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おやさいdeli kit~大地のめぐみでゆとりごはん~発売記念イベント

料理家・坂井より子さんが語る、素敵な「ゆとりごはん」のコツ

大地宅配の生産者の野菜で作る献立キット『おやさいdeli kit~大地のめぐみでゆとりごはん~』の発売を記念したイベントが、8月29日、大地宅配がプロデュースする丸の内の「Daichi & Travel café」にて行われました。

Daichi&Travelcafe

Daichi&Travelcafe。オーガニックの美味しい食材が食べられるカフェです。

大地宅配のおいしい食材をたっぷり使った野菜料理2品(主菜&副菜)が、約20分で作れる!というこの『おやさいdeli kit』。パパッとできる!という「手間の短縮」「時間の短縮」というメリットだけではなく、忙しくても素材にこだわって、時間的にも気持ちの面でも「ゆとりごはん」の時間を持っていただくために生まれた商品です。

今回は、トークショーにゲストとしてお招きした料理家の坂井より子さんのインタビューをお届けします。坂井さんは葉山で料理教室を開いていらっしゃいます。はじめは近所の方に向けた教室でしたが、今やクチコミで広がり大人気。自然豊かな場所で季節感を大切にしながら暮らす坂井さんに憧れる女性も多いのではないでしょうか。
著書『受け継ぐ暮らし』では、日常生活に取り入れた「季節の収穫から料理を作る」「アイディアと考え方次第でまわせる家事」など、ベテラン主婦の豊かな暮らしの知恵がいっぱい。そんな坂井さんに、「ゆとりごはん」を実践するためのヒントをお教えいただきました。

受け継ぐ暮らし

坂井さん著書『受け継ぐ暮らし』。ゆったりとした素敵なライフスタイルに憧れます。

 

食事の回数は1年で1000回。だから食材の味と質にはこだわりたい。

現在は自宅の近くに畑を借り、お連れ合いが様々なお野菜を無農薬で育てているという坂井さん。でも40年ほど前、葉山に引っ越した当初、大地宅配をご利用いただいていたことがあるとか。お話はそのあたりから始まりました。
坂井さん「私が葉山に引っ越したころは、近くにスーパーマーケットが一軒もありませんでした。当時、大地宅配がまだできたばかりの頃、近所の人たちと一緒に共同購入という形で購入していました。
ごはんは1日3回、1年で1000回以上食べるものですから、食材は質のいいものにこだわりたいもの。お野菜であればやっぱり無農薬やそれに準じたものをお使いになるのがいいと思います。そうした野菜は安全なだけでなく、おいしさも全く違います。我が家の無農薬野菜で、もっともそれを実感するのがキュウリ。みずみずしく食感もバリッとして、スーパーで売っているものとは一味違います。野菜本来のうま味や甘味が濃いので、味付けも薄味ですむのもヘルシーですよね。
旬にこだわった野菜作りでは、どうしても同じ野菜が同じ時期にたくさん収穫されてしまうもの。そういったものは、適当な大きさに切って干し野菜にしています。保存が効くだけでなく、野菜の甘味がより強くなるんですよ」

坂井より子さん

トークショーの模様。“ゆとりごはん”の技が次々と

 

イライラしながら作っても、おいしい料理にはなりません

主婦歴40年の坂井さんのモットーは、楽しみながらお料理をすること。というのもイライラしながらお料理を作ると、決しておいしくならないことを経験的に知っているからです。
「不思議なことですが、同じ材料、同じレシピで作ったはずなのに、決しておいしく仕上がりません。私自身も実際、忙しい子育て中に経験したことがありますが、お料理に気持ちが入らないせいか味は決まらないし、盛り付けやテーブルセッティングもどこか雑になってしまったりします。せっかく作ったのに、“おいしい”と言ってもらえないのは悲しいですよね。ですから私の場合はある時点で“どうせやらなければいけないなら、おいしいものを作りたい”と気持ちを切り替えました」
坂井さんがそのために工夫し、取り入れたのは、“楽をするためのさまざまな技”だと言います。
「例えば、冷蔵庫の中に指定席を決めておくこと。食材の置く場所は、ここはお野菜を置くコーナー、ここは残り物を置くコーナーなど、それぞれに指定の場所を決めておきます。使い終わってしまったら、タッパーを洗って空のままおいておくようにします。こうしておけば必要な時にすぐ見つかりますし、在庫がなくなったこともすぐにわかりますよね。
お野菜をタッパーにしまう時には、一番上にペーパータオルを一枚かぶせておくことも大切です。お野菜はタッパーのふたにたまる水滴で痛んでしまうことがありますが、ペーパータオルでガードしておけば長持ちします。ちなみに野菜以外でも、水分があると痛みやすくなります。我が家では、しらす干しも買ってきたらまずはパックからザルに出し、2~3時間干します。軽く水分が飛んだ後に冷凍し、使う時に必要な分だけ割って解凍すれば、傷まずに長く保存できますよ」

坂井より子さん

坂井より子さん。穏やかでゆったりとした語り口が素敵です。

 

無理せず続ける「ついでに」の発想が、ゆとりをつくるコツ

お料理やお食事を楽しむ「ゆとりごはん」を実現するのは、こうしたちょっとした「ひと手間」。ちょっと面倒くさいな……と思ってしまわないために必要なのは、「ついでに」という考え方のようです。
「何をやるにも、すべてを一度にやろう、完璧にやろうと思うと、どうしても面倒になってしまうし、決して習慣として続きません。ですから、例えばお買い物から帰ってお野菜をしまう時ついで、洗ってタッパーに分けておく。朝食の片付けのついでに、夕食メニューの野菜を切っておく。細切れの時間に、野菜を切るだけ、お米を研ぐだけ、だしを取るだけ……など簡単なことからちょこちょことやっておくと、すごく楽になります。夕食を作る前に簡単な料理が一品できていると、精神的なゆとりにもつながります。無理をせず、適当にという意味の“いいかげん”を“良い加減”に変えるような気持ちで、おやりになってみてくださいね」

おやさいdeli kit

おやさいdeli kit。時には誰かの力を借りてゆとりを持つのも大事です。

 

坂井より子さんの「ゆとり」を生むコツ、いかがだったでしょうか?
毎日の少しずつの積み重ねがとても大事なんですね。
たまには肩の力をふっと抜いて、「ゆとりごはん」の時間を心がけたら、毎日のお料理が少しだけ楽しくなるかもしれません。

 

大地を守る会編集部

大地を守る会編集部

大地宅配編集部は、“顔の見える関係”を基本とし、産地と消費地をつなぐストーリーをお届けします。