すべて国産飼料で育てた鶏肉の生産者を招いた講座、9/7に開催。 |
2013年9月2日 |
~飼料米を50%以上使用するなど、先進的な取り組みを紹介~
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有機食材宅配のパイオニア・大地を守る会は、すべて国産飼料(※)で育てた鶏「コメから育てたTHAT'S国産鶏」(以下、THAT'S国産鶏)を生産する「まほろばライブファーム」代表の伊藤幸蔵氏を招き、鶏肉を取り巻く問題や、「THAT'S国産鶏」の取り組みについて紹介する講座を、9月7日(土)に開催します。
今回の講座では、近年増加傾向にある輸入鶏肉の生育環境や飼料の問題点、輸入飼料が餌の大半を占める国産鶏肉の現状の解説のほか、それに対して「THAT'S国産鶏」では安全でおいしい鶏肉を生産するため、飼料や生育環境にどのような配慮をしているのか、生産者の立場で紹介します。
鶏肉は、お弁当などの加工用原料として、ブラジル産など安価な輸入品が増えています。また、自給率(重量ベース)では66%となるものの、国産鶏肉も多くを輸入飼料に頼っているため、自給率(カロリーベース)では8%に留まっています(自給率は共に、農林水産省「食料需給表」平成23年調べ)。
※ビタミンなど微量栄養素(1%程度)を除く。
飼料米中心に育つ鶏 鶏に与えている飼料米
●イベント概要
■タイトル:鶏肉の飼料について学ぼう!
■日時 :9月7日(土)13:30~16:30
■会場 :千代田区立日比谷図書文化館コンベンションホール(千代田区日比谷公園1-4)
三田線内幸町駅より徒歩3分、東京メトロ霞ヶ関駅より徒歩5分
■講師 :伊藤幸蔵氏(まほろばライブファーム代表)
■参加者 :大地を守る会の利用者、及び一般参加者(約30名)
●講師:伊藤幸蔵氏(まほろばライブファーム代表)
まほろばライブファームは、輸入穀物依存からの脱却と将来的な飼料自給体制の確立を目指し、2004年より実験的に飼料米を鶏に与え始め、試行錯誤の末、2011年から「コメから育てたTHAT'S国産鶏」を商品化しました。
まほろばライブファーム代表の伊藤幸蔵氏は、地元の置賜地方(山形県高畠町)にて減反問題の対策として、飼料米を作り地域の水田を守ることを地域の米農家に呼びかけ、「置賜地区飼料米協議会」を設立しました。この取り組みでは、会員の飼料米を「THAT'S国産鶏」に与え、鶏の排泄物を使った堆肥は田畑に還元するなど、循環型農業に取り組む人の輪も地域内に広がっています。
2011年3月11日の東日本大震災の際は、物流網の混乱から多くの東北地方の家畜が飼料確保に追われましたが、国産飼料を活用してきたまほろばライブファームでは、一羽も死なせることがありませんでした。
まほろばライブファーム代表・伊藤幸蔵氏(左)と、鶏の飼育を担当する石川公士氏(右)。
●「コメから育てたTHAT'S国産鶏」商品概要
■商品ラインナップ:
・コメから育てたTHAT'S国産鶏モモ肉(300g)/830円
・コメから育てたTHAT'S国産鶏ムネ肉(300g)/637円
・コメから育てたTHAT'S国産鶏ササミ(300g)/841円
・コメから育てたTHAT'S国産鶏手羽セット
(300g×2パック)/1,199円
※年1~2回の取り扱い。価格はすべてウェブストア価格。
左が飼料の半分以上がコメで育ったコメ鶏、右が通常飼育の鶏。コメを食べて育った鶏は、くちばしや足が通常の鶏よりも白くなる。
●「THAT'S国産」:国産をもっと食べようという呼びかけ
大地を守る会は、輸入飼料に頼らない国産飼料による自給的な畜産を目指し、飼料を100%国産にする「THAT'S国産」という取り組みを1995年から開始しました。1993年にコメの輸入自由化部分開放が決まり、米以外の農産物も輸入量が増加していることに危機感を覚え、この活動を開始しました。
1997年にはすべて国産飼料で育った「山形村短角牛」(岩手県)の販売を開始し、卵、鶏肉と取り組みを広げています。この取り組みにより国内の農業を支え、遺伝子組み換え飼料などの心配のない安心して食べられる畜産物の供給を目指しています。
「THAT'S国産短角牛」の放牧風景
下記のようなことが取材できます
- 生産者・伊藤幸蔵氏への講座当日の取材
- 商品サンプル、産地写真のご提供
- 大地を守る会のTHAT'S国産の取り組みについてのご取材
この他、ご要望に応じて対応させていただきますので、ご相談ください。
大地を守る会とは
自然環境と調和した、生命を大切にする社会の実現をめざし、1975年に設立のソーシャルビジネス(社会的企業)。安全・安心とおいしさにこだわった農・畜・水産物、加工食品、雑貨等をお届けする宅配サービス他を運営しています。現在、利用者数は約17万7千人、生産者会員は全国に2,500人(2013年6月末現在)
取材に関するお問い合わせ(取材ご希望の場合は、下記担当までご一報下さい)
広報担当:石井、栗本、鷲尾
- 連絡先
- 〒261‐8554 千葉県千葉市美浜区中瀬1-3
幕張テクノガーデンD棟21階 - TEL
- 043-213-5860
- FAX
- 043-213-5604
- press@daichi.or.jp
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