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カラダと大地を守るために、食べることからエコシフト。


 有機食材宅配のパイオニア・大地を守る会は、すべて国産飼料(※)で育てた鶏「コメから育てたTHAT'S国産鶏」(以下、コメ鶏)を11月5日より販売再開しました。コメ鶏は2011年3月に発売開始したものの、震災以降エサの確保や安全性の確認をするため、販売を停止していました。
 鶏の飼料は多くを輸入に頼っているトウモロコシが半分以上を占めるため、今回のコメ鶏はそのトウモロコシを全てコメに変えています。
一般的にもコメを飼料に与えた鶏肉が出回るようになりましたが、ほとんどは飼料の1割程度の配合で、飼料の半分以上がコメなのはこのコメ鶏のみです(大地を守る会調べ)。
 大地を守る会は、1995年から日本の農業を守るために国産を食べようと呼びかける「THAT'S国産」を提案しています。畜産飼料自給率が26%と大変低く、少しでも国産化したいという大地を守る会と生産者の想いから、今回すべて国産飼料のコメ鶏を商品化しました。
※ビタミンなど微量栄養素(1%程度)を除く


地域で栽培した飼料米を食べるヒナ鶏たち。
鶏肉の自給率は66%だが、飼料を考慮した自給率は8%と大変低い。

●脂の融点が低めで口どけがよく、あっさりとした「コメ鶏」。飼料自給率向上に貢献

  畜産飼料は自給率が26%(農水省調べ)と大変低く、輸入に頼ることによる供給不安や国際相場の高騰リスクを抱えています。そこでその問題から脱却しようと、大地を守る会の生産者・まほろばライブファーム(山形県高畠町)が、2004年からコメを飼料に使う実験を開始。試行錯誤の末、7年を経て、鶏の飼料の半分以上を占めるトウモロコシをコメにかえて育てた鶏「コメから育てたTHAT'S国産鶏」を商品化しました。
 飼料はビタミンなどの微量要素(1%)を除いて、すべて国産。そのうちの50%以上が地元・山形で栽培した飼料米で、他にも地域の未利用資源である醤油粕・てんぷら油の廃油・酒粕・サケの魚粕などを使っています。
 コメ鶏は油の融点が低めで口どけがよく、同生産者の通常の鶏肉よりもあっさりして食べやすいのが特徴です。またコメを食べて育ったため、通常の鶏肉よりも淡い色をしています。

●未利用資源の消費拡大と地域循環農業をめざす:生産者の取り組み

 生産者・まほろばライブファームがコメ鶏に挑む理由は、輸入穀物依存からの脱却と将来的な飼料自給体制の確立のためです。
 まほろばライブファームの伊藤幸蔵さん(米沢郷グルーブ会長)は米どころ置賜地方(山形県高畠町)にて減反問題の対策として、飼料米をつくって地域の水田を守ることを組織の枠を超えて地域の米農家に呼びかけ、「置賜地区飼料米協議会」を設立しました。会員の飼料米をコメ鶏が消費し、その排泄物を使った堆肥を田畑に還元すれば、循環型農業に取り組む人の輪が地域内に広がります。


まほろばライブファームの伊藤幸蔵さん(左)と、鶏の飼育を担当する石川公士さん。

●商品概要

■販売時期:
 2012年11月5日(月)~11月15日(木)12:30
 ※ウェブストアは11月8日(木)13:30~販売開始
■商品名、価格:
 ・コメから育てたTHAT'S国産鶏モモ肉(300g)/830円
 ・コメから育てたTHAT'S国産鶏ムネ肉(300g)/637円
 ・コメから育てたTHAT'S国産鶏ササミ(300g)/841円
 ・コメから育てたTHAT'S国産鶏手羽セット(300g×2パック)/1,199円
 ※「コメから育てたTHAT'S国産鶏」は、年1~2回の取り扱いを予定


コメから育てたTHAT'S国産鶏モモ肉

●国産をもっと食べようという呼びかけ
  :大地を守る会の取り組み

 大地を守る会は、日本の農業を守っていくために、国産のものを積極的に食べようという呼びかけ「THAT'S国産運動」を1995年から開始しています。1993年にコメの輸入自由化部分開放がきまり、コメ以外の農産物も輸入量が増加していることに危機感を覚えたことからこの活動を開始しました。
 その取り組みのひとつとして、自給率の低い畜産飼料の国産化がありました。牛・豚・鶏・卵と取り組みを始め、2004年にはすべて国産飼料で育った短角牛の販売を開始しました。その後、順次国産飼料で育った肉類、卵を販売しています。


左が飼料の半分以上がコメで育ったコメ鶏、右が通常飼育の鶏。コメを食べて育った鶏は、くちばしや足が通常の鶏よりも白くなる。

下記のようなことが取材できます

  • 生産者への取材
  • 商品サンプルのご提供
  • 大地を守る会のTHAT'S国産の取り組みについてのご取材
この他、ご要望に応じて対応させていただきますので、ご相談ください。

~株式会社 大地を守る会とは~

自然環境と調和した、生命を大切にする社会の実現をめざし、1975年に設立のソーシャルビジネス(社会的企業)。安全・安心とおいしさにこだわった農・畜・水産物、加工食品、雑貨等をお届けする宅配サービス他を運営しています。現在、利用者数は約15万1千人、生産者会員は全国に2,500人(2012年9月末現在)。

取材に関するお問い合わせ(取材ご希望の場合は、下記担当までご一報下さい)

事業戦略部 広報・国際課(担当:栗本、宇田川、百瀬)

連絡先
〒261‐8554 千葉県千葉市美浜区中瀬1-3
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