2011年5月19日
「種蒔人」が飲める、街の小さなフランス料理店
先週、13日(金) のこと。
JR中央線・東中野駅東口を出て、
様変わりした旧日本閣のビルを右手に眺めながら神田川を越え、
ごくフツーの住宅街に入ってお米屋さんを左に曲がった
通り過ぎてしまいそうな一角に、
小さなフランス料理のお店がある。
お店の名前は、「ソレイユ」。 フランス語で太陽を意味する言葉らしい。
店主の樋口陽子さんは、フランスで修行を積んでこられた方で、
パーティ用料理のケータリングを主として、料理教室を開いたりする傍ら、
この瀟洒なお店を切り盛りしている。
フランス料理を語れるわけでもないワタクシがこの店を紹介するのは、他でもない。
大地を守る会オリジナル日本酒 「種蒔人」 が飲めるフランス料理店!
だからであります。
いや、実はそれだけではなくて・・・
料理に用いる野菜や果物は、直接お付き合いのある農家から取り寄せるもの以外は、
基本的に大地を守る会の野菜を利用していただいているのです。
しかも今、お店では、
福島や北関東の野菜を使うことを 「了解」 していただけたなら、
その料理の代金の一部を震災復興支援に回すという、
ささやかな行動を続けてくれている。
『 当店は茨城、福島県の野菜を応援しています。
緑字のメニューを食べていただきますと、売り上げの中から ¥100 を募金とし、
大地を守る会を通して 現地の復興に役立てます。 』
メニューを見れば-
『 今週の野菜
サニーレタス さんぶ野菜ネットワーク 千葉県
蕪 三枝晃男 埼玉県
ズッキーニ 瀬山明グループ 埼玉県
胡瓜、根三つ葉 福島わかば会 福島県
ベビーリーフ 大和田 忠 茨城県 ~ 』
といった具合に大地を守る会の生産者の名前が並んでいる。
「ホントにちょびっとずつ、なんです。 申し訳ないくらい。」
と言いながらも、樋口さんは大地を野菜を褒めてくれる。
ありがたいなぁ、と思う。
大地を守る会の生産者の皆さん!
こういうお店があることを、覚えてほしい。
根三つ葉とアサリの炒め物。 茎立菜も入っている。
本日の主采は、鶏の香草焼き。
一緒に行った上司・長谷川満 (弊社取締役) と、
ただただ 「美味いね、美味いね」 としか言えない我々。
とにかく品が良くてパクパク進む、というのがワタクシ的には最高である。
普段は口にすることのない甘味も、同じく。
ここに来てまで飲むのはどうかね、とか言いながら 「種蒔人」 を一杯やって、
樋口店長おススメのワインをいただく。
国産ワインの課題などを語り合いながら。
皆様もよろしかったら、東中野にお越しの際は、ぜひ。
大地を守る会的には、
「 ポレポレ東中野 」 で映画を見た後、「ソレイユ」 で友人とゆっくり語り合う、
という感じは、いかがでしょうか。
いい日本酒はフランス料理にも合う、
ということを 「種蒔人」 が証明してくれます。
ほぉっとした一夜、の話でした。
安田様
コメント有り難うございます。心情お察しします。
大地を汚してしまった責任は大人が取りつつ、次世代を守るために「何を食べるか」をそれぞれが考え、選択する必要がありますね。ある種の覚悟を持って未来への責任を、子どもたちに見せたいものです。けっして強制できるものではありませんが。
これからどうなっていくのか、不安ですね
事態はますます昏迷してきました。
関東の野菜は食べたくないなど娘は申します。でもそうするとほとんど食べるものが無くなって行くでしょう。
困った世の中です。美味しいフランス料理の魅力を感じています