2009年10月14日

『土と平和の祭典』 と 『地球大学』 (予告)

 

夏の天候異変や台風の影響はあっても、

生命の糧が実ったことを祝い感謝する祭りは、やっぱり必須の行事だ。

里も山も海も、それは時代や国籍を問わない。

暮らしとつながっている自然への畏敬の想いが、いろんな形で連綿と表現されてきた。

 

そして、しかも、いやだからこそ、新たな祭りが生まれたりもするである。

いま最もホットなのは、" 農を知ろう・触れよう・近づこう "  という積極的なコンセプトで、

食の大切さを表現しようとする若者たち主体の  " 祭り "  かもしれない。

自然と向き合う仕事の素晴らしさを豊かに語れる者たちによってこそ、

祭りは受け継がれなければならない。

 

10月18日、日曜日。

東京のど真ん中、日比谷公園で、

大地に感謝する収穫祭 - 『土と平和の祭典』 を開催します。

大地を守る会も出店します。

生産者も多数、応援に駆けつけてきてくれます。

若手の生産者たちはステージで行なわれる若者リレートークにも登場します。

おまけに、千葉・さんぶ野菜ネットワークで農業を体験している

モデルやタレントさんたちの集団 「フリマガ野菜部」 の人たちも

大地を守る会のブースで売り子に立ってくれます。

オリジナル・デザインの麦わら帽子を持ってくるそうだ。

詳細はこちらから → http://www.tanemaki.jp/tsuchitoheiwa2009 

 

さて次は、セミナーの案内です。

祭りの翌19日(月)、東京駅前・新丸ビル10階のエコ・スペース

「ECOZZERIA (エコッツェリア) 」 にて、

第23回 地球大学アドバンス

日本の 「食」 をどうするか?-「地球食」 のデザイン、日本食の可能性-

が開催され、わたくしエビもゲストの一人として喋くります。

 

これからの日本の農業と 「食」 はどうあるべきかを30分で語れという、

竹村真一氏(文化人類学者) の、例によっての大ざっぱな宿題提示。

簡単に言うなよ・・・・とひとりごちつつ、頭の中を整理しているところです。

きっと二日酔いの頭で・・・・うまくいったらお慰み、かな。

もう一人のゲストは、ノンフィクション作家の島村奈津さん。

こちらはスローフードの第一人者ですね。

 

よろしかったら聞きに来てください。

詳細はこちらから → http://www.ecozzeria.jp/event/2009/10/23.html

要予約、です。

 

以上、案内二本でした。

 



Comment:

こんにちは、地球大学にお邪魔しました。とても分かりやすく力強いプレゼンテーションをありがとうございました。お話しするタイミングがなかったので、ヒトコトお礼をお伝えしたくて。

さて、お米の値段が高いと思われている、というお話がありました。高いと感じるのはまとめ買いだからじゃないかと思うのです。パン1斤を数日で食べるために買う様に、お米ももう少し小さなスケールで買える様になると、消費は増えるのじゃないかしら、と思いました。おかずと一緒に今晩の分3合を買う、というように。ブランドを選べたりして。
ふと、他の食品と比べてお米は「特別」すぎて買いにくいのかも知れないなと、思いました。「そんなこととっくに考えてるだろう!」とも思いましたが、ヒトコトついでに、お読み納めくださいませ。

私も無農薬不耕起栽培に取り組む農家のお手伝いをさせていただいているのですが、自然力のあるお米は美味しいですね!

季節の変わり目です。お体ご自愛ください。応援しています。

from "acamad" at 2009年10月22日 16:54

acamad 様

コメント有り難うございます。
高いと感じるのはまとめ買いだから……ウ〜ン、実はこれこそ僕が言いたかったカラクリなんですけどね。紹介させていただいた「コメニスト米」は1升(1.5kg)=1200円です。1合=120円。コンビニのおにぎりの量なら5,6個はゆうに握れるでしょう。
これを5kg袋で買えば1合あたりの値段はもう少し安くできますが、3合袋にせよとなれば、逆に高くせざるを得ません。単位が小さくなればなるほど単位当たりのコストが上がるわけなんですが、とりあえず財布から出るお金はコインですみます。

今の消費傾向は、acamad さんが指摘されるような方向と、関西人的合理性とでも言いましょうか、「まとめ買いだから安くなる(その方が倹約になる)」を計算される方に分かれているように思われます。
財力と暮らし方はそれぞれですので、私の立場からは、どっちが良いとは申せませんが、流通者の経験則から言いますと、後者(まとめ買い)の方が総量的には消費量は増えます。ただしサービスの観点からは「買い易さ」が求められているのも事実です。そんな狭間で商いは揺れ動いています。普段5kg単位で販売している我々が、なかなか買ってくれない方々に対して、「週に1升、家庭で炊こう」の提案が、今のところの譲れる限界ってところでしょうか。

農家の方ともお付き合いがあるようなので、そんな話も農家としてみてはいかがでしょう。
地球大学では拙い話を聞いて頂いて、有り難うございました。またどこかでお会いできることでしょうね。お元気でお過ごしください。

from "戎谷徹也" at 2009年10月27日 19:43

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