フェアトレードから一歩進んだ基金設立でアジアの市民団体を支援。生協などと共同で09年11月設立 |
2009年4月7日 |
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報道関係者各位
要旨
有機食材宅配のパイオニア・大地を守る会は、生協などとともに、2008年11月「互恵のためのアジア民衆基金」設立準備委員会を設立しました。バランゴンバナナ、エコシュリンプの売上の一部をその基金として充当し、アジアの市民団体の様々な活動を支援する基金です。2009年4月より大地を守る会が先行して基金積み立てを開始し、2009年11月基金設立、2010年4月支援開始を予定しています。
概要
- 名称:互恵のためのアジア民衆基金
- 内容:商品売上の一部を共同基金にあて、アジアの市民団体の様々な活動に支援する。
- 対象商品:バランゴンバナナ1kgあたり10円
エコシュリンプ100gあたり5円
商品名 | 規格 | 価格 | 基金積立額 |
---|---|---|---|
バランゴンバナナ | 700g | 468円 | 7円 |
エコシュリンプ(むきみ) | 200g | 817円 | 10円 |
下処理隅エコシュリンプ(M) | 160g | 718円 | 8円 |
下処理隅エコシュリンプ(L) | 140g | 667円 | 7円 |
エコシュリンプ(M) | 300g | 1218円 | 15円 |
エコシュリンプ(L) | 300g | 1328円 | 15円 |
エコシュリンプは、抗生物質を一切与えず、 伝統的な技術「粗放養殖」を守る。(インドネシア)
かごいっぱいのバナナをかついで10km近くの 山道を運ぶ。山に住む人々の貴重な収入源。 (フィリピン )
- 参加団体:大地を守る会、オルタートレードジャパン、パルシステム、グリーンコープ連合、生活クラブ、ドゥレ生協(韓国)
- 支援先 :各生産者 バナナ(フィリピン ネグロス島)・エビ(インドネシア)・コーヒー(東ティモール)・オリーブ(パレスチナ)、アルカイールアカデミー(パキスタン)など
「フェアトレード」から一歩進んだ基金設立
1980年代に、フィリピンで飢餓に陥った農民たちを支援するため、各生協や大地を守る会が株主となり、砂糖とバランゴンバナナの輸入会社オルタートレードジャパン(ATJ)を立ち上げました。その後インドネシアのエコシュリンプやパレスチナのオリーブオイルなど取り扱いを広げていますが、各産地の産物を日本に運ぶだけという一方通行にとどまっています。各地域の横のネットワークを作り、貧困撲滅など現地の活動の基盤を作りたいという思いから、本基金を設立することにしました。これからの現地調査を通し、2010年4月の支援開始を予定しています。
視察予定:5月25日~31日 コーヒー(東ティモール)、6月9日~14日 バナナ・砂糖(フィリピン)、7月11日~19日 エコシュリンプ(インドネシア)
バナナ、エビの売上の一部を基金に
具体的にはバランゴンバナナ、エコシュリンプの売上の一部を共同基金にあて、アジアの市民団体の農業振興や貧困撲滅など様々な活動を支援する予定です。基金はグラミン銀行のアイディアをもとに、小規模で実施します。大手の金融機関は環境破壊につながる事業、売買春、児童労働、人身売買、麻薬や武器の密輸などに関わる事業にも融資をすることがありますが、 小規模で目が届くシステムであれば、これらを避けて適切な支援先を選べるためです。
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大地を守る会・宇田川千夏・牛島真也・大野由紀恵
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大地を守る会とは
自然と調和した社会の実現をめざし、1975年に設立された市民NGO企業。安全性とおいしさにこだわった農産物、畜産物、水産物、加工食品、雑貨品を会員制でお届けする宅配サービスを運営しています。現在、消費者会員は約9万1千人、生産者会員は全国に2500。「100万人のキャンドルナイト」や2007年に環境大臣表彰を受賞した「フードマイレージ・キャンペーン」の事務局を努めています。
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