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8月25日、大地を守る会や各地の生協、消費者団体がよびかけている「『六ヶ所再処理工場』に反対し放射能汚染を阻止する全国ネットワーク」が中心となって、青森市で「六ヶ所再処理工場」に反対する青森集会を開催しました。

集会前日には県庁での記者発表

前日の8月24日には、県庁で記者発表を行ないました。呼びかけ団体の主要メンバーがマイクを囲んで座り、再処理工場の本格稼動中止反対や、翌日の集会について記者に伝えました。TVカメラも入り、数社の記者が取材。朝日新聞では記者発表、翌日の集会と2日に渡って記事が掲載されました。
その後の県庁交渉では、青森県に対し六ヶ所再処理工場の本格稼動中止などについての申し入れを行いました。その場で回答をもらえなかった事項については、文書であらためてもらうことになりました。

街中でのパレード

翌25日はいよいよ青森集会。大地を守る会をはじめ、生協、消費者団体などが多数参加し、青森駅前から続く通りにてチラシの配布、署名の呼びかけを行いました。晴天で、日差しの強さも相まって強い熱気を感じさせました。
その後、街の中をパレード。「再処理施設はいらない。いのちが大事。」と、力強く呼びかけました。岩手県からバス2台でかけつけた岩手重茂漁協の漁師の方たちが、一人1本ずつ大漁旗を持って歩く様子からは「俺たちの海を守るんだ」という強いメッセージが伝わってきました。

横断幕やのぼりを持って青森市内をパレード

大漁旗を持って歩く岩手重茂(おもえ)漁協の方々

約350人が参加、急遽イス席を追加

13時半からは青森市文化会館で集会を開催しました。大会議室の通常の定員は300名。結果として350名ほどの参加者で、急遽イス席を追加する盛り上がりとなりました。 集会は、あいコープみやぎの吉武さんのキックオフ宣言で始まり、小出裕章さん(京都大学原子炉実験所)、藤田祐幸さん(放射能汚染食品測定室代表)、水口憲哉さん(東京海洋大学名誉教授)の現状報告と続きました。

小出さんの報告では、茨城東海村での事故事例を例にとり、放射能被爆の恐ろしさについて数値、映像などを使ってわかりやすく説明していただきました。事故にあった方の手の映像で、被爆後数日後では「日焼け」のようだったのが、20日ほど経ってボロボロになっているのが映し出された時には、会場からどよめきが起こりました。藤田さんは、小出さんのお話も踏まえ、市民の立場として食品の放射能測定を行なっていくことの大切さについてお話されました。続く水口さんは、海洋汚染についてお話され、六ヶ所村の岸から流したハガキが、茨城、千葉などでも回収されたことを報告。その事実は、放射性廃棄物についても同様のことが生じるであろうという予測について話されました。

報告する水口憲哉さん

報告の後は、生産者、都市市民、住民などが、ステージの上からそれぞれの立場でメッセージを発信しました。 最後に、集会アピールの「いのち、豊かな自然、食べ物を守るために」を読み上げ、集会は終了となりました。

再処理工場は早ければ11月にも本格稼動になります。放射性廃棄物の影響は、広い地域で長い間続きます。子どもたちの未来のためにも、なんとか本格稼動を止めるよう働きかけていきましょう。





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