2009年4月 4日
桃の花の下で
春といえば桜、だけではない。 桃の花です。
ここは山梨県笛吹市一宮町。
会員の方々には 『 桃七会 (ももななえ) 』 シリーズでお馴染み
「一宮大地」 代表の久津間範彦さんの桃園で、桃のお花見会が開かれる。
一宮大地の生産者たちに、ネット通販の方や卸会社、自然食品店さんなども大集合。
大地を守る会からは、バーベキュー用に自慢のお肉を用意した他、
職員10名が手分けして純米酒 「種蒔人」 1ダースを持参する。
一宮大地を担当した経験のある元職員も2名参加して、
総勢50名はいたかという大お花見会となった。
3月末に気温が下がったこともあってか、満開の手前といったところだけど、
それでも充分に美しく華やいだ桃の花と香りを堪能させていただいた。
生産者が用意してくれたご馳走にバーベキュー、各団体が持ち寄った自慢の食材、
地元・甲州のワインにビールに日本酒で、初対面の方とも話がはずむ。
久津間さんの息子・紀道さんのお連れ合い・裕子さんとお友達の楽団も登場して、
美しい音色を奏でてくれる。 日頃のストレス、一気に解消。
桃の花に囲まれて、う~ん、美しい。
紀道さんに送ることにしよう。
こちらもいい感じ。 若手世代の一人、丹澤修・由香子さん夫妻。
修さんはたしか紀道さんと同級生で、
ラグビーでは有名な日川高校の元ラガー・マンじゃなかったかな。
彼らの育てる桃や李やブドウだ。 甘いはずである。
代表の久津間範彦さん。
普段はコワい範彦さんも、取引先のスタッフが一堂に会したこともあってか、
本当に嬉しかったみたいだ。
挨拶の途中で声を詰まらせて・・・・・でも声を張り上げて言ったのだった。
「どうか、みんなの力で、日本の農業をよくしてくれ!」
こちらも、グッとくる。
田口幸男さんが大事に育てている、白い花を咲かせた桃。
まだ鉢植えだけど、もしかして、いつか、まっ白い桃の実を成らせるんだろうか。
解散後も、宴席は続く。
久津間家の囲炉裏を囲んで、話は尽きない。
今日は、稲作で言う、田植えを終えたあとのさなぶりの日ではない。
桃農家にはとても忙しない時期なのだ。
これから花を摘み、花粉を集めて、受粉作業が待っている。
勝負の仕事の前の、花に囲まれた束の間の安らぎ、になっただろうか。
明日からの仕事に向って、少しでも精がついたなら、僕らも嬉しいのだけど。
一宮大地の皆様には、本当にお世話になりました。
とても楽しい一日だったこと、この場を借りて感謝申し上げます。
今年も美味しい桃がたくさん成りますようにと、桃園に手を合わせて帰る。
そうそう、1月7日の日記 ( 哀悼-箱根を走った男の桃 ) で書いた、
故古屋寛継さんの桃は、紀道さんが維持してくれることになっています。