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カラダと大地を守るために、食べることからエコシフト。


 有機食材宅配のパイオニア・大地を守る会では、消費者の放射能の知識を深めてもらうために、シリーズで放射能講座(全5回)を行い、第1回目は「放射能汚染の現状と課題を整理してみよう」をテーマとして、2月24日(日)に開催します。講師はNPO法人市民科学研究室代表の上田昌文氏で、放射能汚染の最新状況と課題点をお話しいただきます。また、福島県で先進的な除染対策に取り組んできた米の生産者からの報告、福島で新しい農業の形を模索する若手生産者からのアピールも予定しています。
 この連続講座は、2012年6月~12月に実施した放射能連続講座の第2クール目となります。第1クールでは、消費者が健康へのリスクに対する知識を深める場を作り、情報リテラシーの獲得を目指しました。第2クールでは、より具体的に何をどう食べるのか、生産者とどのように繋がるのかを学ぶことを目的として実施します。
 大地を守る会は、福島第一原発以降の、消費者に食に対する不安を受けて、活きた情報を専門家と消費者が交換し、健全な消費のあり方を形成し直すことを目的とし、放射能連続講座を実施しています。


過去講座の様子


●イベント概要

■タイトル:大地を守る会の放射能連続講座Ⅱ 
■テーマ :放射能汚染の現状と課題を整理してみよう
■講師  :上田昌文氏(NPO法人市民科学研究室代表)
■ゲスト :伊藤俊彦氏((株)ジェイラップ代表取締役)、浅見彰宏氏(あいづ耕人会たべらんしょ)
■コーディネーター:戎谷徹也(㈱大地を守る会・放射能対策特命担当)
■日時  :2013年2月24日(日)10:30~12:30
■会場  :大田区産業プラザPiO 4階コンベンションホール(東京都大田区南蒲田1‐20‐20)
※同施設内にて、全国の有機農家など500人以上が集まる「大地を守る会のオーガニックフェスタ」
 も同日開催しています。(10:00~16:00)

●放射能汚染の最新状況と日常生活での注意点を学ぶ。
 除染対策を実施し、すべて不検出にした福島の米生産者からの報告も。

 前半の1時間は、NPO法人市民科学研究室代表・上田昌文氏により、放射能汚染の最新状況と残された課題点を踏まえながら、実生活の中で、私たちが気をつけなければならない点についてをお話しいただきます。
 後半は、実際に福島で日々放射能と向き合っている米生産者(株)ジェイラップ代表取締役・伊藤俊彦氏をゲストに迎え、約2年間の除染対策の取り組みや今の思いを語っていただきます。ジェイラップでは、所属する生産者の全ての田んぼを対象に、土壌から、稲わら、玄米、白米などの移行データの測定を実施。セシウムの作物への移行抑制につながると言われるカリウム資材散布など対策の効果を検証したところ、341検体中337検体が玄米にて不検出、残りの4検体も、白米では不検出となりました。先進的な取り組みとして、各種メディアに取り上げられています。講演後は、来場者との自由な意見交換も行います。

上田昌文氏(NPO法人市民科学研究室代表)
大学では生物学を専攻。1992年より市民による研究・学習グループを発足させ、科学技術関連の社会問題への取り組みを開始。科学技術社会論学会理事、東京大学「科学技術インタープリター養成プログラム」特任教員、恵泉女学園大学非常勤講師(環境政策論)等を歴任。著書『わが子からはじまる原子力と原発きほんのき』(クレヨンハウス)、共著に『食品分野へのナノテクノロジーの応用と諸課題』『原爆調査の歴史を問い直す』など。

伊藤俊彦氏((株)ジェイラップ代表取締役)
1957年福島県須賀川生まれ。79年に地元農協に就職、95年に退職後、おいしいものを作りだす生産者と商品価値を認める消費者を結ぶ、㈱ジェイラップを設立する。 「顔の見える」直接販売の独自流通システムを確立し、中間流通の簡素化と年間を通した安定供給のネットワークを確立する。  福島第一原発事故以降は、消費者へ安全な食材を届けるため、大地を守る会とともに放射能除染プロジェクトに取り組む。


【今後の予定】

■第2回 4月18日(木)18:30~20:30「改めて内部被ばくの問題を考える ~未来のために正しい知識を~」
  講師:児玉龍彦氏(東京大学アイソトープ総合センター長)
  会場:千代田区立日比谷図書文化館コンベンションホール(住所:東京都千代田区日比谷公園1‐4)

■第3回 5月18日(土)13:30~16:00「未来のために、つながりを取り戻そう」
  講師:河田昌東氏(分子生物学者、NPO法人チェルノブィリ救援・中部理事)
  会場:YMCAアジア青少年センター国際ホール(住所:東京都千代田区猿楽町2‐5‐5)

