水産資源保護で注目される、未利用魚・規格外魚の商品化シリーズ「大地を守る会のもったいナイ魚 重茂産天然わかめ」3/10に 発売 |
2014年3月6日 |
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有機食材宅配のパイオニア・大地を守る会は、国内生産量でのシェア4~5%と言われる希少な天然ワカメの規格外品をお届けする「大地を守る会のもったいナイ魚 重茂(おもえ)産天然わかめ塩蔵茎付き」を3月10日(月)より発売します。
重茂産の天然わかめは、資源量が限られているため漁期は5月~6月の季節に2~3日間しか採ることのできない希少なものです。ワカメは通常、水揚後に湯通しをしてから塩蔵されます。その後、湯通しの際に色ムラが出てしまったものや傷など、規格に適合しないものを選別除去します。その際に規格外となってしまったものは乾燥用(カットわかめ)や塩蔵用として市場価格のつきにくいものとなってしまいます。この希少な重茂産の天然わかめも同様に規格外となってしまったのもは商品として流通されるものではありませんが、天然ならではの歯応えや風味が損なわれている訳ではありません。
本品は数量に限りがあるので葉と茎に分けることはせず、加工の手間をかけない形で商品化しました。通常の天然ワカメの半額以下とお買い求めいただきやすい価格です。重茂漁協では震災後、若手漁師を中心に生産者の減少が続いていますが、漁師の新たな収入源確保にも貢献します。
●商品概要
・商品名 :大地を守る会のもったいナイ魚 重茂産天然わかめ塩蔵茎付き
・価格 :582円(ウェブストア価格、税抜)
・販売開始:宅配 3月10日(月)~
ウェブストア 3月13日(木)13:30~
・メーカー:重茂漁業協同組合(岩手県宮古市)
・内容量 :250g
・内容 :釜茹で時に色ムラが出てしまったものや傷などで市場の流通基準に合わず、規格外になっていた重茂産の天然わかめを
茎付のまま商品化しました。歯応えや風味は通常の天然わかめと変わりません。
●大地を守る会のもったいナイ魚とは
日本の水産業を応援するための商品化シリーズです。聞きなじみのない未利用魚や水産市場の規格に合わず価値がないとされてきた海産物、加工段階で捨てられてきた部位などを商品化したものです。未利用魚、マイナー魚とも呼ばれています。鮮度、味ともに、正規品との差はありません。貴重な水産資源を粗末にせず、食べることで国内の水産業従事者を応援出来る商品です。以下のようなメリットがあります。
①環境保護:未利用資源を食べることで、無用な乱獲を防ぎ、水産資源や生物多様性を守ります。
②生産者の応援:未利用資源に価格がつくことで、水産業従事者の収入安定につながります。
③消費者の応援:安価でおいしく、安全な食材を手に入れられます。
●震災後、重茂漁業協同組合の若手漁師を中心に約3割の生産者が減少
震災後、重茂漁協では津波で破壊された加工場の新設や港の整備など、漁業の復興にむけて大変努力してきましたが、若い人たちが漁師を止めて外へ出て行ってしまう動きが止まりません。このままでは次世代の第一次産業を担う人材がいなくなってしまう懸念があります。
大地を守る会では震災直後から「大地を守る震災復興支援基金(現在は、大地を守る第一次産業支援基金)」の募集を開始し、被災生産者の復興支援や炊き出し、食糧支援などに加えて、被災地への食糧支援などを行ってきました。引き続き、商品の取り扱いなどを通し、支援を続けていきます。
(重茂漁協組合員数推移)
2010年 181世帯
2013年 128世帯
※ 震災前と比べて53世帯(約3割)の減少。
下記のようなことが取材できます
- 商品写真(シリーズ全体で58種類あり)のご提供
- 弊社開発担当・習志野物流センターの取材
- 利用する消費者へのインタビュー
この他、ご要望に応じて対応させていただきますので、ご相談ください。
大地を守る会とは
自然環境と調和した、生命を大切にする社会の実現をめざし、1975年に設立のソーシャルビジネス(社会的企業)。安全・安心とおいしさにこだわった農・畜・水産物、加工食品、雑貨等をお届けする宅配サービス他を運営しています。現在、利用者数は約19万4千人、生産者会員は全国に2,500人(2013年12月末現在)。
取材に関するお問い合わせ(取材ご希望の場合は、下記担当までご一報下さい)
広報担当:石井、栗本
- 連絡先
- 〒261‐8554 千葉県千葉市美浜区中瀬1-3
幕張テクノガーデンD棟21階 - TEL
- 043-213-5860
- FAX
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