おいしく食べてCO2を減らせるクリスマスケーキケーキ1つでパソコン1時間不使用以上の省エネ効果 国産小麦使用の「フードマイレージ・ケーキ」販売	2008年12月23日
広報発表

報道関係者各位

要旨

有機食材宅配のパイオニア・大地を守る会は、外国産に比べて輸送によるＣＯ２排出量が少ない国産原料を中心 にしたケーキ「フードマイレージ・ケーキ」を、大地を守る会会員向けに販売します。「フードマイレージ」とは食べものの輸送距離のことで、短ければ短いほど輸送によるＣＯ２排出量が少なくなります。例えばケーキ1つを外国産ではなく、よりフードマイレージの短い国産の小麦でできたものを選ぶと、パソコン1時間不使用時以上の省エネ効果があります。また、ケーキの主原料である小麦は日常的に食べるものながら自給率は13％しかなく、一般的なケーキの小麦は９９％以上が外国産です。今回の販売は、クリスマスに楽しくおいしくエコや自給率を考えるきっかけになることを狙いとしています。

フードマイレージ・ケーキ概要

国産小麦のケーキ1つで、パソコン1時間使わないのと同じくらいの省エネ効果

「フードマイレージ」とは食べものの輸送距離のことで、短ければ短いほど輸送によるＣＯ２排出量が少なくなります。一般的なケーキのほとんどは、主原料である小麦は外国産なので小麦を国産に変えると、その分の輸送エネルギーが少なくなります。ＣＯ２で考えると、外国産ではなく国産の小麦でできたケーキを選んだ場合、外国産に比べてケーキ1つ（小麦50ｇ）あたり22ｇのＣＯ２を削減できます。これはデスクトップ型パソコンを1時間つけない時（ＣＯ2・13ｇ）以上の省エネ効果があります。

ケーキ1つの小麦（50ｇ）	北海道産	アメリカ・モンタナ州産	差
ＣＯ２排出量	７ｇ	29ｇ	22ｇ

※

北海道産は北海道～東京間（831㎞）をトラックで輸送、アメリカ産はモンタナ州～ロサンゼ ルス（1450㎞）をトラック、ロサンゼルス～東京間（8,837㎞）を船で輸送した場合の値。

自給率13％、貴重な国産小麦を使ったケーキ

パンやパスタ、うどんなどに使われ、日常的によく食べる小麦は自給率が13％しかありません。それでも08年1月の中国餃子問題以降の国産志向の高まりから、最近では国産小麦使用と表示されたパンを見かけるようになりました。 しかし実は、日本で出回るパンの99％は外国産小麦が原料なのです（独立行政法人農業・食品産業技術研究機構より）。国産小麦のパンは見かけたことがあっても、ケーキにはなかなか出会わないように、国産小麦でできたケーキはさらに貴重です。また国産小麦は外国産に比べてグルテンが少ないため、ずっしりとした食べ応えも魅力です。

大地を守る会とは

自然と調和した社会の実現をめざし、1975年に設立された市民団体（ＮＧＯ）。安全性とおいしさにこだわった農産物、畜産物、水産物、加工食品、雑貨品を会員制でお届けする宅配サービス・大地宅配を運営しています。現在、消費者会員は約8万5千（08年3月末）、生産者会員は全国に2500。「食」「農」「環境」に関する最前線の活動や、「顔の見える関係」をいかした、消費者～生産者間の活動など、さまざまな運動・イベントを行なっています。

国産飼料100％の安心な肉牛生産を消費者が支えるための1口5万円出資、募集に対し5倍応募。11/22説明会開催。

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