■第4回 6月9日(日)13:30~16:00「食べて克つ!毎日の食生活で免疫力を整える」
  講師:高橋弘氏(麻布医院院長、ファイトケミカル研究者) 
  会場:千代田区立日比谷図書文化館コンベンションホール(住所:東京都千代田区日比谷公園1‐4)

■第5回 日程調整中 「福島と語ろう -3.11を乗り越えて」(仮)

ご参考:大地を守る会の放射能対策

①ゲルマニウム半導体検出器など、高精度検出機器を使った放射能自社測定

 高精度検査機器の「ゲルマニウム半導体検出器」1台、「NaI(Tl)ガンマ線スぺクトロメータ」4台を導入。これまでに業界トップクラスの8179検体(※)を測定。
農産物は、全産地・全品目を流通前に測定しています。

・「ゲルマニウム半導体検出器」
 放射性ヨウ素131、放射性セシウム134、137の核種が確定でき、検出限界値概ね3ベクレル/kg。行政等の検査機関でも用いられる高精度検査機器。検査時間は、10~20分と短く、多くの商品を高精度で測定することが可能。
・「NaI(Tl)ガンマ線スぺクトロメータ」
 鉛シールド(厚さ50mmの鉛+厚さ3mmの無酸素銅)の利用で環境値の影響を1/10程度に減らし高感度な測定が可能。放射性セシウム134、137および放射性ヨウ素131の核種の検出限界が概ね10ベクレル/kg。測定時間は2~10時間程度。


ゲルマニウム半導体検出器で玄米の放射能測定をしている様子。

※2011年3月8日~2012年2月8日の実績。ゲルマニウム半導体検出器、NaI(Tl)ガンマ線スぺクトロメータによる自社測定と、外部機関による測定。

②消費者の不安に対応し、放射能不検出を確認した商品を充実。

・毎週約700品目の「放射能不検出」確認済み商品の販売
  毎週、宅配注文者に対し、「放射能不検出」確認済み商品のリストを配布。注文当週に掲載する商品のほとんどを網羅する約700品目を掲載。全産地・全品目を流通前に自社測定にて検査。
・北海道や西日本の野菜を集めた「子どもたちへの安心野菜セット」が好評。
  北海道と、甲信越(新潟・長野・山梨)、愛知以西の産地からの野菜を7~8品詰め合わせた「子どもたちへの安心野菜セット」を2012年6月より販売開始。週平均、5000セット、売上1000万円以上を販売する人気商品となっている。「NaI(Tl)ガンマ線スペクトロメータ」にて測定し、検出限界値(核種ごと概ね10ベクレル/㎏)以下であることを事前確認しています。

③2012年2月、国の基準値改定に先駆けて「自主基準」を設定。

 2012年2月20日に、4月からの国の基準値改定に先駆け、食品中の放射性物質に対する「自主基準」を設定。

・乳幼児食品が6ベクレル/kg
 (国の基準値50ベクレル/kgの1/8以下)
・米・パンが10ベクレル/kg
 (国の基準値100ベクレル/kgの1/10)
 など、国の基準値を大幅に下回る厳しい基準。

 独自基準作成にあたっては、「内部被ばくはできるだけ低く」の考え方に立ちつつ、生産者とともに達成すべき指標として「基準値」を位置づけています。また、生産者の放射能対策の支援も行っています。

④食べて復興応援:「福島と北関東の農家がんばろうセット」の販売

 放射能問題で買い控えに苦しむ福島と茨城など北関東の農家を支援するための野菜セットとして、2011年4月から、福島県、茨城県、群馬県を中心に、4~5品の野菜をセットし販売しています。

下記のようなことが取材できます

  • 放射能連続講座の様子
  • 大地を守る会の放射能対策や自主基準についての取材
  • 講座や関係生産者への取材
この他、ご要望に応じて対応させていただきますので、ご相談ください。

大地を守る会とは

自然環境と調和した、生命を大切にする社会の実現をめざし、1975年に設立のソーシャルビジネス(社会的企業)。安全・安心とおいしさにこだわった農・畜・水産物、加工食品、雑貨等をお届けする宅配サービス他を運営しています。現在、利用者数は約15万9千人、生産者会員は全国に2,500人(2012年12月末現在)

取材に関するお問い合わせ(取材ご希望の場合は、下記担当までご一報下さい)

広報担当:鷲尾早紀、栗本遼、宇田川千夏

連絡先
〒261‐8554 千葉県千葉市美浜区中瀬1-3
幕張テクノガーデンD棟21階
TEL
043-213-5860
FAX
043-213-5604
E-mail
press@daichi.or.jp




日本最大規模の「オーガニックフェスタ」を2月24日開催

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