フードコーディネーター。京都で学んだ懐石料理や、アーユルヴェーダや薬膳などの東洋の食養生の考えをもとにした美味しく簡単にできる料理を、TVや雑誌などで提案。著書に『作りおきで毎日おいしい! NYスタイルのジャーサラダレシピ』『ジャースチームレシピ』(世界文化社)がある。
http://minato-kitchen.com

ジャーサラダをはじめ野菜レシピでおなじみの、りんひろこさんは、大地宅配をご利用くださっているお一人。生命力あふれるおいしい季節の野菜を、もっと楽しむためのレシピを毎月ご紹介しています。 

大地宅配編集部

大地宅配編集部

大地宅配編集部は、“顔の見える関係”を基本とし、産地と消費地をつなぐストーリーをお届けします。